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       佛心月影吹奏法 

       展開5
        
      
あえて、数息管を!
      佛心月影吹奏法での呼吸を整え、力強い氣をだすには
      座禅での数息観を吹禅で行う意味で、「数息管」を、
      はじめました。効果はすぐに出たようです。自分でも
      解かりましたが、一緒に演奏した筝の方々にも、以前との
      違いを、感知されたようです。11月3日 明暗寺 までは
      「数息管」での修行を メインとして、報告いたします。
      


      展開・4
     DVDの作成
       これもお手製のDVDですが
       「佛心月影吹奏法」実践会員証

       
         実は、小生の講義は、効果がありすぎて、とくに
      経歴のある人ほど効果があるため、ほぼ、一度
      習えば、解かった気になり、また、解かるのです。
      が、それが、落とし穴にもなるのです。ですから、
      何年も経っているのに、講習を受けた時とあまり
      かわらないのです、本来なら、新境地に進んで
      いなければ、と思ってしまうのです。
      そんなことで、「初心忘れべからず」集です。
      お値段は、微妙ですが、小生から言いますと、
      10年間ぐらいの時間節約ですから、「時は金なり」
      の大事な大事なものも買っていただきたいのです。


      展開・3     

    CDの作成
        佛心月影吹奏法をはじめて、6ヶ月目に自宅で録音いたしました。
       どのように変わったか自分で確認したかったのです。一気、吹流し
       NO,1  は 2004年に録音 
       NO,2  は 2012年までに録音
       NO,3・4 は 2012年に録音いたしました。
       傷だらけで、恥ずかしい次第ですが、小生にとっては、劇的変化でした。
       
       今年は、DVDでの「佛心月影吹奏法」解説を作成したいと思っています。
       ごく簡単で、忘れない奏法・・・・・多分15分程度でしょう。
       先般もプロの講習会があったようですが、一般の人(普通の尺八吹き)には
       理解できない内容であった。とのこと、間違ってはいないが、理解できないでは
       本人も解かっていないのです。教えることは、如何に理解してもらえるか?なのです。


       

        
        2枚セット 1,500円(送料込み)
         NO,1
              岩清水 都山流本曲 1・8尺  初代 真山 銘
              手向   海童道曲  2・1尺  初代 玉水 銘 延べ地なし
              慷月調 都山流本曲 1・8尺  初代 真山 銘
              虚空   海童道曲  2・1尺  初代 玉水 銘 延べ地なし
              峰の月 都山流本曲 1.8尺  初代 真山 銘
              
         NO,2
              瀧落    海童道曲   2・1尺 初代 玉水 銘 延べ地なし
              木枯    都山流本曲 1・8尺  初代 真山 銘
              鹿の遠音 海童道曲   1・8尺  初代 真山 銘
              一定    現代独奏曲 1.8尺  初代 真山 銘
              打破の曲 海童道曲   2・5尺  竹勇 銘
              寒月    都山流本曲 1・8尺  初代 真山 銘
         
         NO,3  地なし延べ管による
              木枯   1・6尺    無銘 
              紫鈴法  一節切   八宗 銘
              紫鈴法  1・8尺    無銘真山  壬山 改作
              岩清水  2・1尺   初代 玉水 銘
              浮雲    2・1尺  初代 玉水 銘
              心月調  2・3尺   初代 玉水 銘

         NO、4 地なし延べ管 壬山手入れ改作による都山流本曲
              寒月    1・7尺
              峰の月   2・1尺
              慷月調   1・8尺
              岩清水   2・3尺
              木枯    1・6尺
              

        
         2枚セット 1,500円(送料込み)

     展開・2    さらなる進化を求め

2012・10・11
呂のオオメりの出ない尺八は、貴方とのミスマッチです。尺八も、貴方も
悪くはないのです。ただ、単にミスマッチなだけです。製管師はオオメリ

きちんと出るものとして製作いるのに出ないから自分が悪いとの先入観です。ならば、製管師に出してもらったでしょうか?製管師自らが吹いて、「呂のオオメリも出ますからご安心を」なんて保証つきで、購入したのなら、貴方の吹き方が悪といわれたら、納得するかもしれませんが、まだ、まだ、悪くはないのです。ミスマッチなだけなのです。この、ミスマッチを正すだけで、今まで以上に全ての音が扱いやすく、良く鳴るようにまるのです。
佛心月影吹奏法では、そんなことまで、解かってくる奏法なのです。
ここで、残念なお断りは、このことと、音楽性にはなんの関係もありませんから、けっして、このことが解かったから名人になれるとは限らないことです。ただ、今まで以上にはるかに、上手になれるだけです。


2012・9・ 2
いものですね、前回から近々には1年が経とうとしているのですね。
呂のオオメリは如何ですか?少々、難しいことでしたね。多分!
半音がどうしても高くなる方、これ以上「メレ」ないよ、音出無くなるよ、って
方も結構おられるのでは?
竹との相性が悪いだけで、吹き方が悪いと悩むことはないのです。相性のいい管に変えれば?とついつい製管師の処へいくのですが、これは、相手の思う壺です。又、相性の悪い笛を買ってくれるのですから。買う必要なんか何もないいのです。加工すればいいのです。製管師も知らない方法で・・


2011・11・25
呂の大メリは出せますでしょうか?なんて失礼なことを尋ねてはいけないでしょうね!
でも、苦心している人は意外と多いのでは?と思うのですが!
出ない人への助言ですので、出せている人には関係有りません。
ハッキリ、申し上げて、吹き方が悪いのではないと思います。どんなにいい尺八でも、
吹き手に少々合っていないだけです。合っていないのですから、いくら悩んだり、努力
してもある意味無駄なことなのです。ということは、時間の無駄なのです。
尺八に少々歩み寄って貰いましょう。どうのように、歩み寄って貰うか?
この答えを、今まで出した人はいてるでしょうか?製管師から購入したときに、
呂の大メリが出ますか?なんて助言されて、確認の上購入されましたでしょうか?
そんなこと、していたら、売れませんか?知らないからでしょうか?
「佛心月影」吹奏法でしたら、どちらが悪いのかも、どの程度尺八に歩み寄って貰えば
いいのかも分かります。
お悩みの方、必ず、解決方がありますから、チェックしてみて下さい。


