総合的な学習の時間

 

 

対象学年

全学年

教科

総合的な学習の時間

難易度

★★☆

単元

総合学習

問題番号

 KY000201

課題

今、近隣のスーパーマーケットで出回っている旬の食材(生鮮食料品)から1種類を選び、その食材について、その農林水産物がどのように成長し、成長のどの過程で食材として利用されているかを明らかにしてください。さらに、その食材ができる限り長期間取り扱えるように、どのような技術が使われ、工夫されているのか理由を考えてください。

課題の説明

「旬」という言葉を意識したことがありますか?

例えば、スーパーマーケットに買い物に行っても、1年中同じ食材が手に入る時代になっています。小学校の社会科では、ビニルハウスで作物を栽培するなどの工夫(栽培技術)の勉強をしてきました。そのような、様々な技術や仕組みの進歩によって、私たちの生活は便利になってきました。

 ところで、日本に欠かせない和食の世界では、四季折々の「季節の食材」が大切にされ、日本人の食文化を形成しています。消費者に美味しい食材を届けるために、例えば、“みかん”などは、食べ頃の黄色ではなく、まだ緑色のうちに収穫します。あなたが選んだ食材にそのような工夫がされているでしょうか?

 どのような技術や仕組みによって、その食材がスーパーマーケットの棚に並び、また、その食材を扱える期間を可能な限り伸ばすことができているのか考えてみましょう。

ヒント

・理科で学んだ生物の成長を参考に、その食材が生物の体のどの部位なのか、その生物の一生を描きながら考えてみましょう。

・家庭科で学んだ食材の旬について振り返りましょう。また技術科で学んだ栽培技術や鮮度を保つための方法などに着目してみましょう。

・社会科で学んだ農業や漁業などについても振り返って、生産者や流通、販売に携わる人々の工夫も含めて考えてみましょう。