Sooseong from Ilbon

祖国に向かって

この空間はちょっと内容重いです。
おもしろいところは全然ありません。
Sooseongとは私の本名の「寿成」の韓国読みです。
Ilbonとは「日本」の韓国読みです。
つまり「日本からの寿成の声」のページです。
ちょっと重いけど皆様には是非読んでいただきたいです。

KANATARA hangle

韓国語はみなさんご存知のハングル文字で書きます。でも漢字もつかっているのでは? ハングルは日本のひらがな? いえいえ、基本的には全てハングル文字で書きます。元々漢字を使っていたのですが、李朝4代の世宗大王が15世紀に国民全員が覚えられる文字としてたった24文字の組合せで考案した世界でも唯一の独立文字です。表題のハングル文字は日本語で「かなたら」、つまり「あいうえお」や「ABC」のようなものです。
文字を見たら発音が必ずわかる表音文字なのですが、同音異語が多くて使い辛い。そこで1972年からは漢字を1800文字に制限して学校で教えているそうです。今でも漢字を忌み嫌う風潮が残っているのは、日本の占領時代に創氏改名(名前を日本人の様に変える)や日本語を強制されたからです。戦後保障は終わっても戦争の影響って50年もたった今でも消えないですね。まだまだ消えないでしょう。

ハングルを勉強しよう

私はハングル語はほとんどわかりませんでした。お年寄りには「ハングルも読めんのか」と叱られたこともありましたが、ハングル文字も韓国語も触れる機会がなかったので仕方ないですよね。でも、本屋で偶然見つけたこの本で何度か挫折したハングルの勉強を始めました。
この本は「笑っておぼえる韓国語」をモットーにしています。「ソウルの街を歩いてみよう」を目的に、必要最小限のハングル文字・韓国語を「コーシン式」なる方法で教えてくれます。マンガ形式ですから面白いですよ。これで勉強すれば韓国旅行が一段と面白くなるでしょう。興味のある方は御一読あれ。ちなみに作者の高信太郎さんは全くの日本人です。
まんが ハングル入門 高 信太郎 著
光文社 KAPPA BUSINESS
ISBN4-334-01298-1 C0287 \800E 定価\800+税

おもろい韓国人

おもろい韓国人 「まんが ハングル入門」と同じ高信太郎著です。日本の人が韓国のことをここまで面白おかしく書くなんて、しかも良く知っている。私なんぞ恥ずかしくなるぐらいです。この本は日本と韓国をお互いの民間レベルで遠慮なく書いています。表の先生、裏の先生、だまされた話にケンカの話。韓国人の中に混じって韓国を見てるなと思いました。私は「在日韓国人」ですし、未だ韓国にすら行ったことはないですが、回りの在日韓国人をみてると「そうそう」と思うところが沢山ありました。
この本の分類で言えば私は「悪い在日韓国人」になるのは間違いないようです。普段は通名を使っているし、ぜんぜん優秀でもない。加えてサラリーマンで日本企業に勤めているので韓国に錦を揚げるようなこともしていないですしね。なんとか韓国籍の嫁さんはもらっていることだけは合格のようです。べつに「絶対母国籍の嫁さんをもらおう」と決めていた訳ではないのですが、いろいろな風習、特に食生活が似ていることを思うとやはり日本人の女性は嫁さんにはできませんでした。
「悪い在日韓国人」だから「母国の誇りはどうしたんだ! けしからん」と言われるのは間違いないようですが、身の回りの生活が完全に日本化しているので日常は日本人でも良いと思っています。ただし、日本国籍に変えることはしませんし、母国を忘れることは決してありません。やはり日帝時代に強制連行で日本に連れてこられて、地獄の苦しみを味わった祖父母、幼少時代に様々な差別を受けた父母、また同じ在日朝鮮・韓国人の方々のことを思うとそうやすやすと日本国籍に乗り換えるのはいやです。なによりも日本の行政が日本国籍を持たない人々に対して今なおやっている差別がある限り、「日本国籍にしていただくことを願い出る」なんて考えられません。「帰化申請」の『帰化』という言葉の意味も「日本人に帰る」という意味でいやだし、帰化申請手続きでは個人資産の提出や近所への聞き込みまでやります。過去何年かにたとえ軽微でも交通違反すらあってもだめだし、大体許可が下りるまで1年以上もかかります。まるで取り調べをされているような気になります。それに何故か有名人は許可が下りるのが早いらしい。なんか変でね。
在日朝鮮・韓国人や他の国籍の人にとって行政、特に国が直接管理するような機関は悪評高いです。私も学生時代に外国人登録証明書不携帯で警察に連れて行かれたことがありましたが、そこの警官の高圧的な態度に腹が立った経験を持っています。「日本国籍のない奴は外国人登録証明書を常時携帯しているのが規則だろう」と言われましたが、「身分証明書を持っていないお前は日本人だとこの場で証明できるのか」と言い返してやりました。そしたらまた怒り出しましたが、それ以上のお咎めもなく開放されました。
本の感想と離れてしまいましたが、「おもろい韓国人」はなるほどと思うことばかりです。特に「韓国あいうえカルタ」は日本と韓国の文化の違いをよく表していると思います。こちらも是非御一読あれ。

