Reenactment Group "BCo/100Bn""

このページは、管理人「先任」の趣味としているWWUリエナクトの写真を掲載しています。
無断転載は禁じますが、興味を持たれた方のページへのリンク、シェアは歓迎しています。
2010年に京都府で実施した2人での野営の写真です。
「人数が集まらない」という話をよく聞きます。 2人でもリエナクトメントは可能ですよ、という意味を込めて紹介します。

Only two persons' war

Italy Front of the summer of 1944.
This camp was performed only by two persons.
They are me and friend "Turu".
It went into the mountain by two persons for reconnaissance, and it only passed for two days, having dug the hole and eating ration.
It was very substantial contents.
A trench is dug hard till midnight, and ration is eaten and dug by break.
Taking a nap by turns by two persons, watch was continued and the morning was able to be gone.
There is little number and it does not have a showy battle, either.
However, this was reenactment rightly.
The talk said "Those motivated do not gather" is often listened to in Japan.
However, I think that it is a mistake.
If motivated, it will be reenactment that two persons or at least one person can do it.






























以下、文章は当時書いたmixi日記から転載。


1泊2日の楽しいキャンプ♪   の予定でしたが、途中で中隊に攻撃の命令が下ったので、野営を撤収して中隊直轄での斥候に出される事になりました。

斥候長は私、Pfc.Koda。 部下はPvt.Turumiのみ。

我々に下令された命令は以下の通り。

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直轄斥候命令

1コ歩兵中隊の敵は、D-8日から917高地一帯を陣地占領し防御している。

中隊はD日917高地左のB地区を攻撃奪取する

Pfc.Koda. Pvt.Turumi.の2名は中隊主力の前進に先立ち、○○高地の敵情を逐次報告し主力の攻撃を容易にせよ。

D-Dayを明日、(想定)7月18日とする。

Pfc.Koda.は17日、0800までに斥候計画を提出せよ」
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(想定)野営地で眠い目をこすりながら慣れない斥候計画を作成、夜のうちに提出しに行くも中隊長は就寝。。。。。

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「斥候計画

人員 2名 (Pfc.Koda、Pvt.Turumi)
弾薬 小銃弾×200 破片手榴弾×2 攻撃型手榴弾×1 赤色発煙手榴弾場×1携行
食糧 3日分(想定)携行
C/S ベイカー16
Pass 17日 モチ   - アベカワ
    18日 ベーコン - オニオン 

行動計画
17日 1200 (想定) 野営地を進発。
    1600  1号線よりリヴォルノ方向を望む917高地付近に進出。
       以後、状況を調査しつつ高地監視に適した地点にて停止。
    1800  通信を確立し、状況報告。
       付近を偵察後、監視壕を設営。
  
    2000  以後、2時間毎に定時連絡。

18日 0500  付近の状況偵察
    1600  交代
    2000  野営地に帰還後、本部にて報告を実施。



備考 緊急時の位置確認用として赤色発煙手榴弾を携行する。
    使用に際しては可能なれば使用通信系にて通報する。
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実際には17日は午前中仕事で、昼に帰宅。
それから準備しつつ鶴ちゃんと合流。
夕方より状況を開始する。

(想定)
1000 斥候準備開始。
1100 装備被服携行物を確認し、中隊本部にて状況を確認する。


1145 中隊本部へ出頭。中隊長不在のため待機
1400 命令授与 野営地を出発

中隊長より補足
・前進経路、前進目標、偵察適地については現地で判断せよ。
・前進については敵に暴露する事無く隠密に行動せよ。
・携行すべき物については個人装具の他に双眼鏡、コンパス、地図、無線機を携行せよ。

と、言うわけで。

某山中へと車で向かい、山の入り口付近で人目につかない場所に駐車。
着替えて被服装備を整える。
最後の方に思い出したようにライフルを車から出すあたり、「俺らってこの趣味の少数派だなぁ」と感じる(w

記念写真(使用前)を撮って出発!


