グラフ理論(Graph theory)とは?


グラフという言葉から,みなさんはたぶん,棒グラフ,折れ線グラフ,円グラフを想像し,あるいは,関数を学んでいる人は,一次関数や反比例のグラフを想像することでしょう。
 しかし,ここでお話しをするグラフは,今述べたようなグラフではなく,点と線のみからできている図1のような図形を意味しています。
 グラフは,それを構成している点や線に事物や関係を対応させ,視覚的にわかりやすくしたものであり,多くの情報や応用をその中に秘めた表現形式の一つだといえます。最近,新聞,雑誌,テレビ等に交通網,通信網,ネットワ−ク,電子回路網というような言葉が頻繁に登場していますが,これらは,これから話を進めていくグラフの一種です。
 このグラフについての研究成果はグラフ理論としてまとめられ,その研究はコンピュ−タの発達とともにますますさかんになり,現在では,物理学,化学,通信科学,コンピュ−タ科学,電気工学,土木工学,建築学,オペレ−ションリサ−チ,実験遺伝学,心理学,社会学,経済学などの広い分野で応用されています。
 グラフ理論の研究成果は,日常生活の中で直接的に非常に役立っているものが多く,又,いろいろな場面での応用範囲も広いものです。下に示したいくつかの定理や問題はグラフ理論分野では有名でわかりやすいものです。クリックしてその概要をみてください。
 また,トップページのMain Menuの中の「中高校生のためのグラフ理論」の中では,できるだけ多くの具体的な場面の中で,グラフ理論の面白さとその有用性について紹介しています。ぜひ,読んでみてください。

 
グラフ理論における有名な問題・定理・グラフ

握手定理
   
ケーニッヒスベルグの橋の問題
   
ハミルトングラフ
   
巡回セールスマン問題
   
グラフの平面性・非平面性に関する定理
   
ネットワークフローの問題
   


 

これもグラフの1つです。

四国ルートマップ メトロネットワーク


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横浜国立大学の根上生也先生のホームページです。
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