2011・11・20
尺八の点検を!
どんな習い事でも10,000時間の練習でほぼマスターできる、という
説があるそうです。3時間練習してほぼ10年ぐらいですか。
小生、吹奏歴45年!お恥ずかしい次第でである。
話はさておき、本題に・・・・・・・
貴方は、全ての音を同じ口元で吹いていますか?
この質問に イエス!と答えられる方(少ないと思いますが)のなかで、
実は、そのように吹いているのだが、呂乙音のみ甲音に跳ぶ傾向があり、
管尻から響いた音が出ないと内心悩んでおられる方への助言です。
呂乙音を聞かせる都山流の本曲でも朗々と吹けない、息筋を変えたり、
息量を調節しなければならない、という人への助言です。
いくら、いい尺八でも貴方に少しあっていないのです。ですから、尺八に
少し歩みよって貰えばいいのです。自分を否めて吹いても、尺八は喜びません。
そうして、管尻まで大きく、響かしてやれば、尺八の喜んでいるのが解かると
思います。



2011・11・17
  (最新の日付からの記載に変更)

掲示板にも記載させていただいたが、正しい吹奏方法で(勿論・佛心月影)
吹奏している自信はあったのだが、心中ジレンマがあった。
理由は、呂乙音が甲音に跳ぶことである。これでは息筋を恐る恐る変えなくてはならない。
次に、チの半音と、ウの音色があまり変わらないこと、第3に呂の半音の音量が、音程を気にすると、かなり小さくなってしまうこと、であった。
この悩みは小生だけではないはずである。げんに、その様に吹いておられる方を多数拝見
するのですから、それでも、そんなことを悩んでなどいない人の方が多いのかもしれませんが、・・・・
さて、琴古流の尺八10本ばかり購入してみて、違うことにきがつきました。要するに
鳴り・響きが、小生の持ち管と違うのです。管が悪いのではありませんから、誤解のないようにして下さい。いい管であるのですが、小生に少しマッチしていないのです。「それを吹きこなすのが、稽古であり、練習なのだ」などと20年も30年もかかって、こなせたとしても、その為に、即ち、鳴らすがために、息筋を変えたり、して、どこか、自分を否めているのです。
それでは、曲を吹きこなすには少々無理がしょうじますから、緊張する舞台では、通用しないことが多々生じることになります。心当たりのある方も多いと思っているのですが、小生独りの
思い込みでしょか?




  展開 1 吹奏法を求めて
吹奏方法が間違っていますと、いくら頑張っても、努力しても、進歩が遅い、あるいは、上手になれない。と言うことが起こってまいります。
小生も、そのような状態で、一生懸命頑張っていたのです。無駄ではなかったと思いますが、無駄の方がはるかに大きいと思っています。
特に時間・年月の無駄は取り返せません。練習をしていても、録音などしてみれば、プロとの音質の差は歴然と自覚できる人は、吹き方が
間違っていると思っていただいてもいいでしょう。         また、
玉音を何年練習しても出ない!という人も、吹き方が間違っているのです。これでは一生「鶴の巣籠」は吹けませんね、        また
大甲を唇締めて、思い切り強く吹く人も欠点だらけでしょう。
プロは決してこれら欠点だらけの人を正しく指導をしません。故意か?
教え方を知らないのか?兎に角教えません。教えたらもう自習で、能力に応じて上達してしまいますから・・・・  
曲は教えても吹奏法の基本はおしえないのです。鳴ってさえいれば、曲を教えるのに差し支えはないですから、それがいつまでも習いに通ってくれる最上のほうほうなのです。

小生の教えは「プロのインストラクター」としての教えであるため、そこそこ吹く人は、1・2度習えば理解でき、決して忘れないことにあるのです。誠に残念なことに、長く通ってもらえないのです。
玉音など6−7人が皆さん30分程度で会得ですから、ビジネスになりません。
悩める人は「壬山の手ほどき」を    こちら


  

   吹奏方改造 進行中 2004−2008年


尺八吹きには悩み事が多い音の大きさ、音色の変化のなさ、律の正確さ、
特に半音の制御、姿勢、等々悩みだすと限がなくなる。改造には時間と、
不屈の精神が入用である。音楽的才能、資質に恵まれた人に措いても、人
一倍の努力の結果であることを思うと、我が音楽音痴にとっては、努力だけでは
解決できないものが存在することは確かである。しかしながら、諦めているわけではない。いや、人以上に上手くなりたいとの願望が強いと思っている。

昨年から都山流本曲の勉強のため道場に復帰することができたのを機会に、又
優秀な講師方の教えの機会に恵まれ、今までの経験を生かし、改造しようと心
密かに思って練習、研鑚してきたのだが、母の死、家の改装と半年ばかり練習が
出来なかったが、ここにきて、落ち着き毎日5時間は練習に励むことが出来ている。

しかしながら、小生も歳である。のんびりとするほどの時間はない。何を望むかを
見極めて改造にかからなければならない。とはいえ、なにせ欠点だらけである。
    半音の律が悪い
    喉が鳴る
    音量を上げたい時にあがらない
    リズムが悪い
    弱音の扱いに難がある
    柔らかい音色に欠ける
とりあえず解決の努力項目である。
道場での指導で当然指摘はされるが、解決方法は教えてくれない。
しかしながらヒントとなりう教えは山とある。知っていて教えないのか?
さほどに表現法が難しいのか?天与の才のため凡人の苦悩が解らないのか・

いずれにせよ、自分で解決しなければならない。

ヒントをもとに実践、試行錯誤のもとでかなり確実なことが得られたと思える
様になったので、お弟子さんに教え始めて効果絶大なことも確認できた。
こうなれば、時間をかけて早く自分の身につけるのが一番の近道!

思い起こせば、オーデションに合格した1時期もこんな吹き方をしていたのに と
思う点もあるのだが忘れてしまっているのだ。我流で必死になっているときの
落とし穴でもある。

今回、今の吹き料を修理に出したのを機会に、新しい尺八で、新たな吹奏方で
練習を始めることにした。今までの吹奏法では鳴りにくい尺八だったが、新吹奏方
にすると意外となるのである。暫くの間、迷いを生じさせぬため無理やり修理に
出して 改造強行である。

確信を持って理解できたことは以下の点である。

唇・喉・腹圧・この3箇所は相互に関連しているのでどのように
コントロール出来るようになるかにかかってくる。

  原則として音が変わっても変化させない、常に同じ形を保って吹くこと
   音色に大きく関わっているから、先ずは自分の音が確立されるまで
   自然な状態で吹くこと。

  甲・乙のコントロール・半音のコントロール・弱音のコントロール
   強音のコントロールに大切な部位、広げたり、狭めたり、どうすれば
   思い通りに操作出来るか?研究してみてください。

腹圧  音量のコントロール、喉・唇の状態に合わせ如何に適切な腹圧を
     保ち続けられるか?

