天の川温泉  (2001.4.22)

 この2、3日寒い日が続き昨日の雨は夜になっても降り止まなかった。朝は少し冷たく走ると寒
いくらいでしたがいい天気に恵まれました。
 阪神高速を走行中の杉山さんから「喜連付近走行中」の無線、神戸方面からの参加のバイクと同
時に三宅ランプ先に到着。(R309松原市三宅 0845着 4km)

 久しぶり参加された安倉さん(K100RS)、山本さん(R1100S)のお姿も。林さんの友人北田さん
(K1100LT)そして遠く和歌山からお越しの西田さん(R1100GS)、寺井さん(R100RS)は初参加。
 和歌山から参加のお二人は今日のツーリングを「MCC関西のHP」で知ったとのことでした。BMW
の仲間と走ってみたくメールでコンタクトし参加の由。同じ趣味を持つ仲間との出合い・ツーリン
グを楽しみましょう。
 後藤さん杉山さんによる出欠とコース説明の後、「天の川温泉」に向けスタート。(参加は20台
 0905発)奈良方面は休日にGSが休みのところが多くガスチャージが必要なバイクはGSへ。
  R309は普段の休日より車が多い、どの車も新緑を求めて郊外に向かう家族連れ。花の吉野(今
ごろは奥の千本)と同方向に走るためこの時間帯は渋滞が心配。ガスチャージ完了これから追い
かけますと後続のバイクから無線が入る。

  20台ものバイクが走るので事故や他の車への配慮も必要。バイクは右・左と千鳥の形で走りま
す。(勿論 狭いカーブや砂など道路状況や対向車などの状況により自分のバイクに最適のコー
スを優先します。よって千鳥走行には特にこだわらなくて可)
  また前のバイクとの車間距離は近づき過ぎないよう、前を走るバイクのバックミラーに運転者
のヘルメット(目の部分)が見えているところまでが近づける限界(前を走るバイクの死角に入
らないこと)等無線で各車に伝える。

  予感のとおりR170の先、石川付近で渋滞に遭うが板持南交差点を過ぎると流れる。水越トン
ネル(0940 28km)を抜けると目の前に奈良盆地が広がり大和三山が見えてきた。金剛山、葛城
山の新緑を眺めながらコーナーリングを楽しむ。
  心配していた車も少なくなり名柄の交差点、R24と交差する室(むろ)交差点もスムーズに通
過。(1050 35km) この辺りから新緑が一段と冴えていい感じだ。

 大淀町の車坂交差点右折で吉野・黒滝方面へ、役場の先の「吉野ストアー」にてお昼弁当を購
入。(1007 46km)今日の目的地「天の川温泉」は温泉内に食堂は無い、その代わり持ち込みは
OK。
  温泉の隣に小さな食堂はありますが人数が多くなると食事に時間がかかるかも? との思いか
ら弁当持参にしました。ここで皆さん好みのお弁当を購入。
  大淀の町は木材と柿の葉寿司が有名、昔ながらの名残を残す街並みには柿の葉寿司の看板がか
かっている。この街並みをR309黒滝方面への標識に従って走る、橋を渡り左折すると2車線の
広い道に出た。
  ここからはバイク向けのコーナーリングが続き快適な走りとなる。右へ左にバイクを倒してぐ
いぐいと上り坂を攻める。広橋梅林付近は見晴らしがよく遠くの山並みが幾重にも見える。今日
は視界がいい、その分風がきつい。直ぐに広橋峠。(民家あり)

  峠の頂上の分岐を左へ下る(右は旧道で狭くカーブ多い、左は若干広い道)道は広くなったり
狭くなったりと狭い谷間を走る、見通しの悪いところは後続のバイクに対向車情報を送りながら
の走行。途中に無人の農作物の販売所、旬のたけのこが並んでいた。
  女人禁制で有名な大峰山の登山口、洞川への分岐「川合」までは道幅が狭く見通しの悪いカー
ブの多い道。出合い頭にヒヤッと事が何度もある様な道・・・だったが今では道路の改修工事が
進み走りやすくなった。

  道の駅「吉野路 黒滝」到着(1100 63km)、明るい日差しの中で一服する。濃い緑の杉木立の
中に若々しい緑が一段と春を感じさせる。周りにはツーリングを楽しむバイク乗りやグループが
次々と入ってくる。
  私たちのグループも20代から50代のビーマーの集まり、皆バイクを愛する仲間、仕事や年齢は
関係なしのお付き合い。バイクの周りで話しが弾んでいます。
  ここから川合までは道の整備も完了し快適なバイク向けの道が続く。その昔この付近は特に険
しく、昼間でも暗くて曲がりくねった細い一車線が続きバイクでも車とのすれ違うのに苦労した
思いがあります。今はルンルン走行。
  長いトンネルを2つ通り抜けると「川合」の交差点、(1122 73km信号機あり)これを右折で目
指す「天の川温泉」は約4km先。

