青天の霹靂 
  私事ですが年初(2009)に「前立腺がん」が見つかりそれからは検査、検査でした。
全摘手術後は尿漏れとの戦いで、慌ただしい今年の前半でした。それと発見が少し
遅かったのでこれからはがんの再発、転移に注意していかなければなりません。
   ただ、不幸中幸いだったことは、近所のホームドクターの山田 正子先生に
小学生時代から60年間お世話なっておりましたところへご子息の山田 和彦先生が
お勤め先の総合病院から帰ってこられ、最初に診察していただいた時に開口一番、
中西さんは年一回の来診とは不真面目ですね、と言われてました。そこで色々と
検査していただくことになり前立腺がんが見つかったのです。自覚症状もなく健
康に自信があっただけに頭の中が真っ白になりました。早速、先生が紹介してく
ださった病院が「大阪府立急性期総合医療センター(大阪府立病院)」でした。そ
の病院で泌尿器科主任部長の山口 誓司先生という名医が手術してくださるという
幸運にも恵まれたお陰で術後の経過は有難いことに良好で、先生からも手術して
良かったでしょうと言われました。それと、手術のための検査で苦痛を感じる事
がなかったのは検査医師の米田 傑先生の高度な手技と検査機器の素晴らしい発展
があればこそでしょう。
 前立腺がんは近い将来、男性のがん発生率のナンバーワンになると予測されてお
ります。この前立腺がんは簡単な血液検査で分かり、検査料は千円少しでしかも、
内科でも前立腺がんを判定するPSA検査をやってもらえます。50歳を過ぎた方は是
非PSA検査を受けられるようお勧めいたします。
 病気とかがんとは無縁と思って日常生活を送っておりました私には青天の霹靂の
出来事で、これからの人生を、今までのように旅行はすべてホームページ作成に必
要とする写真撮影旅行のためと慌ただしい日程にしていたものを、ただ漠然と旅行
をして余生を楽しみたいと考えるようになりました。
 早速、7月末(2009)に北海道へ旅行しました。時間の制約も受けず重い撮影機材
を背負うこともなく今回は軽装でした。私は寺院建築の撮影のみでしたので風景写
真は全く駄目で家内が撮影した富良野の風景写真を掲載します。
  ただ、身体の調子が落ち着きましたら中国の仏教遺跡を訪ね、紹介記事が書けれ
ばよいなぁと思っております。


  生駒山を登る朝日を病室
から毎日眺めておりました。
入院生活10日間で1日だけ
雲に遮られず日の出が拝め
ました。

 
     ファーム富田の花畑(富良野)