以上3点の基本的な関連が身をもって体験・理解ができたら練習が
一段と楽しくなるでしょう。

小生は道場生でありながら、型の勉強、習得にはあまり熱心ではなかった。
なぜなら、上記の基本が出来ていないということを痛感していたからである。
いくら型を教えられても、できないのである。必ず何処か傷のある表現になって
しまうのである。しかしながら、先に述べたことが出来だすと、型も扱いやすくなる。
否、型があるから、却って扱い易い。定型化の練習をすればいいのだから。

型の勉強は一生懸命してはいるが、聞いていて本曲には程遠い感のする
奏者は沢山いる。反面、型からは外れてはいるが、いかにも本曲の感が
する奏者もいる。両面具えた奏者は少ない。
両面具えたければ、一緒に研究しましょう。
小生に言わせれば、本曲を吹けないのは尺八吹きではない!と言い切る
ほどの思い入れなのです。ですから、小生も尺八吹きではないと思って、
改造計画をスタートさせました。
求む!同士


さて、腹圧  の問題? よく 「腹で吹け」 と言われるが、腹もいろいろ
丹田で吹けともいわれるが、小生の考えは違う、丹田で吹くと息が続かない
はずである。武道には向いているかもしれないが、吹奏にはむいていない。
力の入れ処が一定化してしまうからである。目的は何か?重心を落とす為
ではないのだ。こういえば、もうお分かりと思う。何の為に腹で吹くか?
さて、力の入れ処はわかりましたか?意識していろいろ試行してみて下さい
必ず、音量のある吹き方の出来る力点が見つかるはずです。


このようにして練習を続けていても、なかなか成果が表れないように思え
時として挫けそうになったり、忘れてしまったりとなりがちである。特に乙ロ
の音での成果には時間がかかりそうである。一度6寸管で吹いてみるといい
だろう、其の成果は明らかに出てきているのが解る筈である。
そう、腹圧の力が、あと2寸分足らないことが、体験できると思う、この
力不足から、乙ロのときに口先の補助を行おうとしてしまいがちなのである。
そのために、乙音が甲音に飛んだり、全体の音質の統一が取れなかったりと
欠点がでてくるのである。日々の練習に措いても、この点に気をつけて、先ず
吹いてみて、乙ロが満足に出なくても、根気よく腹圧だけで30分ほど吹き続け
ていると、音量、音質ともに自分の理想に近ずいてくるはずである。
最初は、昨日できたのに、今日は出来ない、つい先ほどまで出来ていたのに
今はできない、昨日は1時間かかったが、今日は30分で出来た、とむらが
あるだろうが、だんだん良くなっていくだろう。要はあと2寸の腹圧の強さである
から、ほんの6センチ息の到達点を延ばしてやることが出来ればいいのである。
小生は必ずできるものと信じて練習している。夢の領域に入るために!
                                     
2004・10・4


さて、腹圧だけで上手く吹けるようになりましたか?吹けたときの効果は理解
できたでしょうか?「実は上手くいくときと、いかない時がある」人・・小生もですが
之は、腹圧で吹く準備が出来ていないからです。条件が整っていないのに吹き
出してしまうからです。ついつい何年もの吹き方に戻ってしまうのです。吹くときは
必ず下準備として、腹圧でしか吹けない状態にすることです。
では、どうすればいいのでしょうか?
今までは、呼気のことに気をとられていましたが、吸気も大切なことなのです。
もう、お分かりでしょう。呼気を腹圧で行うなら、吸気も・・・・・・・・・・です。
これで、下準備は
かなり整います。
                                                     2004・10・7


腹圧だけで吹けるようになってきましたか?すぐに息があがってしまうからフレーズが、吹けない ・・こんなことで諦めていてはだめです。息があがってしまうには、それなりの理由があるのです。先にも書きましたが、いろいろ試してみたでしょうか?
横隔膜を上部に押し上げてやらないことには、肺に空気があっても、息はあがって
しまいます。腹圧による息の圧出が弱ってくると鳴らなくなります。いつも同じ圧力を
最後まで保って下さい。圧力が弱れば鳴らなくなる!これは裏をかえせば、弱くしたい時は圧力を意識的に弱めればいいわけです。この練習もしましょう。
でも、見えない、触れない、感じるのも難しい横隔膜の働きをどのように体感しながら吹けばいいのでしょうか?又次の
宿題がでました。いろいろ試して息があがらなくなれば、今まで以上に長いフレーズが吹けるはずです。とりあえず一本調子で同じ音、量を保つ練習をつんでください。横隔膜の働き具合いを体感できるはずです。
では、自習を・・・・・・・・

                                                        2004・10・15


ここまでを上手く出来るようになると、まず、基礎工事ができた、と言うとこらでしょうか。ですが、ここまで出来たのに、必ず落とし穴があるのです。大抵の人が落ち込み
ます。それは、
もう少し張りのある音をだしたい!と、力んでしまうことです。
ここで辛抱、辛抱です。これからの骨組みを急いではいけません。
そこそこの吹き手のなかにも、本曲のなかにおいての乙(ロ)の聞かせどころで
甲に飛ばないように加減をして吹いているのをよくみかけます。
之は、骨組みが出来ていないからです。どうゆうことかといいますと、(ロ)(ツ)(レ)
(チ)(ハ)が全て同じ口元で吹けていないからです。譜面の数から見ても乙(ロ)は
少数派です、ついつい、多数はの口元で吹いているのです、ここで、いままでの
癖を取ってしまいましょう。乙(ロ)の口元で全ての音を吹く練習です。特に乙(ハ)から乙(ロ)への移行時は習慣的に甲音になるよう何処かで何かをしていますから
大変です。それが正しいい方法でならばいいのですが、先に述べたことが、上手く
出来なければ、間違っていたと考えても差し支えないでしょう。
どんなことが、あっても口元を変えないぞ!の意識をもって練習してみてください
腹圧で吹き、口元は変えない!全ての音を乙(ロ)の口元で吹く、これが当分のの
練習課題です  では御健闘を祈ります。
                                     
