Reenactment Group "BCo/100Bn""

このページは、管理人「先任」の趣味としているWWUリエナクトの写真を掲載しています。
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第90回ヴィクトリーショー展示レポート



2019年3月31日に東京浅草の都産貿台東館で開催されました日本最大のミリタリーマーケットショーイベント「第90回ヴィクトリーショー」にてReenactmentGroup”BCo/100Bn”が実施しました展示に関するレポートです。
リエナクトメントの啓蒙とWW2アメリカ陸軍に関する普及、そして同時にハワイ日系アメリカ人部隊「第100歩兵大隊」とその再現に関する宣伝を目的とし、展示を実施いたしました。
今回のテーマは工兵と衛生です。



まず、工兵として最もイメージしやすい土工具を展示。
一部戦後同型の物がありますが、すべてアメリカ陸軍で使用されていたものです。











爆薬等の工兵機材と、教範を展示。
爆薬類に関しては安全化された物、またはダミーを使用して展示しています。









衛生兵の装備と、衛生資材。
ほぼオリジナルですが、一部薬品等でダミーを使用しています。





第89回ヴィクトリーショー展示レポート

第89回ヴィクトリーショーに出展、展示を実施致しました。


今回の展示テーマは「歩兵・小銃分隊」でした。
あまりにスタンダードではありますが、その実、小銃分隊に必要な被服装備も大変多岐に渡ります。
その内容について、実際に展示した写真と併せてご紹介致します。



今回の展示においては案内人もまた「展示物」となりました。
第100歩兵大隊の欧州戦線における代表的な軍装、装備でガイドに立ちました。
メンバー全員がガイド慣れしているわけではなく、せっかくご来訪、ご質問などされてもきちんと対応できなかった点も多々あったと思いますがご容赦下さい。
今回の展示は「小銃分隊」がテーマでしたが、カテゴリ別に被服(下着、シャツ、パンツ、ヘルメット、靴、防寒衣料)、装備、火器・武器、化学戦装備、糧食関連、日用品等に絞ってほとんどのアイテムをWW2当時の実物で展示しました。 



代表的な野戦服・フィールドジャケットとレインコートをトルソーに着せて展示。
またヘルメット、及び帽子についても展示致しました。
ヘルメットは「初期型M1ヘルメット」等とも呼ばれるフィックスベイル(チンストラップの固定部分が溶接で本体に止められており、また形状も若干他のM1ヘルメットと違う)を展示。



代表的な装備として背嚢(ハバーサック、1942パック)、弾帯(M1923 Cal.30カートリッジベルト、 ※よく「ガーランドベルトと呼ばれるが、M1ライフル専用のカートリッジベルトは存在しない。 M1937 BARカートリッジベルト)、エントレンチングツール(M1910ショベル、M1943ショベル、M1910ピックマトック)、M1938ワイヤカッター。



そして海外派遣者に支給されるサービスシューズ(ReverseUpper)とM1938レギンスの組み合わせ、CombatBoots(バックルブーツとよく呼ばれる)。




下着類。
アンダーシャツ(夏・冬)、ドラウアーショーツ、ドラウアー、靴下(通常、クッション、スキー)に関して初期の白色の物と戦中のODのものとを展示。


また防寒衣類として、グローブ、マフラー、セーター、オーバーコート及びウールニットキャップを展示。




テント(シェルターハーフ)、毛布及びファーストエイドパケットについての展示。




ガスマスク(ライトウェイト)に関して。




火器に関して。
小銃分隊において標準的に携行している物だけを展示しました。
なお弾薬や銃剣等はレプリカを展示しています。
また銃(M1Rifle、03Rifle、B.A.R.)は無可動実銃です。




糧食展示。
メスキット(食器)と水筒、水筒カバー、水筒カップ。
携帯レーションについては実物と、当方で作製し実際に再現キャンプ等で使用するリプロダクションを併せて展示しました。



日用品、生活雑貨。
これらはあまりに多岐に渡り、完全なコレクション等は不可能な分野かもしれません。
その中で歩兵が持って歩けるもの、と言う視点からも是非覗いて欲しいと思います。

第80回ヴィクトリーショー展示レポート

2013年12月に東京浜松町で開催されたヴィクトリーショーにて、主催のサムズミリタリヤ様の依頼により、日系第100大隊とリエナクトメントに関する展示を行いました。
"Victory show" will be held in Tokyo on December 15& the 16th.



全体図 会場入口付近の良い場所を展示にいただきました。




手前にインスペクションと呼ばれる、アメリカ陸軍での個人支給品の確認要領を展示。
2人1組で天幕を張り、すべての装備被服を並べて上官の点検を受ける図を再現致しました。



個人支給品。
展示企画として、左側はWW2当時の実物(オリジナル)で、右側を複製(レプリカ、リプロダクション、一部再生品含む)で展示しました。
現在の複製品の出来栄えの良さ、豊富さもご確認いただけたかと思います。




日系部隊とアメリカ陸軍関連の資料書籍を展示。
実際に手にとってご覧いただきました。




携帯レーション(糧食)の展示
左側がWW2当時の実物、右側が私が作り、リエナクト等で使用しているリプロダクションです。
写真手前がKレーション、奥の木箱上がCレーションです。




レーションの展示に併せ、最前線から下がった後方地域で使用されたGIストーブ(シングルバーナー)や、糧食の保温、運搬用のフードコンテナを紹介。
また手前では当時ポピュラーだった娯楽としてサイコロ、カード等を展示。




被服、装備品紹介1(すべて実物です)
キャンプ・マッコイにて第100大隊が訓練していた時の代表的なデニム製作業服、装備を展示。
ハバーサック(背嚢)、カートリッジベルト(弾帯)、ガスマスクバッグ、靴、レギンス、ヘルメットライナーに至るまでほぼすべてがWW2欧州戦線で使用されたものとは違う、初期のものです。




被服、装備品紹介2(すべて実物です)
イタリア戦線にて第100大隊が第34師団に所属していた時の代表的な戦闘服、装備を展示。
装備はBAR弾薬手の装備です。
一般に「タンカース」と呼ばれる事の多い冬季戦闘衣は、1943年〜44年の冬にかけ、歩兵部隊で広く使用されていました。




被服、装備品紹介3(すべて実物です)
1944年の南フランス(ボージュの戦闘)において第100大隊が使用していた戦闘服、装備を展示。
M1943パックはハバーザックと混在して使用されていた形跡があります。
また44年になるとOD色の装備も使用されるようになりました。



被服、装備品紹介4(すべて実物です)
1945年イタリア戦線、ゴシックラインの戦闘において第100大隊が使用していた代表的な戦闘服、装備を展示。
M1943フィールドジャケットが多用されるようになりましたが、旧型のハバーサックも混在していたように思われます。
足元は寒冷地用のシューパックを展示していますが、バックルブーツや旧来のアンクルブーツとレギンスの組み合わせも終戦まで確認できます。










その他、M2 60mm迫撃砲や、弾薬関係の展示を行いました。




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