ある風車被害者の独白12
助けてください 2013年9月 3日
先日、はがきが届きました。あの時、羽田空港でお会いした方です。 「風力発電の諸問題」と題した集会が2013年5月24日、参議院議員会館で開かれました。それに出席するために上京しましたが、帰りに羽田空港に飛行機の離着陸を見に行きました。ベンチで座っていると、私の横で同じように、飛行機を見ている方(Aさん)がいらっしゃいました。ベンチから1台の風車が見え、何気なく、私はこの風車で被害に遭っているとAさんにお話ししました。Aさんは「被害者の生の声」を聴くのは初めてだということで、私は2時間近く、被害についてAさんにお話ししました。別れの時に、私の住所を聞かせてほしいということで、書き留めていただき、それから2か月たって、ハガキが遠路、届いたのです。この方は、機械工学専門の某大学元学長でいらっしゃいます。私のような者の話を真剣に聞いて頂き、しかもハガキまで頂いて、嬉しく思いました。
科学者の方々へ 私達被害者を助けてください。科学技術の発展した社会の犠牲となっている私達を救ってください。利益に目のくらむ地方行政、事業者、御用学者の餌食になっている私達を、科学者の曇りのない目で、守ってください。 環境省、事業者、町役場の方、へ 日本気象協会の「限りなく害は考えられない」との主張に従い、事業者は、「風車の稼働を夜だけ止めてほしい」という住民に対し、「夜間だけ止めることはできない」と繰り返すばかりです。被害を否定するだけではなく、現実に被害を被っている人々が多数存在するという事実だけを見ていただきたいと思います。その上で、どのようにすれば、被害者の苦しみがなくなるのか、対策を講じてほしいと思います。一部の人間を犠牲にして、利益を追求をする恥を感じてください。被害を隠蔽しなければならない技術では、大きな発展は望めません。 お盆に孫が来て、言いました。 「ほんとに、嫌な音してる。学校で、風車はええんやとずっと習ってきたんや。」 21時から23時まで、一緒にいましたが、音や振動を感じて、孫は涙を流していました。孫が学校や先生に不信感を持つのが心配です。風車のために、孫がこの家に来なくなってしまうのが辛いです。 |