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-エネファーム-
我が家の低周波音被害
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12月24日
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我が家の低周波音被害 4
      −自宅を離れて1年(後)−    20120829


 また、当方と類似したトラブルにはエコキュートによるものがあり、調べると、製造者・ガス会社・施工会社・隣家の四者一体に孤軍奮闘する被害者の姿がそこにありました。家と家の隙間に置かれた機器の移設を求める被害者に対して、移設の必要を認めない業者、被害者が移設費の負担を申し出ても、頑なに移設を拒否する隣家。自分の所有物がその隣人に健康被害やストレスを与えながら、知らぬ存ぜぬ、何食わぬ顔で生活し続ける、その人間性に驚いてしまいます。被害の多くは、このような、近隣への配慮をせずに設置された機器により起こり、しかも所有者の倫理観の欠如が原因で、和解が困難となり、裁判にまで至ってしまうのです。本来、民民問題に行政が介入しなかったのは、地域社会の“常識”が機能しており、世間の目を意識しての自己規制があったからだと思いますが、今や社会が従来とは異質なものに変化し、また以前には存在しなかったエコキュートやコジェネレーションシステムの機器が住環境に出現し、今後、トラブルはますます増えていくと思います。
 
 被害者を守るべき社会の体制がないことで、被害者の多くは泣き寝入りするしかありません。そのため、このような暴行ともいうべき行為を当方は受けながら、苦情を隣家に訴えることもなく、身の安全のために身銭を削って避難を選び、静かに21年間住んだ自宅を去りました。それは、低周波音被害の多くの事例で見られるように、低周波音の特性を無視した業者の不適当な対応を受け入れて事態が一層こじれていくのを避けるため、また、低周波音被害について知識を得るとともに隠密裏に現況を客観的に把握し、解決を図りたいと決めたからです。被害者には相談できる行政の窓口もなく、孤立無援でしたが、汐見文隆医師に面会し、助言を受けて低周波音測定器で暗騒音の低い深夜に繰り返し測定しました。

 現代社会には人工音が満ち、音源不明の低周波音被害が多いようですが、当方は時間と労力をかけ、試行錯誤を経て音源を確定しました。測定したデータには明らかな卓越周波数(12.5Hz、50Hzなど)があり、機器停止中には消滅することから、加害源はエネファームであることを確定しました。測定するにあたって、所有者の協力は得ることはできない上、エネファームは24時間稼働しており、電源オン・オフ時のデータをとるのは絶望的でしたが、定期的に自動点検が行われるという事実を知り、その時をねらって測定しました。完全な停止状態ではありませんが、稼働時との比較になりました。
   図はエネファーム近傍での計測結果ですが、ある特定の周波数にピーク(卓越周波数)が現れます。矢印 12.5Hzと50Hzにピークがあります。
 19時から翌9時ごろまでの測定ですが、この間、ピークが途切れることなく、一定の音圧で長時間継続し、特に静かな夜間では心身に苦痛を与えます。低周波音はもちろん自然音にもありますし、家庭用冷蔵庫やエアコンからも発生します。しかし、冷蔵庫やエアコンはこのように連続して稼働することはありません。弱い音圧レベルでも途切れることなく、24時間ほぼ年中無休で動き続けることで、被害が生じます。
 
パワコン  エアコン 居室窓
エネファーム(給湯ユニット発電ユニット)
 
 
上記は機器の設置状況です私ども隣家住人を人間と見なしていないのでしょうか。先住者への悪意さえ感じる設計です。隣家ハウスメーカーの企業理念は「人間愛」だそうですが、笑わせてくれます。

 隣家は、当方側にはパネルを設置。 直近からは向こう側を覗ける隙間があり、「防音には全く役に立たないもの(神戸市すまいるネット1級建築士談)」です。隣家や施工会社は道路側の通行人の目からこの状況を隠す必要を感じたのでしょう。要するに恥隠し。もちろん、厳重な防音パネルを設置しても低周波音は遮断できません。
 
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