よくあるダイビングの質問をまとめてみました!
皆様の参考になれば幸いです。
今はまだまだ少ないですが随時追加します。


中性浮力ってどうすれば取れるんですか?
ダイビングは泳げなくても出来ますか?
減圧症ってなんですか?
マイ器材のメンテナンスはどうしたら良いですか?
ダイビング中、耳の鼓膜が破れたらどうなりますか?
私は耳抜きが苦手でいつも潜行にもたついてしまいます…
流れがあるときの潜行はどのようにしますか?
ダイビングの適正ウェイトはどのようにしたらわかりますか?
Cカードって?
ドライスーツのネオプレーンとシェルの違いって?
ドライスーツの潜行がうまく出来ないのですが…
器材購入の優先順位は?
サメは怖くない?
ダイビングは夜でも潜れるの?
潜行がうまく出来ないのですが?
飛行機の荷物が重量オーバーしてしまいます…
船酔いしやすいのですが…


中性浮力ってどうすれば取れるんですか?
中性浮力の取り方はダイビングのもっとも重要、しかし最も
難しい?テクニックです。
まず頭に入れておいて欲しいことは、肺による呼吸と浮力の
タイミングの違いです。言うまでもなく、人間が呼吸する限り
肺の中には空気が出入りします。
ですから、肺もBC(浮力調節機)の一つと考える事が
出来ます。問題は、空気を吸いたり吐いたりしても、すぐに
浮力に影響しないという事です。息を吸い込んだ場合、
ワンポイントおいてプラスの浮力となります。
反対に吐いた場合は、ワンポイントおいてマイナスの浮力
となります。


これをわかっていないと、ちょっと沈み気味→息を吸う→
すぐにプラスにならない→あわててBCに給気→吸い込んだ
息とBCの給気で一気に浮き気味に→息を吐く→ すぐに
沈まないので慌ててBCからエアを抜く→ 今度は一気に
マイナスになって沈み気味→息を吸う・・・・・・
この悪循環を繰り返す事になります。
それから、BCへの給気は、いっぺんにどばっと入れず、
ポンポンと給気ボタンを軽くたたく程度で、小分けにして
給気しましょう。
・・・・以上の事をふまえてダイビングすると中性浮力の
感覚がつかめると思います。

後、ダイビング後半に浮き出すのはアルミタンクを使用
している場合はありがちですね。スチールタンクと違い
アルミの場合は若干ウエイトを重め(+1kg)にするのも
一つの手でしょう。
ダイビングは泳げなくても出来ますか?
ご心配なさらなくてもダイビングに泳力はあまり必要
ありません。ダイビングを行う際にはご存じのように、
ダイビング機材を使用します。レギュレータを使用すれば
息継ぎの心配なく呼吸が確保されますし、フィンを付ける
事で水中を楽に移動する事が出来ます。

またBC(BUOYANCYCOMPENSATOR)を着用する事で
溺れる事もありません。それに、多くの人が講習中に水
になれて、ある程度泳げるようになる人が多いですよ。
減圧症ってなんですか?
一定時間以上、水中に潜ると、体に多量の窒素が蓄積
されます。水深が深ければ深いほど短時間で窒素が
たまりやすく、浅ければ浅いほどたまりにくいという原則
があります。

浮上中に窒素が体から放出されるスピードが、浮上に伴う
窒素の膨張に伴わない場合、余計な窒素が血液中、
または体内細胞中に気泡となって現れます。その結果
起きる障害のことを「減圧症」(ベンズ)といいます。
初期症状としては手足のしびれ、頭痛、吐き気などを
感じます。
マイ器材のメンテナンスはどうしたら良いですか?
器材のメンテナンスですが、タンク100本もしくは一年に
一回はメーカーに出して点検(オーバーホール)をする事を
お薦めします。もちろん潜った後の塩抜きは念入りに
しましょう。一日器材をぬるま湯につけておくと効果的です。
ダイビング中、耳の鼓膜が破れたらどうなりますか?
潜行の時、うまくいかないと鼓膜の内側の中耳と外側
とに圧の差がで、耳に痛みを感じます。
それを我慢して潜行を続けると、鼓膜が破裂し、圧の差
が解除されて痛みはなくなります。
同時に中耳内に海水が進入するので、骨や組織を
冷やし、耳に冷感を感じるとともに、熱移動によって
平衡器官内にあるリンパ液に流れが起こり、平衡器官を
刺激するので、激しいめまいも生じます。このめまいは
ほんの数秒で治まりますが、吐き気やおう吐を伴う事が
あります。

