#3 眠れない人のために
睡眠薬を考える前に、次のような工夫をしてみましょう。眠りやすくなります。
- 規則的な入眠時刻を習慣づける。
- 就寝時間が早い人は、1,2時間遅く就寝する。
- 眠くならなければ、一度起きて新聞を読んだり、少し体を動かしてから布団に戻る。
- 夜遅くまで、テレビをみたり、推理小説を読んだりしない。
- 昼寝をするなら、決まった時間にし、30分以内とする。
- 就寝前の歯磨き、洗顔、目覚まし時計合わせなどを習慣化する。
- 寝室は暗く、静かに、心地よい温度に保つ。
- 膝や腰下に枕を置いて寝る。膝や腰の痛みがあれば、痛みが軽くなり入眠しやすくなる。
- 運動をするなら、夕方以降はしない。
- 就寝前の入浴、軽い筋肉ストレッチ、瞑想、呼吸法などは身心のリラックスを促す。
- 眠れないとき、時計を見るのはやめる。
- 日中、光に多く当たる。睡眠の日内リズムを修正できる。
- 歌詞のない、単調で静かな音楽を聴くのもいいかもしれません。
睡眠薬はできる限り短期間の使用にとどめましょう。理由は…
- 2週間から1ヶ月連用すると、依存性が生じて、中止が困難になります。
- 次第に効果が弱くなり強い薬が欲しくなります。
- 転倒による骨折の原因になることもあります。特に高齢の方は注意。