木の香のする"かりゆしクリニック"

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かりゆしクリニック/トピックス/#11 高脂血症


#11 高脂血症

通常の血液検査で測定される脂質はLDLコレステロール、HDLコレステロールと中性脂肪の3種ですが、 変動しやすいため、通常、3回くらい別々の機会の平均値で異常を判定します。 また、LDLコレステロールは動脈硬化の促進因子ですが、どれくらいの値が望ましいのかは、 下記のその人がもつ脳血管障害や狭心症・心筋梗塞の危険因子により異なります。 したがって、一度の健診結果で一律にある値を超えたら即異常とするのは拙速です。

異常と判断された場合でも、基本的にまず数か月の運動療法・食事療法・(肥満のかたは)体重減量を試みたあと再検査します。

脳血管障害や狭心症・心筋梗塞の危険因子

狭心症や心筋梗塞の既往・糖尿病・高齢・高血圧・喫煙・低HDL血症・1親等血縁者に 若年発症の狭心症や心筋梗塞の人がいる場合(遺伝性)、 これらの中で前2者が最も強い危険因子とされます。

また、HDLコレステロールが高値の場合は逆に、リスクが下がります。 頸動脈エコーを行うと、頸動脈の内膜に付着した酸化LDLコレステロール(プラークと呼ばれる) の様子がわかります。これも危険因子の一つとして考慮に入れる場合があります。

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