2004・10・21


前回から2ヶ月近くの日々がすぎました。真面目に取り組んできましたでしょうか?
この時期になりますと明らかに音色にも変化が生じて来ているものとおもわれます。
小生もこの時期に琴古系の人から「腹で吹けているね」と声をかけて頂き、大いな自信につながりました。充分にできなくとも少しずつ上達、身についていくのです。
さて、前置きはこのぐらいにして、前に進みましょう。
「音量がでない」「甲音がでない」この2つが、ついつい口先にに力が入り
腹圧だけで鳴らすことを忘れてしまう大きな原因なのです。特に都山系に多いのも
本曲の吹奏にはかなりの迫力をもとめられるからです。迫力を出すには、口先の
力を抜かなければならないのですが、ついつい力が入って自滅するケースが多い
のもそのためです。このようになると、必ず、音尾の処理が上手くいきません。
強から弱の処理ができないのです。折り手、すかし音、消音に傷がつくのです。
今日からの練習は、腹圧と喉との関連、連携の研究に入りましょう。
これだけは、口での説明は非常に難しいようですが、プロ奏者の中で、一人
的確に表現、指導された方が居られるようです。先日小生宅にきた、友人に
僭越ながら教えたところ、「そう言われれば、**師に教えていただいたことが
ある」とこと、「之は小生だけの苦心の末、見つけ出した極意だ!と思っていたのに
残念」と、笑いあったのですが、かれも其の時には重要性の認識が少し甘かった、
次回にはマスターしてくると返りました。
ここからは、何度も申しますが、
腹圧と喉との関連、連携を研究してみて下さい。
甲乙音の使い分け、音量の全ての基本がここで解決されるでしょう。
より高度なものを求めるには、顎当り、角度、唇の形、等々きりがありませんから
先ず基本を研究、自分のものとして身につけて下さい。

                                                     2004.12.15


 真面目に取り組まれた方にはそろそろボーナスの出る頃です。成果が現れ始めた
のではないかと思います。小生は悩みであった
喉が鳴る
強弱の処理がまずい
音量が揚がらない
半音が不安定
リズム感がない
音色に幅がない  等々
なんとも悩み多き40年間でしたが、上記の事柄が目に見えて改善されてきました。
更には
音の切れ・滑らかさ も出てきたのではと思えるようになりました。
勉強にも仲間も目を見張るばかりの改善がみとめられます。
間違いのないルートを見つけなければ頂上への到達はできません。途中で倒れるも
それは運命、でも 正しいルートを上りたいものです。誤ったルートでは必ず引き返さなければならないのですから、思えば40年間の中どれほどの引き返しがあったことでしょうか?
これは正しいルートのガイドブックです。申し訳ないですが変なガイドに
就いて裾野を散策するだけで満足ならばそれでもいいでしょうが、頂上を目指しての
貴方であるなら、それに耐えうるだけの基礎体力を身につけなければ到底無理な話となります。人より悩み、努力した(つもり)おかげで、人の欠点、改良方が適切に指導できるようになったと思います。意外なことに欠点は指摘しても、改善方を明確に
示さないガイドさんが多数いるのです。
今日は、取りとめないままに終わりそうですが、ボーナスを得たと思えるならば、本物でしょう。実はこのガイドブックには自分で研究、努力しなければならない
隠し処が沢山あります。そのことについては申し訳なく思いますが、お許し願いたいと思います。又、文章では表現しにくいことも事実です。
疑問な点はメールでお答えしたく思っています。
小生も頂上めざし、40年の裾野のさ迷いから目覚め登り始めたばかりです。仲間も
増えてきました。共に登ることは何かにつけて楽しいものです。
では、この段階での奏法を先ず身につけて磨きを懸ける為の努力をしてみて下さい
読み返してみて、補足等あれば次回に!
そうそう、
息も長くなり非常に楽に吹ける を忘れていました。
                                    2005・1・8


佛心月影吹奏法の開眼
仲間との勉強会で、今までの小生の吹き方とは、別人のような吹奏を披露
現代、過去のどの吹奏家も教えなかった吹奏方法です。
現状に飽き足らず、いろんなプロに習いに行って居られる方々がいます。
小生もその仲間でした。でも、上達の根本である、正しい吹奏方法への改善
から始めて教えるかたは居ませんでした。
はっきり言って、知らないからか、隠しているのです。
小生の見るところ、殆ど知らないと言って過言ではないでしょう。
自分で、録音してみて、プロの音との比較をしてみて、明らかに差があることに気づかれるよおもいます。
何がちがうのか?
吹奏方法が違うのです。
でも、何年習っても彼らに近づけないのは?
それは、正しい吹き方が出来ているけれども、たまたま偶然にそのように
出来ているだけののです。そうでなければ、皆さん飛躍的に上達するはづです。
10年習っても同じ、指使いだけが上達、音は抜けていない、師匠とは、相変わらず月とスッポンの差、
これでは尺八人生の道草もいいところです。
小生はこのことで40年の歳月を費やしました。筝との合奏も極力控え
(真実は、そんな状態ですので、お呼びがかからなかっただけですが)
でも、過去、現在、誰一人見つけだせなかった確実な方法を見つけました。
たった1度の講習で体得できる方法です。習得には3ヶ月ほどはかかるでしょうが、スッポンから月に変身できるのです。
いろいろな指導がなされています。いろいろな悩み相談もあります。が、
今の、小生に言わせれば、全て末梢ごとです。根本を見極めることにより
全てが、解決するのです。唯、一筋の道を歩むだけなのです。
腹式呼吸法の講習、これが、身に付き、月の音を会得した人は?失礼ながら
必ず、くずれます。意識して腹式で吹いていても、必ず崩れるのです。根本が出来ていないのですから、でも、佛心月影吹奏では、腹式でしか吹けないのです。腹式を会得するのではなく、腹式でしかふけないのです。崩れたら、すぐ自覚、改善できるのです。
吹き方の教本、間違いだけの記載です。唯、唯、鳴ればいいだけの記載です
根本が記載されていないことには、間違った方向に向かって無駄な努力をするのはとうぜんです。小生の40年が実証しています。
佛心月影法によって全て解消できるのです。
音が抜けていない  詰まってくれば自覚、調整がすぐできる。甲のハ、ヒ,ピ
              ヰ、タ、四、大甲を詰まらす人、長音の最後に詰まってく              人、多分大多数の人
消音の下手な人   最後に音切れ、甲が乙になるとかの人
倍音の数の少ない人  音に迫力がなく、ほとんど一本調子の人
半音が不安定で響かない、小さい人 全音とバランスよく鳴らない人
音の流れの悪い人  ぎこちなさはないのに流れが悪い人、
息が続かない人   全てに関連しているが、息量の調節が利かない人
雑音、咽鳴りのひどい人  小生も治らないと思っていたが、プロにもいます。
まだまだあるでしょうが、根本を治すと、なぜか、余裕を持って、吹けます。
プロにでも悩みはあるのです。根本を知らなければ、治りません。  でも
佛心月影法で即月の音が満月であるかと言えば努力が必要です。最初は
細い細い三日月かも知れません。三日月でも月です。スッポンの音ではありません、必ず満月に近づけます。スッポンの音ではいくら努力しても月には
成れません。その方法を知って居るのは小生だけでしょう。何を大言をと思う人も多数居るでしょうが、冷静に周りを再見してみて下さい。飛躍的に、進歩した人がいますか?貴方自身尺八人生一変、の変化を経験しましたか?
悩みは全て解決できます。