山道を30分くらい登ったわけですが。。。
とにかく装具が重い。
食糧を3日分用意できなかったので2食分でしたが、それ以外はほぼ実際の重量だったと思います。
弾薬はM1ライフル用の30-06弾ダミーカートをカートリッジベルトとバンダリアで112発携行。
カートリッジベルトには当然水を一杯まで入れた水筒を2個と包帯ポーチ、コンパス、マトック。
 背嚢に換えの下着や洗面用具、レインコートに銃剣、Tボーンスコップ、メスキット、予備の煙草やガム、レーション2食分。 ガスマスクバッグにガスマスクとウールインナーグローブ、念のためのL型ライト(この時は使わないつもりだった)
ポールやベグと毛布2枚を巻きつけたシェルターハーフテントのロールにODFJ(41ジャケット)をくくりつけ、ビノキュラーケースを首から提げて、更にBC611無線機をひっかける。

全部で何kgくらいあるんでしょぅかね?
今度計測してみたい。

山を登る間にすっかり日が落ちて、陣地選定に迷う。
敵が見えなくては行けないが、敵から見えないってなかなか難しいですね。あらためて。
まぁなんとか適した(と思える)場所を設定し、ようやく装具をおろす。  もうヘトヘト(w
水をガブ飲みしたい気持ちをグッと抑えて一口だけ。。。済みません2口飲みました。

さて、荷物を降ろしたらすぐに掩体の構築にかかる。


真っ暗闇で、隣の鶴君もほとんど見えない中、少しチョンボしてライト使って掩体の位置を決める。
ここからは15分交代で重労働開始。
当初、本当に暗い中で掩体を掘るつもりでしたが、途中で気づく。
「これって、明るい所で散々掘って、もう慣れた人がやる段階じゃないの?」
って事で、これ以上は難しいと判断し、途中からL型ライトを使用しての掩体構築にチェンジ。
言うほど明るくは無いんですが、手元が見えると見えないでは大違い。
真っ暗闇での穴掘り、一度やってみて下さい。 本当にきついです。

2時間くらい掘ってから、晩御飯を食べる。
とりあえず、Kレーションを1つ開け、2人でワケワケ。
1人1つずつあったんですが、なんとなく2回に分けて食べた方が心が豊かになる回数が増える気がしたので(w

レーションで心を少し満たしたら、また構築開始。
定時報告をmixi日記に上げつつ、下らない猥談をしながら掘る掘る。


全然進まない。。。と感じながらも頑張れば頑張るだけ進むのは間違いないので、若干弱音を吐きながらも頑張ってみました(w
結局掘りあがったのが午前2時前。
掘り始めたのが午後7時くらいでしたから。。5時間掘ってたわけですねぇ。
当初は汗だくになった下着を掘り終わったら着替えないと風邪引くかとか思ってたんですが、掘りあがる頃には乾いてたのでそのまま。
少し肌寒くなったので41ジャケットを羽織る。 持って来て良かった♪

落ち着いた頃に明日の中隊の攻撃計画が出されてる事に気がつき、大慌て(w
元々命令を勘違いしてました♪

今回、実際に無線機を持っては行きましたが交信する相手は居るはずもなかったので飾りでした。
が、命令や報告に携帯電話をし使用し、遥か神奈川から中隊本部をしてくれてるありがたい男が居たのは良かったです。
新しい遊び方だなぁと思いました。

妄想計画ですが、遠隔地でなかなか一緒に遊べない場合、本部側と前線側に別れて、まったく別々の場所で携帯電話と言う「無線機」を使用して一緒に遊ぶと言うのも可能ではないかと思います。
前線側が何箇所かに別れても出来ますな。

携帯電話を操作するのは再現として微妙な雰囲気ではありますが、「撮影」ではなく、実際に近い状況を作り出すには面白いと考えました。

掘りあがってから、装具等を整理して壕の周囲に配置。
小銃を設置し、弾薬や手榴弾は突発的な戦闘時に使いやすいよう前面に。
レーションや生活用品の入った背嚢をすぐ後方に置き、使わない物は更に後方に。
ヘルメットは咄嗟の時にすぐかぶれるように壕の中。 まぁ穴掘り時以外はほとんどかぶってましたけど(w



2回目のKレーションをまた2人でワケワケ。
本来ならば、明かりは厳禁なのですがチョンボして壕内でレーション箱を燃やしてコーヒーを沸かす。
マズかったけど美味しかった!