ときに、破裂した鼓膜から侵入した海水、耳管を通過して
喉にまで届くことがあります。また破れた鼓膜からばい
菌が入ったり、出血があったりすると、数時間後、または
数日後に痛みが再発する事があります。
ですので、鼓膜が破裂したと思ったら、その後のダイビング
は控え、早めに耳鼻科で受診すると良いでしょう。
私は耳抜きが苦手でいつも潜行にもたついて
しまいます。どうしたら良いですか?
潜行を始めて耳が痛くなってから、耳抜きを行っていま
せんか?
それではタイミングが遅いのです。耳抜きは、耳管の
解放によって中耳の中と外界とを均圧化する動作ですが、
浅い水深では中耳の中のガス容量の変化量が大きく
なるので、早め早めに頻繁に耳抜きを行わないと、中耳
の中と外との圧の差が大きくなり、耳が抜けにくくなる
のです。また、風邪を引いていたり、アレルギー性鼻炎、
喫煙習慣などがあると耳管やのどにある耳管開口部が
むくみやすく、耳抜きがしにくくなります。
慢性の鼻炎があったりすると、やはり耳が抜きにくく
なるでしょう。
流れがあるときの潜行はどのようにしますか?
流れがある時の潜行に、ヘッドファーストという方法が
あります。これはエントリーしたら、ジャックナイフの要領
で頭を下に下げ、体の重みでグングン潜っていきます。
この方法だとBCの空気を排気しにくいので、水面で
あらかじめBCの空気を抜いておいてください。
フィートファーストに比べて潜行速度が速くできるので、
潮の流れが速いときに使えます。
ただ、ビギナーの場合はアンカーロープなどをつたって
潜行するのが確実でしょう。
ダイビングの適正ウェイトはどのようにしたらわかり
ますか?

ウエイトをつけて海に入り、水面が目線に入る状態で身体
が停止すれば、ウエイトが適正だと言う事です。
もちろん装着している器材やスーツによってウエイトの重さ
は変わってきます。ちなみに3mmウエットから5mmウエット
にかえる場合はウエイトを+2kgぐらい足してください。

Cカードって?

スキューバダイビングをするには、「Cカード」が必要です。
これは各潜水指導教育団体が発行する認定証で、
ダイビングに関する学科講習とプール実習、そして海洋
実習による実技の講習を終了したことを証明するものです。

国内外のダイビングポイントでは、タンク(空気)を借りる
時やガイドを頼む時に必ずこのCカードの提示を
求められます。基本的にはCカードの提示がなければ
タンクを借りる事が出来ません。
ドライスーツのネオプレーンとシェルの違いって?
ドライには2つの種類が存在します。ウエットスーツと
同じ素材を使ったネオプレーンタイプと、ファブリックとか
シェルタイプと呼ばれるナイロン素材のものです。
ネオプレーンタイプは素材そのものに保温性があり
フルオーダならウエットスーツなみのスタイリッシュさが
望めますがコンパクトさは望めませんし岩などの接触
ダメージに対して注意が必要です。

対してシェルタイプは保温性がまったくなくアンダー
ガーメントに依存しなければなりません。コンパクト性や
ダメージに強く、ただのナイロンの袋であるがため、
メンテナンスも楽にできます。
しかし水中での動きには慣れが必要になってきますし
スクイズが起こり易いのも事実です。
まだ過渡期ではありますがネオプレーンタイプと
シェルタイプを合体させ、それぞれの良い面を引き出した
ワールドダイブのインタークロスというものもあります。
ネオプレーン感覚で使えるシェルドライで、これから
第3のドライとして定着するかもしれません。
ドライスーツの潜行がうまく出来ないのですが…
ドライスーツ内のエアは、排気バルブをオートにして
おけば、強制排気しなくても自然と抜けて行きます。
潜行時は、BCのエアーを水面で抜き、排気バルブが
一番高い位置にくるように肩を上げ、通常のダイビングと
同じように吐きぎみの呼吸を繰り返せば沈んでいきます。
ただし、ヘッドファーストで潜行をしなければいけない
時やボートでバックロールでエントリーしなければいけ
ない時はエントリー前に排気バルブを押しながら
しゃがんでスーツ内のエアをあらかた抜いた方がいいです。
ビーチエントリーの時にも潜行に不安なときは水面で
潜行前に一度スーツ内のエアを抜いておくと後が楽です。
水面で立ち姿勢の時に自分の体を両腕で抱きしめるよう
にすると、排気バルブから空気が抜けると思います。

器材購入の優先順位は?

