パラオ共和国運用記 パートX (T88DX)

(2001年7月)
                               



5回目のパラオ

 とうとうパラオも5回目になりました。今回は私のホームページをご覧になって
メールをいただいたT88KL/川村さんと、川村さんの同僚・田中さんとご一緒させて
いただきました。

 今回も宿泊はVIPゲストホテル。ジョージさんのシャックからオンエアーさせて
いただき、南の国パラオからアマチュア無線を楽しむことができました。

  



 7月18日。日本航空3469便 関空発パラオ直行便(B767)は、定刻の
20時45分を10分ほど遅れてランプを離れました。機内アナウンスによると
燃料系の故障があったということなのですが、正直出発前にこういう
話を聞きたくはないですね。飛行機の中は搭乗率40%くらいでガラガラ
状態。まだ夏休みにはちょっと早いようです。もちろん私は中央の3席を
独り占めしてゆっくりとパラオまでのフライトを楽しみました。

 私たちの搭乗機は明くる1時5分にパラオ国際空港に到着。雨上がりの
せいかヒンヤリとしていて、日本よりも随分涼しく感じました。
 空港のロビーにはホテルからのお迎えが待っていてくれて、2時には
ホテルにチェックインしベッドに潜り込みました。

 寝たか寝てないのか朦朧とした状態で7時には目が覚め、取りあえず
パラオからの第一声を21MHzで発しました。

首都コロールのメインロード


真ん中が川村さん、右が田中さん
 パラオでは私たちが到着する数日前に大きな台風が直撃し、道路の路肩が崩れたり
看板が倒れている風景が見受けられました。気になったのはホテル屋上のアンテナで
したが、1本のエレメントも折れることなく健在でした。

 無線のコンディションは可もなく不可もなく…。昼間は距離的に近い日本や東南アジアの
局は強力に入感しましたが、北米やヨーロッパはかなり厳しい状況でした。これが真夏の
コンディションなのですね。
 しかし夕方になると、ヨーロッパの奥の方までオープンし、スプリット運用でパイルを
さばきました。これがあるから海外運用はやめられない! ただ、言うことを聞いてくれない
ヨーロッパですから、QSOレートは上がらないのはいつものことです。
 


今回の釣果
 パラオ最終日の7月22日、同行のお2人からのお誘いもあってフィッシングツアーに
出かけました。今回は竿を使わず糸だけで魚を釣り上げる漁法での釣りです。ダイバー曰く、
「パラオの海は魚でいっぱい!」だそうですので入れ食い状態かと思いきや、世の中そんなに
甘くはありませんでした。エサ(カツオの切り身)に魚が食いつく瞬間を指先で感じ、それに
合わせて糸を引くのですがタイミングが難しい! ボートを操船する現地ガイドは次々に
釣り上げるのですが…。結局私は午前中に1匹も釣れずじまいでした。
 気を取り直し午後からのフィッシング。いくつかのポイントを移動したところ、とある場所で
「ガツン!」という強力な引きを感じ、ようやく私も魚を釣り上げることができました。このポイント
では立て続けに2匹を釣り上げることができましたが、その後は全く当たりなしでした。
 結局私の釣果は6時間でこの2匹だけ。約100ドルのツアーでしたから、メッチャ高い魚に
なりました。

 T88DXのQSLカード