オオバキスミレ・赤坂山

山行日 2005.5.4
山域 琵琶湖北部:滋賀県
コース マキノスキー場(40分)西山林道出合(70分)寒風(25分)大谷山(25分)寒風(60分)栗柄越
栗柄越(10分)赤坂山(25分)明王の禿(25分)赤坂山(50分)武奈ノ木平(50分)マキノスキー場
標高差 約640m
総歩行時間 約7.0h(休憩を含む)
   
麓から望む赤坂山系
麓から望む赤坂山系
マキノ名所メタセコイヤの並木 マキノ高原入口 マキノ高原

一昨年に出掛けた時には、オオバキスミレは盛りを過ぎササユリは未だ蕾、更にキンコウカの
開花には程遠いと、何とも中途半端な山行となった赤坂山に出掛けます。自宅を5時過ぎに
飛出し、名神高速道の京都東ICを降り湖西バイパスを飛ばし、登山口のマキノ高原に
着いたのが8時過ぎでした。マキノ高原の駐車場には既に多くの車が止まっています。
支度を済ませ、歩き始めたのが8時半未だ続々と車が遣って来ます。GWとあってマキノ高原

赤坂山への道を見送り寒風へ マキノスキー場 ゲレンデ上部から

キャンプ場には、多くの家族連れキャンパーが思い々に寛いでいます。キャンプ場を抜け
赤坂山への登山口を右に見送り、マキノスキー場に向かいます。ゲレンデの最下部から
左右にある第一、第二リフトの中間をゲレンデ上部を目指し登ります。既に陽は高く気温の
上昇と共に日差しを遮る物のないゲレンデ歩きは、とても暑いです^^)左第一リフト降り場を潜り
ゲレンデ最上部へ向います。斜面では山菜採りの方が数名、ワラビやゼンマイを採取されています。

西山林道分岐 新緑のブナの木 林床にはイワカガミの群生

九十九折れの登山道を登り切り振返るとマキノ高原が一望出来ます。此処からは雑木林に変り
イワカガミがピンクの花を咲かせています。暫くで西山林道との合流点に到着しました。辺りはブナの
若葉で瑞々しい新緑に包まれています。足元にはイワカガミを始めミヤマカタバミやニシキゴロモ、タチツボスミレ
カタクリ等々が次々咲き続いていて、なかなか足が前に進みません^0^)登山道は雑木林から植林帯、雑木林へと
変りグングン高度を上げます。やがて登山道が少し泥濘始めるとお目当てのオオバキスミレが1輪、登山道脇で

登山道には残雪が 笹原のピークが寒風 向うに見えるは大谷山

黄色く輝いて咲いています。此の先、登山道に僅かに残雪が残っています。一旦見通しの良い笹原に出ると
右手には此から登る三国山:赤坂山が望め、後僅かな登りで笹原の小ピーク、寒風です。此方も見事な
展望を楽しめます。この先登山道を左、大谷山へ向け、笹原の道を歩きます。この先大谷山迄、ずっと
カタクリの花が続いていました。一旦鞍部まで下りますが途中の笹原で、ギフチョウの姿を見ましたが

大谷山山頂 右奥には若狭湾 笹原の稜線

動きが素早く上手く撮影出来ません^^)鞍部で登り返す途中、今日初めて登山者と擦れ違いました。
此の辺りオオバキスミレの花とカタクリの花が仲良く咲いています。一登りで草原状の大谷山山頂に
着きます。見渡せば海津大崎から琵琶湖が薄っすらと望めます。更に北東に目を遣れば、先程通った
寒風越しに赤坂山や三国山、その左奥には野坂岳も見え西に目を向ければ、大御影山から続く
稜線の先には青く光る、若狭湾が・・^0^)此処で遅い朝食兼早い昼食^0^)を摂りました。昼食後は


赤坂峠 栗柄越 大岩の中には石仏が

寒風に戻り、赤坂山に向けブナ林の中に続く登山道を僅かに降ります。道はやや右に回り込み
ふと、足元を見るとブナの林床には、淡いピンクの花弁が!!見るとトクワカソウ(イワウチワ)でした^0^)
辺りの林床には沢山見られます。ブナ林を抜けると一気に視界が開ける笹原の稜線です。行く手には
赤坂山、三国山が望め、左に若狭湾右に琵琶湖と、左右同時に望める気持ち良いコースです。
稜線沿いにはオオバキスミレやカタクリ、キジムシロ等が咲き、その稜線を2度3度と小さくup.downすると
赤坂山山頂 向うに見える崖が明王の禿 明王の禿

赤坂峠.左に僅かで若狭への分岐、栗柄越です。此処まで来ると続々と登山者に出会います、流石に
人気の山ですね^o^)此処を右に曲がり、石仏が祀ってある岩を過ぎると、僅かで赤坂山山頂です。頂は
大勢の登山者で賑わっています。空いた場所を探し、再び昼食にしました。先程迄と比べ少し霞が
取れ、東に伊吹山から金糞岳や横山岳への山並みが見えて来ています。昼食後、眼前の明王の禿迄
足を伸ばしましょう。階段状の道を一旦下ると、灌木帯に入ります。林床にはカタクリ、トクワカソウ
オオバキスミレ、トキワイカリソウ等々、沢山の花々が咲き競っています。

賑わう赤坂山山頂
賑わう赤坂山山頂
明王の禿鞍部からの景色 赤坂自然歩遊道 武奈の木平

灌木帯を抜けると、其処には花崗岩の風化した崖。此れが明王の禿です。危険防止に鎖の柵が設けられています。
吹き抜ける風が爽やか、でも今日は此処で引き返します。赤坂山迄戻り、更に栗柄越から赤坂峠へ、赤坂峠からは
赤坂自然遊歩道に入り、鉄塔下を抜け、良く整備された道を下ります。此方にも登山道脇にカタクリ、オオバキスミレ
ショウジョウバカマ、トキワイカリソウ、ニシキゴロモ等々が沢山咲いています。ゆるゆると自然遊歩道を下り、途中の
沢の冷たい流水で顔や手を洗うと、疲れも一気に吹っ飛び武奈の木平の東屋を通り過ぎ、やや左に方向を変えた

道途中の烏帽子岩マキノ温泉さらさ

遊歩道を尚も下ります。辺りの植生は松等の林に変り傾斜も緩み、道幅も広くとても歩きやすいです。
その後二本松登山口とマキノ温泉"さらさ"への分岐が現れ当方はマキノ温泉"さらさ"方面に向いました。
此方は麓を左から回り込むように続き、やがてテニスコートやグランドが現れ、マキノ温泉"さらさ"
裏手に。その足で"さらさ"に寄るも入場制限が掛かっています、仕方なく其のまま早めに帰神しました。

明王の禿から
明王の禿から琵琶湖や赤坂山を望む

赤坂山の花達:オオバキスミレ・カタクリ・トクワカソウ&etc
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