1月から自信を持ってお弟子さんの吹奏方法の改善に取り組み始めました。
正しい吹奏方法への改善です。今までは、小生自身と同じ様に、自分なりに勉強していた方法では一生かかっても得られない、正しい吹奏方法を短時間で、しかも解り易く、確実に、身につくことの証明にかかったのです。
何年もの間、師匠の音を聞いて習っているのですから、師匠の変化を一番身近に感じているかたたちですから、素直に信じてもらえるでしょう。
今4月です。お弟子さんの会得状況は人によって差のあることは当然です。
でも、遂に、「木枯」を本曲の音(すなわち月の音)で最後まで稽古できた人が
出ました。途中崩れた音を出したら、自覚、止まって、態勢を立て直しての、吹奏でしたが、全て月の音で吹きました。崩れた時点で自覚、調整できると言うことは、自習が間違いなく出来ることなのです。自習の間に間違いだけが、身に付くという恐れがなくなるのです。音量を求め指導してもすぐに体得、今まで
出したこともない音量です。一瞬小生の方が負けたかなと思いました。奥さんが、「やっと、聴けるようになった」と言ってました。とのことです。
まだ、准師範ですので、テクニック、その他、磨くべきことは多々ありますが、
型の扱い、息の扱い、音量の扱い、全てすぐに理解、とこなしができるようになってきました。演奏会を聞きに言っても、「あの人出来ていませんね」とささやく
ほどに人のこともわかるのです。上手い下手ではなく、正しい吹奏かそうでないかが理解できるようになっているのです。
勉強仲間もいます。仲間ですが、偉そうに、指導しています。申し訳なく思いますが、40年かけての会得の伝授です。180度の転換を体験すると、本気に
なってくるようです。今、やっと「おもしろく吹ける」と言っています。
佛心月影 ・・・・一文字一文字に尺八吹奏方法の真髄をこめています。

                                       西田壬山         2005.4.21


さらなる 先を求めて

さて、吹奏法も身に付き始め、実践として舞台での独奏・アメリカでのパフォーマンス等で体得を確認できるようになり、次に目指すのは、音色
とゆうことになります。


自宅での勉強会は順調に続いています。人によっての習得度合いは違いますが、確実に身に付いていくことで、小生の佛心月影はますます
信頼度を増しているのがわかります。
先日の勉強会で、3日前に舞台にかけた「寒月」を演奏したところ、仲間の一人T君が、「曲の出だしの
音色が違う」と批評しました。そこで、いろいろ試行してみたのですが、A君が聞かせてくれる音色がどうしても出ないのです。そういえば、前にサウンドクリエイターであるお弟子さんに、プロの演奏と小生の演奏を比較してもらったときに「プロ氏の演奏は雲の
ない寒月であり、先生の寒月は群雲の流れる寒月だ」と批評されたこと
を思い出し、その話をすると、「全く、そのとおり」とのこと、前回の「峯の月の出だしも音色が違ったね」「あの時は笛を替えて出たではないか、
前の笛で吹いてみたら?」とゆうことになり吹いてみると「完璧」「正に都山流の寒月の音だ!」となりました。


実は、このページの最初に「唇は音色の変化の為にあるから、吹奏方が確立するまで動かさない」と書いています。小生は、この段階で、
唇に変化を与え音色に挑戦していたのですが、効果が出なくて、少々
あせっていたのです。ところが、尺八を替えることによって、かなり自由に、扱うことができるようになるのです。前の尺八が悪いのではなく、
自分に合わなかったのです。吹奏方法が確立されると、尺八に合わせて
吹くのではなく、
自分に合った尺八を選ぶことが出来るのです。
友人のお陰でもありますが、これで、本格的に
音色と、取り組むことが
できる条件がととのいました。
自分の吹奏方法が確立されて次に進むときには、小生のようなことが
あることも、頭の隅において下さい。
唇は、いわば、遊んでいる状態ですから、縦に動かしてみたり、横に広げてみたり、して追求して行きたいと思っています。
今、小生の顎当りの位置は1センチ上下移動させても鳴りますから
曲により、どのポジションで吹くか?も面白いでしょう。


余談 持ち替えた尺八
6月29日から持ち替えた尺八は30年前に、それまで10年間吹いていた尺八(今から思えば手放さなければ良かったのに、とずっと後悔している)に飽き足らず、8寸・6寸セットで新しいのを別注したときに、試作品と
して作られた尺八で、不満なところを指摘改良した試作品であった。
出来上がるまで、その試作品を吹いていたのですが、新管が出来上がった時に、試作品も差し上げるといわれ頂いた尺八だったのです。
では、新管は?なんと1か月程後に置き引きにあって紛失したのです。
それから、30年迷いに、迷って、まさか、30年前の笛に帰るとは?
思い出します。其の時の製管翁の言葉「西田さん、80歳になり、久しぶりに良い管を作らせてもらいました」