結論から言いますと軽器材は早めに購入しておいた方が
良いかと思います。やはりマスクやフィンは自分にベスト
フィットしたもので潜るのが鉄則です。特にマスクは形が
あわないとすぐに海水が進入してくるのでダイビング中、
マスククリアばかりしている状態になりかなり不快です。
フィンもプラスチックなどの材質とゴムのような比較的
柔らかいものとでは推進力が全く違います。
やはり女性は男性に比べ脚力が劣りますので自分に
合った物を選ばないとダイビング中のストレスに
つながります。当然ウェットスーツもしかりです。

私個人の優先順位としては、マスク(シュノーケル)、フィン、
ウェットスーツ、BCジャケット、レギュレータ、ダイブ
コンピュータといった感じでしょうか。
サメは怖くない?

サメにもいろいろな種類がいますが、どう猛な種類は
ダイバーが潜る海域にはほとんどいないといって
いいでしょう。大抵おとなしくて、気配を察しただけで
逃げていってしまいます。
多くの生物は自分の身を守るために攻撃をしかけます。
サメもこちらが何かしない限りは攻撃してきません。
マスコミによる人間とサメとの事故報道はセンセーショナル
に加工され、人間の一方的な解釈が多いのではないで
しょうか?

ダイビングは夜でも潜れるの?
ナイトダイビングという夜潜るメニューがあり、普通は
オープンウォータ講習の次のステップのアドバンスコース
で習います。ナイトダイビングの時間は潜る海によって
まちまちですが、大体日没の頃から、その海の見所の
多い時間帯に設定されています。
昼間は見せなかった魚たちの寝姿や夜活動する生物たち
の営みなど、昼とはまったく違う海の世界をのぞく事が
できます。
潜行がうまく出来ないのですが?
スムーズな潜行のコツは、まず「余分な動きをしない」と
いう事です。何げない手や足の動きが、実はプラスの浮力
を生み出しているのです。中でもは足ですね。
潜行を始める前は浮かんでなければならないために、
どうしてもフィンを動かしています。
ところが潜行するときも、不安感からか、どうしてもフィンが
動かしてしまいます。また直前まで動かして止めた場合
でも、まだその「余韻」は残っていてあなたの体を海面に
浮かせようとする力は働いているわけです。
これでは沈みません。潜行するときには、余分な動き、
中でもフィンに注意することです。
次に体を出来るだけ真っ直ぐにすることです。腰や膝が
へんに曲がっていたりすると、抵抗になりますしちょっと
した動きは浮力につながります。
そして潜行するとき、なるべくフィンのつま先まで
なるべくまっすぐに。本当にまっすぐにしようとすると足首に
無理が来て、膝が曲がってしまいますが、案外、フィンを
伸ばしたままで「沈まない」と困っている例が
見受けられます。

最後は呼吸です。人間は、なにかの動作に踏み切る
時は、大抵は息を吸い込んだ状態で始めようとします。
これでは潜行しようとする時、余分な浮力を肺の中に
持つ事になり、沈みません。最初は慣れないとやりにくい
でしょうが、息を七分目ほど吐いた状態で止めて潜行を
始めましょう。

以上を守り、BCの空気をすべて排出し、息を七分目程
吐いた状態にすれば適性ウエイトである限り、絶対に
沈んで行きます。そして頭が1mほど沈むまで、余分な
動きはしない事。頭が沈んだら、ちょっとじっとしていれば、
必ず沈んでいきます。
手でかいたりしたらプラスの浮力がつきます。
手は、緊急時に備えて、BCのインフレーターホースを
持ち、いざという時に素早くBC内に給気できるように
しておきましょう。

水中でのBCへの給気は、いっぺんにどばっと入れず、
ポンポンと給気ボタンを軽くたたく程度で、小分けに
して給気しましょう。
飛行機の荷物が重量オーバーしてしまいます…
荷物に関してですが、私の経験ですと25kg以下であれば
問題なくパスできます。ただ、30kg(10kgオーバー)に
なれば超過料金を請求される可能性が高いので、その時
はレギュレータなどの重い器材を手荷物などに詰め替え
なければなりません。
あと、「前回はこれでパス出来たのに!」と係員に主張する
のも一つの手です。(^^;)
船酔いしやすいのですが…
なるべく遠くの動かない物を見るようにしましょう。
後は、船に乗る度になれていきます。二日酔いや、寝不足
は、良くないので気を付けましょう。
酔い止めの薬を飲むのも一つの手です。