愛知川上流にはあすなろ『翌檜』の自生林が多く見られ、私の好きな樹木の一つです。
あすなろは檜に外観が似ており近付かないと容易には判別出来ません。木材の価値は檜に比べて低いのは、特有の油性分が放つ異臭が好まれないことによります。名前の由来は俗説ですが『明日はひのきになろう、なろう』としていることより付いたと言われています。古くは“アテ”とも呼ばれ日本古代語で「貴いこと」「上品なこと」「気品の高いこと」という意味もあり、“あすなろ”は“檜よりむしろ「気品が高く」「上品に美しく見える」という上位の概念を持っています。
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