パラオ共和国運用記 パートY (T88DX)

(2002年8月)
                               




最悪の天候

 8月10〜15日のお盆休みに、JHφXUP(T88UP)/松川さんとともにパラオ共和国から
運用を行いました。私にとって6回目のパラオですが、滞在中はスカッと晴れたお天気は1度
もなく、時折強い風と雨に見舞われる今までで最悪のお天気でした。雨の影響か無線運用中
に停電するわ、パラオでは珍しい地震にも遭うわで、どうも自然に見放されたような気がしま
す。
 今回は体験ダイビングを予約していたのですが、こんなお天気ですからキャンセルし、
おとなしく(?)無線を楽しんでいました。


  





 パラオ初めての朝、空は生憎どんよりとした曇り空。「まぁ、そのうち晴れるだろう」と、
ホテル屋上にワイヤーアンテナを架設しながら天候の回復を待ちました。本来ならここ
ですぐに無線機の前に座るところですが、まず食料品の買い出しと食事に出かけ、結
局電波が出始めたのはお昼を過ぎた頃でした。
 21MHzから運用を始めましたが、さすがに1KW+ビームアンテナの威力ですね。
日本にアンテナを向けCQを出すとすかさずパイルアップになり、幸先の良いスタートと
なりました。


ルーフタワー上の松川さん



T88DXを運用する私



 いつまで経ってもお天気が良くなる兆しが無く、少々気持ちも滅入ってきました。とは言え、
腹が減っては戦もできないので、私たちはいつもになく規則正しい食生活を送っていました。
この日の朝は、ホテルの前にあるインターネットカフェでのブランチでした。
 この日のコンディションはまぁまぁと言ったところでしたが、夕方18MHzでヨーロッパへの
ロングパスが聞こえてくることに気が付いてからは、精力的にヨーロッパへのサービスを行い
ました。とは言え、いつもの如く呼び倒されることに変わりはありませんから、交信数はあまり延びませんでしたけど…







インドネシアのカップ麺
 今回のパラオは天候に恵まれず、予定していた体験ダイビングにも行くことができませんでした。
その代わり、ホテル近くでの食べ歩きに楽しみを見つけました。
 中華料理屋や居酒屋、インターネットカフェなど色々な店に行きましたが、お気に入りはホテルか
ら歩いて3分ほどの所にある台湾レストランでした。折から台湾からの旅行社と思われる団体が賑
やかに鍋を囲んでいましたが、エビのガーリック炒めや空芯菜炒めなどビールのすすむメニューが
美味しかったです。そうそう、ここではパラオの地ビール「レッド・ルースター」でノドを潤しました。


T88DX 交信局数
14 18 21 24 28 TOTAL
SSB CW SSB CW SSB CW SSB CW SSB CW FM
594 141 476 129 1,076 72 158 150 97 20 159 3,080
T88DXのQSLカード