琵琶湖一周ツ−リング         (1999.5.23) 

  集合7時45分は少し早かったかな、と思いつつ7時すぎ名神桂川Pに到着。いつもお
世話いただく後藤さんはすでに先着、お早うございます今日も多いですよと朝の挨拶。今
日は30台とのこと、そしてバイクの女性が3人も。(7:15  55km) 

 琵琶湖を一周しょうと計画した。天気は上々。簡単な地図を前に、琵琶湖を時計周りで
走ります、京都東ICから西大津バイパス経由R161へ、風車街道を経て 100Km先の琵琶
湖最北端でお昼にします。午後は奥琵琶湖パ−クウエイからR8へ、琵琶湖東岸のさざな
み街道から名神瀬田西ICへ。昼から瀬田西ICまで 130Km位、千鳥走行でお願いしますとコ
−ス説明の後8時10分スタ−ト。

  西大津バイパスのトンネルを抜けると右手に琵琶湖が見えてきた。天気はいいが視界は
良くない。左に仰ぐ比叡山はうっすらと稜線が見えるが対岸は霞んで見えない。係留中の
ヨットのマストが明るい湖面の反射のため黒く揺れて見える。
 バイクが多いのでそのまま湖西道路を走ることにした。バックミラ−にヘットライトが
ズ−と後ろの方まで連なって写っている。料金所の精算に時間がかかる、この間に総勢2
9人11時頃到着しますとレストランに昼食の電話を入れる。 (通行料 830円) 

 9時すぎ志賀ICからR161へ、ここまで来ると国道も交通量が少なく走りやすい。最
後尾の上田さんからメンバ−の2台が止まっているので様子を見ますとの無線、すぐにス
タ−トしましたの報にそのまま走る。先頭と最後尾は2km位離れているようだ。
  この付近は比良山の土砂で川が平地より高くなっている天井川、その川を国道が横切っ
ているので道はアップダウンしている。この時間キラキラ光る湖面や蓬莱山、湖東の近江
富士を楽しみにしていたのに残念。まっいいか、いい天気だから。途中、長寿と交通安全
に霊験ありとされる白髪神社に立ち寄り今日の無事故を祈る。

 出来るかぎり琵琶湖畔を走りたい。琵琶湖周遊道路で西側は風車街道、北側は湖北道路
と奥琵琶湖パ−クウエイそして東側はさざなみ街道と愛称のついた道を選んだ。ところが
R161の高島町から立派なバイパスが出来ていて風車街道への進入路が無い。立体交差
左点の側道から右に見える琵琶湖に通じている道に入りたいが、道路標識は全て進入禁止
で右折できない。しばらく進むと右折できたが、途中の進入禁止には少し焦った。

 風車街道は交通量も少なく路面状況もいいがそれ以上に景色がグ−。5月の柔らかな緑
の中でキャンプやマリンスポ−ツを楽しんでいる家族も多い。空には水鳥だろうか鉤形に
数十羽翔んでいく。右も左も一面レンゲ畑そのなかを私たちも千鳥の形でバイクで走って
いる。ヤッホ−!
  風車街道の道の駅、しんあさひ風車村にてコ−ヒ−ブレイク。駐車スペ−スが狭く大型
バイクの取りまわしに一寸苦労した。駅内の水辺には色とりどりの菖蒲が咲く美しい風景
に心が和む。皆さんバイク談義に話が弾んでいる様子でした。

 ここからは女性の方を先頭の方に来ていただいて出発。ハム免許を取得した竹内さん、
もうスピ−ドは控えめにしますとの声がマイクを通じて届く。何かあったのかな?
 海津交差点を右折し奥琵琶湖パ−クウエイ方面に湖北の道を進む。1.5 〜2車線の道で
左手の山が急に湖に落ち込んだ所に道が走る。桜並木が続き一寸広くなった所は水泳場や
キャンプ場、ボ−トでフイッシングを楽しんでいる人も多い。

 山が迫った道だけにカ−ブ多くしかもきつい。ミラ−に数台のヘットライトを確認しな
がらスピ−ドを落として走行。琵琶湖最北端の入江の町、大浦を右折し再び山沿いに南下
する。先程走ってきた入江の向こう側を見ると山が琵琶湖に直接落ち込んでいる様子が良
く判る。

 予定どうり11時すぎレストラン岬に到着。琵琶湖産の鯉の洗いや豚カツが既に用意さ
れている。お好きな料理の方へお座り下さいとご案内すると皆さん上手く二手に分かれま
した。食卓に並んでいる顔ぶれを見ると豚カツの方は若い方が多かったようだ。

 30人近い食事も予約していたので短時間に済ますことができた。食後はヘルメットを
とった素顔?での自己紹介。遠くは淡路島から参加の方(5時すぎに家を出発されたとの
こと)。R1200Cに乗りたくて大型免許を取りました、大型とって今日で17日目ですと女
性の方。京都祇園で料亭をしています、BMWの皆さんぜひお越しくださいサ−ビスいた
しますと料亭のご主人。今日はご夫婦で参加の方が2組もおられたのには驚き。皆さん今
日一日を楽しむ気持ちとバイクへの思いを述べておられました。
  竹生島もここから見ると丸いあんパンの形で琵琶湖にポッカリ浮かんでいる。島をバッ
クに写真の後再びバイクへ。 (12:20 発) 
 奥琵琶湖パ−クウエイ入口は目の前、ここからR8まではフリ−走行とした。急な道を
山頂近くまで一気に登って行く。路面は整備され走りやすい、右に左にワインディングを
楽しむ。大きくてそして静かな琵琶湖が眼下に開ける。来ましたよ琵琶湖へ。今日の天気
に感謝。

  R8塩津交差点にてガソリンチャ−ジ。賤ケ岳トンネルの先を右折し余呉川に沿ってさ
ざなみ街道方面へ。長浜城サイドで左折、黒壁ガラス館にて午後のコ−ヒ−を頂く。ここ
は北陸道の宿場として栄えた町、今は古い町並みの北国街道として観光で賑わっている。
美しいガラス製品や装飾品にしばしみとれる。(14:30 発 200km)
 帰路のさざなみ街道、順調に走れど南下するにつれ次第に車が多くなる。予定を変更し
琵琶湖大橋(150円) から再度湖西道路(410円) を通って京都東ICから帰ることにしたのが
良かった。
  帰りの湖西道路では最後尾を走りました、これだけのBMWが走ると壮観。休憩の度大
型バイクの女性3人は観光客の注目の的でした。(次は私も口紅を塗ってこよう)
予定どおり5時半に桂川Pにて解散。無事に走ってきました みなさんありがとう。
(集合7時45分は早いかなと思っていましたが、早い時間の集合は走行やコ−ス変更に
もゆとりを持つことが出来ましたのでグ−でした)   (全走行352km 中谷記)