立水栓の制作
(2004/04/11〜)

暖かくなってきたので、庭づくりを再開しました。

既にある配管から分岐して、画面手前の位置に立水栓を立てようと思いました。


予定ではここにチーズ(3方に分岐する部品)をかませて簡単に分岐しよう
と思ったのですが...

なんと! このようにしたのではチーズを挿入不可能ということに気付きました。

強引に広げてやろうとしたら無理がかかって、ベキッと音がしたかと思ったら、
水がじゃじゃ漏れに!!!

パニックになってしまいました。


周りを掘り起こして、配管を全部露出させて、上のように12ヶ所も
接続点ができてしまいました。


午前10時頃から始めて、3時頃ようやく完成。
大元の止水栓を止めてやっていましたので、水栓トイレが使えないと、
家族からブーイング。
私も自分の手を洗うこともできず、大汗をかいて作業しました。


塩ビ管を左右に広げることができないと、チーズが差し込めないんですねー。


このようにL字に曲げる部品(エルボ)を使って、一方向から差し込める
ようにしないといけないんです。
水道工事屋さんには当たり前のことですよね?

いやー、勉強になりました。


その後、NiftyのDIYフォーラム(FDIYS)にて、「ユニオン」なる継手が
あることを教えていただきました。上のようにエルボを4個も使って繋が
なくても簡単に途中で接続ができるものです。

立水栓の位置を飛び石との兼ね合いでもう少しズラしたいこともあって、
(水が漏れてきてパニック気味だったのでよく考えていなかった)
イチから配管をやり直すことにしました。


角度を変えて。
おー、前と比べて配管がすっきりしました。


これがユニオン。
上の写真でユニオンを右にズラし、両端のネジを締めることで
接続完了となります。


土を少し埋め戻して、コンクリートで土台をつくり、レンガを
1段積んで今日はおしまい。
ちょっと垂直の塩ビ管が前のめり気味なので矯正しています。
(2004/4/29)


今日は3段積みました。(合計4段)
(2004/4/30)


今日も3段積みました。(合計7段)
このぐらい積むとだいぶ風格が出てきました。
と〜っても良い天気なので土台部分のコンクリートが
白く乾燥していますね!

暑いので午前中でおしまい。

配管がまだ前のめりですね。明日はこれを修正しましょう。
(配管の周りの空間にはまだ何も詰めていません。角材で
ジグを作ることになりそうです。)
(2004/5/1)


30mm角の角材でジグ(というか、配管を引っ張るためのフレーム)
を作りました。4隅に各1本ずつ、真ん中に下にズレないように渡した
角材の両端、計6ヶ所をコースレッドでネジ止めしただけのものです。
ちょっと見辛いのですが、針金で配管を引っ張っています。
ひとつ上の写真と比べてみて下さい。


上の拡大写真。
この穴にモルタルに2cm角ぐらいの小石(掘り返して出てきた
土をふるいにかけた物)を混ぜたものを流し込みました。
穴は11cm角で深さ31cm、4リットル弱かなー、と計算しました。
小学校で習った算数が役立ちました。(ちょっと嬉しい)

硬化するまで何もできないので本日はおしまい。
(2004/5/2)


向かって左側に蛇口を取り付けてみました。
蛇口の向きがうまくいきません。


ゴム板でスペーサを作って、蛇口がうまく下を向くように
しました。正面の蛇口はまだコンクリートが硬化していない
のでダミー栓を付けています。

この蛇口は「カクダイ」というメーカーのものです。
造りはとてもしっかりしたもので、よく売っている動物型ハンドル
の付いた中国製とは全然違います。ハンドルを回した時の感触
がしっとりしていて精度の良さが感じられます。
購入したのはここ。 定価の59.5%で買えます。2個で送料共で
7千円弱でした。

他に「泉水」というメーカーの蛇口もなかなか良さそうですが
ちょっと値段が高いんです。(カクダイのものの2倍ぐらいする)
デザインは秀逸だとおもいますが。


道路からアーチ越しに見たところ。けっこう存在感があります。

正面の蛇口の所はもう1段か2段積みます。

向かって右側のレンガが少し低過ぎのようです。もう
2段ほど積みましょうか。

これでゴールデンウィークは終わり。4月29日〜5月5日
(5月4日のみ雨で作業せず)の6日間レンガ積みやって
いました。

まだ正面の蛇口の前部に水受け部分を作ります。
うまく、ま〜るく作れるか?
(2004/5/5)


丸くできるか不安だったので
ダンボールと紙でダミーを作ってみました。

レンガで作る半円の内周は40cm、外周は50cmなので
内周と外周の差は (50-40)×π÷2=約15cm。
レンガ8個で半円にするとして、1個当たり2cm弱、
内周を小さくすれば、レンガの目地の幅が一定になる
と考えました。

ダミーで試したところ、台形のレンガ8個ではちょっと
不足で、9個では多いようでした。実際にレンガをカット
しながら微調整することにします。

また小学校で習った算数が役立ちました。


台形の紙に合わせてレンガをカット、
半円形のダンボールを実際の場所に置いて
モルタルで固定。
思惑通りになりました。


蛇口を付けて、おー、かなりいい感じ。
蛇口の色とレンガの色がうまくマッチしています。

朝8時から夕方5時までかかってしまいました。
(疲れた〜〜〜)

向かって右側もさらに2段積んでバランス良くなりました。
丸い所はもう1段積みます。

明日は雨みたい。防水しておきます。
(2004/5/8)


完成です。
(2004/05/15)


道路から見たところ


真正面から


乗っても大丈夫。
あとは、水受けに玉砂利を入れて、左の蛇口に
ホースを取り付けます。
裏側にホースを巻いておく金具(どんな?)を
取り付けます。
それと土を埋め戻さないとね。


費用を計算してみました。

レンガ 100個 約1万円
蛇口  2個  約7千円(送料含む)
セメント1袋  \400
砂   4袋  \1000
砂利  1袋  \250
塩ビ管等   約3000円(接着剤・失敗分含む)
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合計   約2万2千円弱