ナワ・ラートラー;インドの秋




インドでは秋の祭り、 ナワ・ラートラー(9つの夜)をアシュワン月の月が満ちていく上弦の月の第一日目をはじまりの日として九日間行います。

今年は10月17日が第一日目に当たります。

はじまりの日から九日間、人々は早朝、水を浴びて身を清めた後、 ドゥルガー・サプタサティーなどの女神に祈りを捧げ、祭壇に神の絵や像を祭り、花や菓子、果物を供え、明かりを灯したり、お香を焚き、 700回お経を唱えます。

祭りの間は食事は野菜中心の昼食のみで過ごします。
日が暮れると、月夜の下では宝石を身につけお揃いのきらびやかな民族衣装を身にまとった着飾った少女達が神のステージの周りを何時間も音楽に合わせて踊ります。

月の光は心や身体の熱を冷まし踊りは神を喜ばせ、踊り楽しむ事で心を和やかにしてくれるのです。

そして八日目に護摩を焚きギーや大麦、小麦、胡麻の種などをスアーハーと唱え、火にくべながら神の名やお経を唱えます。そうする事で神を火の中に呼び込み、

日頃の罪や悪い星や前世の悪い影響を取り除き浄化されると信じられているのです。

十日目の最後の日にはラヴァナ(悪魔)の人形を焼き、バクチクをならしながら悪霊や罪をも焼き尽くします。そして人々は最後の夜を御馳走を食べたり、 バァジャナ(神様の歌)やサンギータや余興、コメディーなど様々なプログラムをこなしながら最後の日を喜び合いながら祝います。


イナムラ・ヒロエ・シャルマ先生にインタビューさせていただきまとめたものです。


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