                                 西田壬山       2005・7・4


恐るべし 佛心吹奏法 
実は7月4日に外吹きについてのヒントを頂き、話もそこそこに失礼して帰宅
外吹きの解明に取り組んだ、35年間解決できなかった為に、悩みも大きかった宿題である。
先に記述したが、顎当りが1センチの幅で余裕がある状態で吹けるのは大きな武器になって
いると思うが、「これだな」と思える音が6日の晩に出だしたので、蝋燭を管尻において確認。
見事、甲・乙
の全音をクリアー、長年の宿願が叶い、音色の最大課題となる問題が解決された。
吹きながら、内吹き、外吹きも自由に変更できることも確認できた。
以前、外・内は各人の骨格による、天与のものであると聞いたこともあるし、現実に、外・内
自由に吹き分けているとゆうプロの話も聞いたこともある。でも、いくら挑戦しても出来なかったことが、根本的な吹奏方法がわかると、いとも簡単に出来てしまうのには我ながらの驚き
でもある。出来てしまえば、理論は簡単、「なぁーんだ・こんなことか」ではあるのだが、
小生の説く吹奏方法をマスターすることが、如何に重要であるかの証明の一つでもある
7月7日七夕・織姫様からの贈り物でした。
                        
 西田壬山  2005・7・7


まだまだ半月
自信をもっての吹奏法でのテスト機会は独奏会「一本竹」であった。
どの管で、外吹きにするか、内吹きにするかの迷いは前日まであったが、
「佛心月影」ならば大丈夫の自信?のもとに吹奏するものの、空回りの
感をぬぐえずに、終わってしまった。    基本を点検しながら吹けたのに
?????の疑問だけが残り、まだ半月の状態であることを痛感した。
「何かが、足らない!」「何が欠けているのか?」の模索がはじまった。
当日「ホームページを見ていますよ、月の音でしたか?」と問い掛けられた
のが全てを語っていると再点検をはじめた。
「此処までは正しい」それは仲間達の吹奏が、立派に証明してくれた。
「では、足らないのは何か?」「昔の壬山と違うことは?」
ありました!、ありました!。
水でたとえるならば、水源地は確保しているが、そのまま流れ出て
滝に直結したような吹きかたでは、壬山ではない、
水源地からの水を、貯水池に溜め込んで、ダムの放水の如く、調整され
なければ、壬山の吹奏とはいえない。
以前は貯水池から無調整の放出
だった、今は水源地からいきなりの滝、この流れを合体させたらいいのだ
やはり、正解でした。貯水池への溜め込み方法は以前からお弟子さんにも
さんざん教えていたのですが、忘れていたとゆうよりは、水源地が小さくなる
のでは?崩れるのでは?と確保できるまでは手をつけずに措こうと思って
いたのですが、其の心配をしなくともよいほどにしっかりと確保できている今
上記の一連の流れを体得できました。
演奏は普段の稽古の成果テストです。欠点が如実に現れるのが人前での
演奏であり、補正の最大のチャンスでもあるのです。
この補正演奏は11月6日での明暗寺本曲献奏会です。楽しみです。
                         西田 壬山     2005.9.16


いよいよ確信

「一本竹」での不満足感から手直しに入って2ヶ月、いよいよ明暗寺の献奏会となりました。毎年の精進の総括です。欲も得もなく、1年間の課題を貫き通す演奏ができるか? この一点だけで我が身についているか?正しいか?が確かめられる貴重な
場があたえられるのです。2ヶ月前はも同じ気持ちで吹いたのですが、いま少しの自信のなさと、欲のために自滅部分がありましたから、心して昨年の様にわが道に徹す
ことを決意していました。
「甲・乙音の完全なコントロール」が本日の目標です。腹圧・咽喉・の連携の実践です
ffからppまでのコントロルに傷がつかず、表現できるか?余力があれば唇での音色
操作はどこまで意識できるか?の2点です。
結果的には甲・乙の操作に関しては自己採点ながらも95点。ff音は残念ながら出し切れませんでしたがこれは鍛錬時間の不足からですからあと6ヶ月で解決するものと
おもいます。唇の操作は曲中では上手くいき80点、でも今の時点での習得度は40点ぐらいだと解釈しています。
小生は貪欲で厚かましいですから、プロの方々にお会いする機会があれば、どんどん質問をいたします。結果「全く正しい」の確信を得ました。なぜ教えないのか?
「教えても理解してもらえない」「教えるまでの力量に達していない」が大方のお答えでしたが「30分で伝授できる方法がありますよ」には「伝授のしかたを教えて欲しい」
30分で名手の吹奏方法が会得できるのです。体得までには自習で充分です。絶対に忘れることがありません。自習による筋力の付き方が其のまま進歩の過程です。
今・お弟子さん・研究仲間をみていますと、信じて努力すれば1ヶ月で効果覿面です
あとは面白くてドンドン進むだけです。習得度によりさらに高度なテクニックを積み上げていけます。今彼らは1週間から1ヶ月遅れで小生の後を追いかけてきています。
其の為にはドンドン開拓していかなければなりませんが、楽しい毎日です。
「確信を持った奏法は潰れない」が今回の成果せした。

                                       2005・11・8     壬山


おちおちしていられない
此処最近のお弟子さん達の進歩には目をみはるものがある。
しつこく、厳しく教えてきた成果が現れてきたのである。それも、急激な進歩である。
小生よりも音量のある者、息のコントロールの上手な者、音色豊かな者と何かが
小生よりも優れているようになってきたのである。恐ろしい効果である、
今や、「佛心月影」の習得度は1ヶ月の差程度になってしまったでしょう。
皆、准師範以下、8年以下であるが、何十年もの経験者よりも、理解して、コントロールできるのである。言われた通りに自習出来ることの絶大なる効果である。
あと1ヶ月で教えることは無くなるのではないかと思われる。
本曲の型などは最早、スラスラとこなしてしまうから、彼らはやっと苦痛から開放
されたのではないだろうか?1年間同じ曲を基本吹奏のために費やしたが、順次
開放され、新しい曲に進んで、すぐにこなせる喜びを味わっている様子である。
小生の今の課題は音色の変化に集中しているのと「峰の月」の初段と二段の変わり目である。尺八を顎に強く押し付けるなどという姑息な方法ではなく、大上段からの
吹奏が見つかった。鍛錬の時間がいるが目途はついたと思う。
音色は唇による空気の巾は歌口いっぱいから5ミリぐらいまで、厚みは3ミリぐらいまで自由なポジションと息の強弱の組み合わせが出来るのだが、音色への効果が
定かでないのがなやみである。しかし、研究仲間に批評してもらい順次定着させて
いくつもりである。すぐそこまで追いつかれたとなれば、益々の研究が必要である。
                      
