岡山ブルーハイウェイから倉敷へ  (2001.4.1)

  今年は桜の開花が一週間ほど早く川沿いの桜並木にはもうぼんぼりが取り付けられ、お花見客
を待っている。いつものように駒川ランプから集合場所へ。(0740発 0km)
 阪神高速神戸線でR1100RTが本線に合流・・・菅さんだった。先週、雨でツーリング中止の決
定直後、次週ツーリングの企画をとのメールが菅さんから入っていた。
 芦屋料金所(29km)を過ぎてもゆったりと流している、「何故?」に、「今日はゆっくりと走
ろうと思っています」との声がSPから・・・?
 (そんなことは無い・・・の予測は間違っていなかった・・・すぐに証明された)

 明石SA(0840着 71km)レストハウス前にはいつもの仲間が、今日の太陽のように、にこやか
なイイ顔をして待っていてくれた。先週の「今年最初のツーリング」が雨で流れ たので、今日
のこのいい天気にワクワクの気持ちが表れている。その顔がいいのだよ、好きなことしているこ
とが明日への活力、若さの源なのだから。
 アレ!!!入佐さんの前にR1100RTが・・R100RSはどこへ消えた? 「乗り始めてからまだ
500kmも走っていませんので」と言いながらも周りのビーマーからの質問に応える彼の眼はきら
きらと輝いていた。         
 SAにはツーリングに向かうバイクが多い、暖かい春の日差しにバイク乗りが一斉に動き出す
季節。 春だ!

 第二神明から姫路バイパス、R250で相生・赤穂経由岡山ブルーライン、R2を走ります、通行
料はまとめて払いますとエスコートをしていただく後藤さんの説明を受ける。
 わざわざ見送りに来ていただいた廣島さん、そして先月のライディングスクールでご一緒しま
したかわいいお嬢さん(F650)にも偶然お会いし、今年のツーリングにふさわしいスタートとな
る。(0910発) 
 トップを走る後藤さんもバイクを乗換えR1100GSでは初参加。南紀、乗鞍、伊豆、能登、四国
と一緒に走ったあのワインレッドのK100RSからのイメージチェンジ。
 GSの感想を一言?・・・に「走りません」の答えが返ってきた。走りやのイメージから変身と
思っていたのに、予期せぬ答えが返ってきた。4気筒と2気筒の違いやギャーやトルクの味付け
が違うのだろうか。

 加古川バイパスから姫路バイパスへ、中地(ちゅうじ)ランプを出て左折(104km)みどり
電気前交差点右折(105km)でR250へ、相生市通過。左 御津町の標識に従い海沿いを走る。
この道はいつか来た道、海沿いのいい感じのコーナーリングが続く。

 この春ののどかなやわらかい景色や空気を感じての走りは身体と心を癒してくれる。相生の
ペーロン温泉前の広場では青空市場が開かれ春を楽しむ人で賑わっていた。
 道の周りには桜の花や菜の花など草花が花びらや葉っぱを広げて春を喜んでいる。小さな漁
港(1125 123km)を見ながらのコーナーリング、身体全体でバイクを楽しんでいる様子が伝
わってきます。
 日生の町を通過し岡山ブルーラインへ、ツーリングを楽しむバイクが多い。両側に広がる瀬
戸の海。高いところから見るこの景色にヤッホー、前方のバイクが小さく見える。
 道の駅黒井山にて小休止(1120 170km)ヘルメットにポツ ポツ! 雨だ! 青空から雨
が降ってきた。(幸い通り雨・・しかしあの雨粒どこからきたのだろう?)
K1200RS井上君はオフシーズンにハム免許を取得、自分で無線機をバイクに取り付けた由。そう
です そうです 自分から楽しみを見つけることが大切。無線機とマイクの相性もよく音声は明
瞭に聞こえる。グッド!

 アップダウンとコーナーリングそして景色の美しいブルーラインも岡山市に近づくにつれ直線
コースの単調な走りとなる。大型バイクが連なって走ると乗用車も「先に行って」と進路を譲っ
てくれる、左手でありがとうのお礼を伝えて先へ。
 無理な追い越しをすると車もバイクもボルテージが上がる、先頭のバイクが車を追い抜く状況
とタイミングで車のドライバーも安心し進路を譲ってくれる。各車スピード注意の標識に従いつ
つハイスピードで倉敷へ。(1147 192km 君津料金所 通行料450円)

 昼食をR2岡山バイパス「和の郷あづまや」にていただく(1205着 211km 1305発)、今日は
ぽかぽかのいい天気で家族連れが多く混んでいた。
 昨年末、和気鵜飼谷温泉で入佐さんの親戚の方(プロカメラマン)と偶然一緒になり、今回そ
の時の写真をいただいた。(各バイクのスタート風景、大判のフイルムのベタ焼き写真もありハ
サミで切り分けての分配)

 倉敷は大原美術館や当時の街並みを保存している美観地区が有名。付近にバイクを止める場所
も少なく、やむを得ず美観地区前の道路に縦列駐車。(1315 220km)
 真ん中に川をはさんで両側に古い建物が建っている。川沿いには桜、そして柳のやさしい葉っ
ぱが初々しく春・春・春を感じさせる。

 倉敷は若い女性が行ってみたい所のNo1かどうかは知らないけれど、若い女性と昔若い女性も
春の装いでたいそうな賑わい。桜の花や柳の下でポーズを取るかわいいおじさんの姿も見られ多
くの人がこの景観と春を楽しんでいました。(1400発)
 倉敷駅前を右折しR162経由で山陽道倉敷ICへ。山陽道は交通量少なく春を待っていましたとば
かりに皆さん一気にアクセルON。長かった冬から春を迎え喜ぶ動物たちが飛び跳ねるようにバイ
クは走りだした。あまりの走りにOさんは料金カードを吹き飛ばす。(1430 270km 和気IC)

 お馴染みの和気鵜飼谷温泉(1445 276km 1610発)の露天風呂では次回のコース(吉野、天
の川温泉)や秋の宿泊ツーリング(10月5日夜から別府阿蘇 宿は予約完了)の話に花が咲く。
温泉で熱くなった身体を冷たい飲み物で冷やす。 美味い。 
 帰路の山陽道はフリー走行、バイクは車の流れに乗って適宜、思い思いに、いつものように順
調に走行、竜野西SA(1632 319km)にて解散。
 今年最初のツーリングはお天気良く、コースも良く久しぶりの走りができました。
           (1810 駒川ランプから自宅着 全走行444km   中谷記)   

 毎年最初のツーリングは倉敷にと予定していましたが、いつも雨に降られ途中で引き返すこと
が続きました。今年も3月24日にツーリングを予定しました、いつもお世話いただいているSさ
んから「今回は都合で参加できない」との連絡に「今年は晴れる と密かに思っていました」が
やっぱり雨に降られ中止になりました。 (雨男は・・・誰だろう?)