※注意
これから十数枚は閣下と長官の
パラレル妄想劇場が続きます。
ご注意下さい。
塵は塵に 灰は灰に・・・
怒りにまかせてその場にいた人間達を一人残らず焼き払うも、
腕に残ったのは喪失感のみ。
いっそわが身も灰になればと願っても、
悪魔の血の方が濃いためか、
それも叶えられることは無く。
人間世界でAが苦しんでいるころ、地獄では・・・
L 「ねっ!ライデン、あそこ!」
R 「ん?」
地獄に流れる忘却の河「レテ」に浮かぶ一名の悪魔。
L 「ちょっ!ライデン!オレはあの子引っ張り上げるからさ、
ゼノン呼んで来て!」
R 「わ、わかった!」
L&R 「あ、気が付いた!」
Z 「大丈夫?気分はどう?あ、心配しないで、怪我はしてないみたい。」
D 「・・・・・ここは・・・?」
Z 「私の家ですけど・・・自分の名前とかおぼえてます?」
D 「・・・・・・・・・・・」
(・・・・・・ン・・・・)
(・・・デーモン・・・・)
D 「・・・・デーモン・・・・・」
Z 「デーモンって言うんですね。
レテ河に落ちて自分の名前を覚えているだけでも奇跡ですよ。
しばらくは不安でしょうけど、すぐになれますよ。」
D 「・・・・・・(あの声は・・・・我輩の名を呼ぶあの声は一体)」
知らなかったとはいえ、悪魔の血を吸ってしまった以上、
そう簡単には消滅できるわけもなく地獄(のレテ河)に落ちたD。
地獄の(心身ともに)癒し系:ドクター・ゼノンに看病されて意識が戻ったけれども、
記憶綺麗さっぱりありません。(レテに落ちたから)
でも愛しさを込めて自分の名を呼ぶ誰かの声だけはうっすらと覚えてる。
方や人間世界では
を亡くしてから生きる屍状態のA
みんな心配してるし、一回地獄へ帰ってみればいいのに。