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我が家の低周波音被害
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我が家の低周波音被害 2
                                  2011年10月30日


 

4  我が家からの脱出

 もう、転居は避けられない事態になりました。転居準備は、ベッドから出られない娘には頼られず、かといって、夫は体調が悪く、私は、長期の睡眠不足の影響か、転倒して肩の亜脱臼をおこし、八方塞がりの状態で転居は延期になりました。そうこうするうちに、私は胸やけに悩まされるようになり、受診しても薬は効果なく(逆流性食道炎、出血性胃炎と診断)、口を開けば炎が出そうな灼熱感に苦しむ日々が続きました。転居準備どころではなく、少しでも早く家を出ようと避難先に寝具を運びこみ、娘を連れ出しました。避難先が低周波音に関して安全かどうか確かめる必要もありましたが、計測の余裕はなく、感覚だけで決めた、一か八かの避難でした。避難先では暖房も照明もなく、暗闇のなかで娘と二人で夜を過ごしました。そして、娘はすぐに元気を取り戻し、学業に戻ることができました。私も自宅と避難先を往復しつつ、睡眠時間が増え、徐々に薬の効果も出始めて胃の状態も回復してきました。それで、ここで安心して住むことができるとやっと確信し、生活用品を揃えつつ、この仮住まいでこれからのことを考えることにしました。

 避難先に夫が合流したのは暫くしてからですが、夫が以前の健康状態に落ち着くには、かなりの日数がかかりました。極度に体調を崩し、気力の失せた夫の姿をみるのは辛いものでした。娘と私につきあって、夫の愛する街を離れ、夫が心身ともに苦しんでいるのは、いたたまれない思いがしました。夫の想像していた退職後の生活にはほど遠く、絶望しているようでした。それでも、少しずつ薄紙をはがすように夫の状態も落ちつき、気力を取り戻し、家族に久しぶりの冗談が出たりして、笑顔が戻ってきました。 

5 これから
 まだ、書ききれない出来事もありました。通常なら、大したことのない小さな出来事でも、あのような嵐のような日々では、乗り越えられそうにない大きな壁のように立ちはだかり、何度も絶望に襲われました。夫婦は、何か問題に直面した時に、お互いの価値観や思いやりの深さなどすべてが露呈し、関係にヒビが入るか、更に絆を深めるかの岐路に立ちます。当方は、夫婦の危機といえる激しい口論の日々を過ごしましたが、なんとか関係を修復することができました。家を捨てた悲しみは癒えることはありませんが、今、再び家族が健康で暮らすことができ、嬉しく思っています。これから、新たな闘いを始めます。私達家族の財産を守るため、また、被った人権侵害のために闘うつもりです。隣家が機器を設置するのに、近隣への配慮があれば、防ぎえた被害でした。それを施工会社、施主である隣家が怠った結果、私たち家族は苦悩の日々を過ごし、これからも厳しい闘いの日々を歩むことになりました。          
 夫は退職後の生活が、穏やかで落ち着いたものであることを心から望んでおりました。自然の中を散策し、長年置き去りにしていたことに熱中したいと夢を描いておりました。隣家と施工会社の倫理感の欠如により、私たちは苦悶し、退職後のささやかな楽しみと平穏な生活を奪われ、避難生活を余儀なくされ、経済的な不安にも苛まれています。 
             
 
 そして、このように家を捨てざるを得ない被害者を救済するどころか、他者の財産を奪い、生存権を脅かしながら何の責任も問われない建築会社や隣家を放置する役所や法律に、異議を唱えたいと思っています。現代の必殺仕置き人は法であると思いますが、低周波音に関する法規制はありません。これが、被害者の置かれている状況です。
 

 汐見文隆氏は次のようにおっしゃっています。

         

予想されるこの悲惨な国の未来、さらには低周波音地獄化するであろう
この地球の未来を防げる者は、不幸な先駆者である低周波音被害者
しかありません。それは低周波音被害者になった者に与えられた
人間としての使命です。

        堂々と自分の感覚を正直に主張することは自分のためだけではなく、        人類の幸福をまもることになります。       
 
同時にそれは自分の不幸を理解してもらう唯一の手段でもあります

 

2011年9月11日”低周波音過敏症(低周波音被害)を考える”から

       


        被害者の皆様、ともに闘いましょう、安心して健康的な生活が送られる住環境を守るために。


汐見文隆先生には、貴重なお時間を割いて、計測結果を見ていただきました。そして、はっきりと低周波音被害であると判定していただきました。自信をもって、自分の苦境を訴えてまいります。又、先生のお力をお借りして、長期間にわたり多様な計測を行うことができ、複数のエネファーム被害者や工場音被害者の被害実態が明らかになりました。感謝の念に堪えません。    ウェブサイト:「黙殺の音 低周波音」は、低周波音について何の知識もなかった私には大変参考になり、勇気づけられました。サイト管理人様の温かいお言葉やご配慮に感謝しております。管理人様のご助言・示唆で視野を広げることができました。

                                                                  

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