                                      2005・11・14     壬山


やはり効果絶大
毎月一回の勉強会に名手?が初参加しました。
いきさつは、前々から彼は音楽性もあり上手だが、音に本曲の魅力がない
と失礼ながら、苦言を呈していたので、お詫びのつもりでさそったんです。
強弱の無い一本調子、本人は強音を出しているつもりが、聞き手には音が
すぼんでいる・・・・・・・・昔の壬山の吹きかたなのです。
性格が素直で誰にでも好かれるのが小生と違うところなのが人徳なのでしょう
佛心月影の伝授ですが、素直に受け入れるだろうか?秘伝の押し売りは無駄か?
と、危惧をいだいていましたが、効果は絶大、勉強仲間にも、「それで本曲の音だ」と
言われて 目から鱗 とはこのことでしょう。「相当勉強はした自信はあるが、ここまでは、気が付かなかった。」と、あとは日ごろの鍛錬だけで、ドンドン上達するのです。
「この、秘伝、伝授料50万円の値打ちはあるのでは?」
「教えてくれない先生について5年・10年・いや、一生無駄をするよりも、すぐに楽しく
面白く吹けるようになるのなら安いでしょう、」「全くそのとおり、安いですね」
これは勉強会に来ている仲間との会話です。
佛心月影  伝授料は50万円 お預かりいたします。
人により差はありますが、30分で習得・・・1年で身につき、ドンドン上達します
面白いことがどんどん工夫できます。新しい世界がひらけます。
嘘ならば返金いたします。プロも教えない(知らない?)秘密を伝授いたします
稽古は身に付くまで何度でも責任を持って厳しく行っています。
曲を教えるのではなく、吹き方をおしえるのです。吹き方が正しければ、曲に
悪戦苦闘しなくともいいのです。楽々と吹けるようになるでしょう。上達の足引きは
誤った吹き方にあるのです。「30分で体得できて忘れない!」「素直に努力していけば間違いなく頂上に向かって歩める」こんなに素晴らしいことはないですね。
そうそう、「峯の月」も怖くなくなりそうです。
伝授ご希望の方はメールでお申し込みください
                           2005・12・9 壬山


まだまだ甘い
自信を持って吹き始め、教え初めてから一年、毎日毎日が楽しくてしかたがない。
解ったと思っていた通りだが、完成ではなく、毎日が進歩のなかに生活できるからだ。
それだけ、奥が深く新発見の連続である。思えば1年前には入り口に立っただけであり
ドンドン進歩する楽しみのなかにはいなかったが、今は謙虚に楽しみながらの進歩を
手に入れた様に思える。指導している仲間達にも皆大きな変化が起こったが、その具合は
当然のことながらバラツキガある。毎週休まずにきている門人が一番変身したのは当然としても、
月1度の仲間には大きな差が生じている。どうも、入り口での変身の大きさに満足し、
後の、努力が足りないようである。本物の玉を手に入れたのに磨く努力がたりない。
まだまだ傷があるのに真剣にみがこうとしないから傷が見えない。仏様を忘れて吹いている。
我が心と仏様とを一身同体に保つだけだが、すぐ忘れてしまう、忘れても常に一体でおられる
ところまで精進しなければならないのだが、余りにも、簡単に変身できたための満足が精進を
忘れさせているのか? 今年は大きく飛躍できる年であることは間違いないと確信している。
                                   2006・1・5  壬山


最後の詰めかも
なんと言っても、難しいのは都山流「峯の月」の2行目から3行目への移りである。
前にも書いたことであるが、
「音色」を変化させる。 ことの課題が小生を悩まし続けていた。
昨年の11月からの悩みである。解決できたかと思えば、翌日には誤りである。ことの
繰り返しが続いた。「佛心月影」の教えが正しければ必ず、解決方が見つかるはずである!
との確信のもと、あらゆる面から探し求めた。プロにも探りを入れたり、悶絶すること半年!
やはり正しかったのだ!「佛心月影」は!
「音色は倍音の変化で表現することである」

強弱は音色のことであり、音量とは別のことなのである。
だから、強くて大きな音・強くて小さな音
     弱くて大きな音・弱くて小さな音
この4極の音が出せれば、組み合わせは無限にあるのです。
そして、
この座標の交点での吹奏(ニュートラル状態)が「佛心月影」なのです。
心の動きのままに、座標のポジションを選べるのが理想です。
常にニュートラル状態が保てる様になれば、即ち小生の説いている吹奏が身に付けば
座標が見えてくるのです。

                                   2006・4・17  壬山


勉強会の終了
6月で毎月1回10時から5時までの勉強会を終了しました。
教えることは一通り教えたし、後は本人の努力次第との判断からです。
小生はなんの迷いもなく一直線ですが、個人個人によっての成果の違いは
否めません。本人の心の持ち方次第で成果に差がせてくるのです。
一番の成果はお弟子さんたちでした。信頼度がちがうのでしょうか?
尺八吹きであるなら古典「鶴の巣篭」を吹けなければ胸を張れない!
と心の内での思いが、ありつづけていました。が、玉音がでなかったのです。
舌でのフラッターはできるのですが曲にはなりません。最初は「うがい」の要領から
云云と・・・・ いろいろ試みましたが出来ないのです。しかし今は自信を持って正しい
吹奏方法で吹いているから出来るのでは?という思いがよぎっていました。
「一本竹」の打ち上げ会で10年かかり玉音をマスターした方の話を聞き、
明日から玉音の練習に打ち込もう、必ず出来るはずだ!と始めたところ、その日の
内にそれらしき音がでたのです。プロ先生からも2年はかかるといわれていたのです。
僅か1日で道が開けるとは!なんと素晴らしい
「佛心月影吹奏法」であるかとわが身に
感謝するしだいでした。1年計画で「鶴の巣篭り」を修めたいと勉強をしています。
解らない手使いを友人に聞こうと電話をしたところ、友人も小生の吹奏法を勉強して
いると玉音が簡単にでるようになったので、今「鶴の巣篭り」を習い始めたから
相互勉強をしよう、と言うことになり、友からは手使いを習い、友には吹奏法を教える
ことで月2回逢って勉強しています。又、外吹き、内吹き、についても、尺八ごとの個性
によってどちらかが、良く鳴るという傾向があるようです。
今まで、こんな曲は手におえないと敬遠していた曲も、手が出るようになってきました。
人の演奏を聞いては、「不満」に思えることも多くなってきたのも事実です。自分が上手
と言うのではなく、吹奏欠点がもろにみえるのです。
先日も、アル先生の吹奏を聴き、失礼ながら、間違っていますよ、との会話から
30分で、とりあえず欠点1ヶ所だけ触らせてもらったところ、音量が明らかに2倍程に
ご本人も、びっくり、今まで誰にも、こんなこと教えてもらわなかったと、感謝されたのです。
でも、まだまだ奥深い秘法があるのですよ。今日はとりあえず基本の1ヶ所だけで、
マスターできたら又お越し下さい、と別れました。後日お会いしたところ、明らかに違うので
一生懸命練習しているのですが、舞台に上がると曲にとらわれて、ついつい崩れて
しまいますが、効果絶大ですとお礼をいわれました。
6か月尺八を吹かず、全く鳴らない新管を持ち、先生が自分で、生徒が自分、から
スタートして3年になろうとしている今、
一番の近道をしたのだな、と実感しています。
                                   2006・11・17  壬山



