橋下知事の府営住宅つぶし計画に怒怒怒
橋下知事は今ある大阪府営住宅を半分に減らそうとしています。
橋下知事は「財政構造改革プラン(素案)」のなかで、現在約13万8千戸ある府営住宅を約7万戸と半分に減らそうとしています。
いま「家賃を少しでも安いところに…」と府営・市営住宅を希望される方が増えています。しかし倍率が一般世帯向けの募集で26倍を超えるチョー高い競争率にもなっています。昨年度では280倍を超えたところもある難関です。「10年も応募出してるけど当たらんわ」との声もあるなかで、とんでもありません。
府営住宅が過剰になる?
大阪府は、この10年間、府営住宅の新しく増やしてきませんでした。以前は、老朽化した住宅を建て替える際に、低層から高層に変えて、住宅戸数を増やしていました。ところが、老朽化でつぶした戸数しか建て替えしないで、余った土地を売却する手法をとってきました。
その結果、府営住宅に入りたくてもなかなか当選できない事態が広がって、市民から「なかなか府営住宅当たらへん」「府営住宅を建てて欲しい」との声が広がっています。
府営住宅を半減させる理由として、人口減少社会を迎えて、住宅が過剰になるなどとしています。
しかし、欧米諸国では公営住宅の比率が20%なのに、日本は6%と整備率が低く、もっと公営住宅を整備すべきです。
いま、民間の住宅で「追い出し屋」被害も社会問題になり、住宅に困って相談に来られる方の中で「「高齢の単身者」母子家庭」を理由に入居が認められなかったなどもよく聞きます。住宅に困っている方がますます困る事態にもなっています。こんなときだからこそ、「府営住宅つぶさんといて」「もっとつくって欲しい」の声を広げましょう!
府営住宅の応募倍率(今年6月)
- 一般世帯
- 26.1倍
- 高齢者向け・改善住宅など
- 16.1倍