午前3時くらいにまったりしてきたので、交代で仮眠を取る事に。
約1時間ずつ。

正直、若干途中で落ちてたのは事実です。  まぁ仕方ない。
けどダメですね。 ガム噛んだりして頑張らないと。

午前5時に起床。
未明に敵の警戒線への偵察に出発。
途中で対戦車障害を発見したり色々(w


午前6時には壕に帰還。
想定で我々の情報に基づいて味方の攻撃が始まり、それに対する敵情を監視する任務へと切り替わる。
砲撃で大混乱に陥る敵を妄想で眺めながら朝食(w


朝ごはんはCレーション。
大戦Cレーションは食べるのは今回が始めて。
「ざ・パシ」の時に少し作ったけど食べて無かったので。

なんだろう。
生まれて初めて、ポーク&ビーンズを美味しいと思いました(w
クラッカーも良いですが、CレーションのB-UNITに入れてるキャンデイ。
あれは凄いですね。
飴玉一つで士気が上がると言うのを実感しました。

更にまた昨日のKレーションの箱を燃やしてコーヒーを沸かす。
Cレーションの空き缶の中で燃やすと非常に効率が良い事を発見して嬉しかった。
Cレーションには砂糖も入ってるので朝のコーヒーは本当に美味しく頂きました。

昨夜からレーション食べながら出たゴミをそのまま穴の中に捨ててたのですが、明るくなってその光景を見るとなかなか良い雰囲気です(w


ゴミとは言え、当時あって正解な物ばかりなので♪
もちろん、状況終わって帰る時にはちゃんとゴミは処分して帰りましたよ。

さて、中隊の攻撃成果を本部に確認したかったのですが、この辺りで無線が途絶(w
中隊と連絡が取れなくなりました。
仕方なく待機。
と言うか、穴の中でまったり☆

ついでに勝手にドイツ軍の敗残兵の追跡を想定して山に入り、ちょっと遊んだりもしました。

午前11時になっても中隊と連絡が取れないので諦め、(想定)目視で確認できる限り中隊はドイツ軍陣地を占領しているようなので、山を降りて合流する事に。

で、1130頃、装具を全てかついで車まで降りて来て終了。

人数こそ、たった2人(+途中で寝ちゃった想定官1人)でしたが、かなり濃い内容で遊べて面白かったです。

人数とか機会ではなく、「やる気」があるなら遊べる物だなぁと実践できたのが良かったですね。

最近あちこちで初心者がなんとかとか、間口を広げて発展を、とか見ましたが。。。
まぁそーゆーのはそれがしたい方に任せて、私は「こっち」をしたい人を発掘して行きたいと思います。


今回やってみていくつか発見がありました。
必要な物、不必要なもの。  それらを経験によって知りえるのは非常に面白いです。
今回も要らなかった物もあり、また「これがあったら良かった」と言うものもありましたが、やはり増やせば増やす程重い」と言う事実を考え、与えられた任務を想定しながら必要な物だけを運ぶようにしなければならないですね。
自分は後方に居るのか? それとも前線に居るのか?
ただ部隊と一緒に前進しているのか、部隊から派遣されて別行動を取っているのか。
また、その行動期間はどのくらいで、どの程度の物を運ぶ必要があるのか。運べるのか?
今日は前線に配置されて何日目なのか? 今まで歩いて来たのか車両で運ばれたのか、停止してたのか。
そんな想定ほイベント等の前に作って、携行物などを決めるのも楽しいかと思いました。

例えばサバゲでも。。。。
BB撃ち合うゲームにおいても、自分が身に付けているダミーカートの数×2しかBB弾を所持できないとかどうだろう?(w
まぁダミーカートは厳しいにしてもアモポーチに入る実弾分×2発だけ、とかね。

まぁイベントとしてこの内容は難しいでしょぅねぇ。


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