  温泉の近くに「天河大弁財天社」がある。こんな山奥に総桧造りの立派なお社が建っている。
「天河弁財天○○事件」という推理小説の舞台にもなり有名になった弁財天社。
  弁財天の200m先「天の川温泉(天川村坪内)」に到着、今日は風がきつく桜の花びらが私た
ちを歓迎するかのように降り注ぐ。駐車場には車が少なく、後藤さんとお互いに「良かった」と
頷く。(1130着 77km)

 「天の川温泉」の建物は総桧造りで湯船も桧。3年ぐらい前に露天風呂も作りなかなかいい感じ
だ。ただし桧風呂で10人強、露天で10人弱の湯船のため、混雑したらどうしょうも無い。
 風が心地よい。50畳くらいの休憩室に先客は数人、早速冷たい飲み物で喉を潤す。 美味い!
皆さんお好みのお弁当を肴にバイク談義が始まっていました。愛妻の手作り弁当を広げておられ
るビーマーも、さすが日頃のサービスが違うようです。

  約2時間かけての入浴と昼食の後温泉を後にする。帰りのコースはR168の大塔村坂本へ抜ける道。
道は狭く曲がりくねった一車線、対向車情報を後続のバイクに送りながらの走り。狭い谷間を流れ
る天の川沿いにはオートキャンプ場や青少年旅行村、アメノウオ養魚場などがある。流れる水は透
き通って川底まではっきりと見える。
  川沿いの見通しの良いカーブで後ろを見ると、バイクがずっと連なっている。時折すれ違う車も
狭いところでは停車し通り過ぎるのを待ってくれている。ありがとうを手で送る。

  坂本からはR168で五条方面へ。2車線の国道は走りやすい、すぐ道の駅「吉野路 大塔」に到着。
時間は2時過ぎ、まだ早い。
  次のコースはいつもの広域農道で岩出町まで走り、泉佐野から阪和道経由のコースに決める。
五条市のR24との交差点が混むので紀ノ川左岸を橋本市まで走ることにし、道案内を和歌山から参
加の西田さんにお願いする。
 紀ノ川左岸の道は狭いが渋滞は無い。一旦R24に出て少し走り直ぐ右折、R310を河内長野方面へ、
約3km走りGSの所を左折で広域農道。前を若葉マークの軽四が・・後ろには車が続く。信号などの
いいタイミングを見つけて先に出る。
 この道はアップダウンとコーナーが多くその上信号が少ないバイク向けの道。道案内をしていた
だいた地元のビーマー西田さんを何時しか追い抜きトップを走っていました。後続車から各種の交
通情報を尋ねてくる、「いつものポイント何もなし」を送る。

 紀ノ川を見下ろして走る広域農道は高台を走るだけに風がきつい、今日は「視界良好なれど風き
つし」。皆さん高速コーナーリングを楽しまれましたか? 途中の「はちくまカントリー」にて小
休止し和歌山から参加のお二人とお別れしました。
 
 岩出から根来街道の風吹トンネル経由阪和道の泉南ICへ。ここから阪和道・阪神高速松原線コー
ス組と関西空港線・阪神高速湾岸線コース組に分かれて帰路につきました。
 今日は前日の雨もあがりすばらしいツーリング日和になりました。 ありがとう。

 (帰りの湾岸線「きょうふうのきょうふ」を体験しましたと後日談あり 以下はパオK1さん)
 阪和道に乗った途端、強風でハンドルを振られて、真っ直ぐ走ることすらできず、殆ど酔っぱら
い運転のようでした。
「ひぇ〜、怖ぇ〜!」とひとりヘルメットの中で、叫んでおりました。ギアを一段落とし、必死で
ニーグリップをして、ナントカ真っ直ぐ走らせようとガンバッたおかげで、今日は下半身のみ筋肉
痛です・・・トホホ。
 とにかく、昨日は尻尾を巻いてトットと逃げ帰りましたとさ。
 (あ〜情けないな〜。でもこればっかりはね〜、仕方ないか)

走行記録は天の川温泉でテレコの電源スイッチを切り忘れ録音状態のままテープ終了。
 車の音と人の声、時折鶯の鳴き声が入っていました。よって往路のみメモ。
0835   0km  東住吉区自宅発
0845   5km  三宅ランプ先 到着(0905発) R309経由
0940  28km  水越トンネル
0950  35km  R24室(むろ)交差点
1007  46km  大淀町 中吉野ストアー(1020発)
1010  46.5km  同  岡崎交差点右折
1100  63km  道の駅「吉野路 黒滝」到着(1115発)
1130  77km  天の川温泉到着

追記 今日走ったコースの近くのおすすめ温泉情報 
 大淀温泉   大淀町     吉野ストアー向かいのGS裏 吉野川河畔
 下市温泉   下市町     吉野ストアーから数キロ 下市町岩森 秋津荘 
 黒滝・森物語 黒滝村     道の駅 吉野路黒滝 奥1km
 洞川温泉   天川村     川合から左へ 天川村洞川 大峰山登山口
 天の川温泉  川合から右へ  天川村坪内(今日の温泉)
 みずはの湯  天川村     川合から右へ坂本から数キロ 天川村山西
 西吉野温泉  西吉野村    R168城戸(五条から数キロ)から1km先の
                にしよしの荘とセミナーハウスきすみ館