- ATFの交換は3種類の方法があります、有るメンテ雑誌では特殊なアダプターを自作しATのバルブブロックに取り付けて行っていましたが一般的ではありませんのでお勧めできません。
- レベルゲージのところから抜く上抜き・・・(部分交換)
- オイルパンを外して下から抜く・・・(部分交換)
- エンジンを掛けてATを動かしクーラーラインから抜き取りながらレベルスティックのところから補充・・・(全量交換)
- 1.と2.の方法ではオイルパンに溜まっているATFのみの交換になります、トルクコンバーターの中や各油圧回路の内部にあるATFは抜けませんので部分交換になります。
- 3.の方法でオイルクーラーラインから古いATFを抜いただけ新油を補充する方法で全量交換が出来ます。
- 簡単なやり方は1番目のレベルゲージからの上抜きです、綺麗に掃除したゴミの付いていないビニールホースを突っ込み吸い出せるだけ吸い出します、BW66の場合これで大体2リッターほど抜けます。
- 2番目のオイルパンを外せばBW66の場合同じく約2リッター抜けます、モデル毎のATFの容量はマニュアルによると下記のとおりです。
- BW66-----8.0 リッター
- GM400----9.1 リッター
- ただ、1.も2.もATF全量8リッターに対してわずか2リッター程度の交換なので交換した新しいATFはすぐに古いATFに混ざってしまい効果は薄まってしまいますのであまりお勧めできません。
- お勧めの方法は3.のATFクーラーラインからの抜き取りです、Sr3の場合ラジエターの冷却水出口に外付けのATFクーラーが有りますがこれのATへの戻り側を外してポリタン等で受けます。
- エンジンを掛けると戻りラインからATFが出てきますのでレベルスティックのところから新しいATFを補充します、この場合のポイントは抜いた量と補充する量を同じにすることです。
- これが結構難しいのですが抜いたATFを入れるポリタンと、新油のポリタンに目盛りを打っておきこれを目安にします、一時的なレベルの変動は大丈夫ですがATのポンプが空を引くことがないように注意してください。
- 詳しくはATF全量交換を参照してください。
- 私の場合は補充をATFクーラーの戻りラインに戻しましたが配管が細くて補充が追いつかず苦労しましたので皆さんはディップスティックのところから補充してください。
- バルブブロックなどは比較的早く入れ替わると思いますがトルクコンバーターに入っているATFは新油を入れても古いATFに混ざってしまいますのでなかなか入れ替わりません、定格容量のほぼ倍の16リッターくらい交換してやっとそこそこ綺麗なATFになりました。
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