芸に終わりなし
上記の言葉、よく聞きますね。確かな言葉です。正に実感の持てることばで有ると思えるのは
小生が日々進歩していくのが実感しているから、言葉の意味を深く感じられるようになったのです。
それに、菊原初子先生から、この言葉を書いた色紙を戴いているから特に自戒の言葉でもあるのです。
音色の変化がわかりかけてきました。
腹圧の変化・口腔内の圧の変化と容量変化・自由になった唇の変化・これらの取り合わせと
心の変化を加えて何ものにも囚われない
佛心に全てを任せるのです。
腹圧だけで鳴れば、即ち乙・甲・大甲全てが唇の補助なしで鳴るようになれば、唇は完全に自由と
なるのです、どのように変形させようとも鳴るのです。これが
音色の変化です。音量の変化です。
新たな吹奏法に入って2年2ヶ月、まだ尺八を始めて2年生の感覚で吹いています。
38年は無駄ではなかったが、無駄に近い38年だったとおもいます。上達のスピード感が違うの
ですから!!
                                    2007・2.24   壬山

徐々に広まる
佛心月影吹奏法が身につくに随って申し訳無いのですが、他人様の吹奏欠点が目につき仕方が
ありません。小生よりも音楽性に優れた演奏でありながらも、吹奏法の欠点がより高度なものに
仕立てあがらないからです。世に名手?と云われながらも佛心月影を知っていたなら、犯すはずの無い
単純ミスをする名手が結構いるのです。
彼らはほぼ佛心月影吹奏ができているのですが、よく理解出来ずに自然と訓練でみについただけで
説明ができないから当然教えることもできないのです。教えないのではなくおしえられないのです。
曲を教え、欠点の指摘はしてくれますが、欠点の矯正方法は教えてくれません。
正しい吹奏法を習得すれば、全てが単純ののです。
曰く 「甲の拍子外の出だしに乙音が入る」「吹きはじめにアタックがかかる」「君達に型を
いくら教えても安心だ、真似ができないから」「こんな音がでますか?」
・・・・・・・・・・・・・等等
小生はおせっかいでモノなので、ついつい当人の欠点を直接本人に云ってしまう悪癖があり
失礼にも指摘してしまうのです。でも面白いもので自覚している人・素直な人は小生宅に勉強に
来てくれるようになってきました。
必ず2人以上できていただいております。
都山・新都山・琴古流・あるいは師弟共々とか・流派混合でとか・・・
一度も成果のなかったという講習はありませんでした。僅か30分で一生忘れない講習なのです
あとは本人の努力しだいなのです。
特に「玉音」に関しては顕著にその成果が現れるようです。
講習が終わり「玉音のだし方は知っていますか?」「練習はしていますが出ません」
「どんな練習ですか?」「うがいの要領です」「それで充分です。小生の教えた吹奏法でしてみなさい」
これだけで皆さん玉音がでるようになったのですから驚異と表現してもゆるされるでしょう。
いくら「ウガイ」の要領で練習しても吹奏法が間違っていれば絶対に出来ないのが「玉音」なのです。
ですから吹奏をしているのを見ればこの人は「玉音」が出るか出ないかもわかるのです。
出ようが、出まいが関係ないといえばそれまでなのですが、根本は正しく吹いているか?そうでないか?
によって進歩に大きな差が生じることです。同じ量の練習時間なら効率的で明らかに進歩している
喜びを得られる練習をしたいものです。
今「佛心月影」を講習して、翌日には「効果あり」の礼をメールなり電話でいただけることが。
小生の喜びとなっていることです。
                                                      2007・10.9  壬山


音色に挑戦
音色に挑戦できるようになりました。 唇の型を変えずに甲乙が出せるようになれば
唇の用途は音色に利用することにつきるのではないか?との疑問と必ず出来るとの
確信の狭間で、とにもかくにも「佛心月影」吹奏を安定して身につけようと頑張ってきました。
前歯を露出させて吹いても鳴るようになってから、「唇は解放されたなあ」と思うようになりました。
でも、自分が思うほどに変化を得られないのが、苦悩のでしたが、勉強会で友人に、所持する
竹の中でどれが小生の音として一番良いか?聞いてもらい暫く吹くことに決めました。
(管の迷いはいつものことですが)その竹は全然鳴らなくて、改造を決心した時以来吹いて
いたものですが、外吹きをしていたのです。音に迫力がなく糠に釘という感じがしていて、
本番には必ず失敗するという感じでしたが、内吹きで試してみますとなんと自由に吹けることか!
唇の型を変えると見事に反応してくれます。さあ、又面白くなれるネタができました。
暫くは退屈しないで研究できるでしょう。
                                   2008・4・8   壬山

音色・音量共にともに
音色の研究をしていたところ、意外なことがわかりました。なんと音量が力むことなく、
強く吹くことなく、変化させることができるのです。「佛心月影」が身につくと、さらなる
応用で音色・音量の変化を自在にあやつることができるようになることになるのです。
これは、面白いことです。   実は、四国虚無僧行脚の予定をしています。
これは、ご利益をいただくのが目的ではなく、「佛心月影」のお礼の行脚なのです。
同時に、より以上の修行への誓の旅です。旅の大きな楽しみができました。
                                   2008・4・23   壬山