おもろい韓国人 高 信太郎 著
光文社文庫
ISBN4-334-72460-4 C0136 \571E 定価\571+税


半島魂 と言うのをずっと思っています。日本はよく「島国根性」と言われます。他国と陸続きの国境を持たないため、他国との交流が苦手だという意味ですよね。韓国・朝鮮は「半島魂」というのがあるような気がします。地理的に半島を国土に持つと、大陸からの侵略の度に血族の団結力が強まっていったのではないでしょうか。その点で韓国・朝鮮はイタリアに似ていると思います。韓国人もイタリア人同様に根っから陽気で情熱的です。
情熱的 ですから、その情熱がたまにあらぬ方向に向かってしまうこともあるようです。日本に対して凄いライバル意識を持つのもその情熱の一面でしょうか。日本とおなじウラル・アルタイ系の言語を持ち、古代に東南アジアから流れ着いた祖先を同じとする民族だという説もありますし、共通点も非常に多いです。あきらかな「国境」がない時代には、相互の人の行き来も頻繁にあったらしく、それを裏付ける遺跡も数多くのこっています。しかし、似ているということは違うということを強調したくなるのでしょうか。また一時期日本に占領された歴史を持つ国民ですからライバル意識は相当なものです。これは在日韓国・朝鮮人も同じです。いや、もっと強い人たちもいます。
日本に住むことによっていろいろな差別を受けることも多いですから、受けた差別の分だけライバル意識が強まるのです。私はあまり差別を受けていないせいか、さほどライバル意識は強くないですが、やはり就職時に受けた差別の辛さは忘れられません。「だれでも良いから」と全国で求人活動をしていた有名大企業の関連会社に、手のひらを返したような態度をされたことがあります。後で知ったのですが、その親会社は1970年に裁判までされて敗訴してたのです。そのようなことも知らなかった私が愚かだったのですが。
その時に受けた辛さがバネになっていますので、今では良い経験だったと言えますが、今の在日韓国・朝鮮人の学生さんは氷河期どころの話ではありません。実際、私の親戚にも就職浪人が何人かいます。まあ元々在日朝鮮・韓国人は日本社会に溶け込ませてもらえないところから這い上がってきました。商売人、芸能人、スポーツ選手のように自分の力だけを頼りに頑張ってきたのが在日ですからきっと大丈夫でしょう。


前回の「通名の正しい読み方」は誤りで正しくは「本名の正しい読み方」でした。
この内容にご意見を頂きました。m(_ _)m
マスコミが外国の固有名詞をその国の読み方で読むのは、各国の放送団体間の協定が決めるとのことです。ただ、日本と韓国の間でその協定が結ばれたのが4、5年前と他の国より遅れたそうです。日本が韓国の固有名詞を韓国語読みすると同時に、韓国が日本の固有名詞を日本語読みするのだそうですが、韓国側に日本語読みに対する反対がかなりあったとのことです。それも困ったことです。
正しいご意見ありがとうございました。
ご意見の中で「参政権の無い者には納税の義務無し」と裁判所が判決をした国があるとのことです。これ良いですね。税金取られるだけの身にはもろ手を挙げて賛成です。行政に意見も言えない、税金は無駄遣いされる、ほんと行政には頭にきます。


次回は柳 在順さん著の「下品な日本人」の感想を書きたいと思います。タイトルが過激で通勤電車の中で読むのは少々恐かったのですが、内容は韓国人と日本人の交流をよく描いています。決して過激ではありません。タイトルの経緯も合わせてご紹介したいと思っています。
是非 クリックするとメーラーを起動します までご意見やご感想をお寄せ下さい。


その1その1  その3その3

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