高野山・竜神温泉・十津川温泉ツ−リング    (1997.10.11)      

 朝6時すぎ、屋根を突き破る様な雷鳴に目覚める。雨は少し小降りになるが8時前にま
た強く降りだした。中村さん宅に、暫く様子をみて出ましょうとの電話が通じない。
 トランシーバーをセットしてる間に雨はあがれど路面はびしょびしょ。中村さんは全天
候型ライディグス−ツ(ゴアテックス)に身をかためている。私がカッパを着用しょうか
どうしょうと迷っている間も涼しい顔。私はズボンのみ着用。

  松原を9時前に出発。R309から外環状へ(R170)、河内長野市を過ぎると(R371)路面は乾
燥している。雨の心配は無くなり快適に流す。橋本市に入ると陽が差してきた。左にゆっ
たりと流れる紀の川が美しい。
 高野山道路の急坂・急カーブを楽しみにしていた。しかしトロトロと走る車の後ろにつ
いて走ると眠くなってきた。高野の町は紅葉も色着き秋の気配で落ちついた感じがする。
かるかや堂にお参りし今日の無事を祈る。
 高野龍神スカイライン (全長約50Km 1460円) の料金所を過ぎしばらくすると、山々の
尾根を結ぶ道路となるが, 遠くは雲で霞んでおり展望はいま一つ。コスモスやススキに秋
を見る。これが快晴であればもっと素晴らしいのに。景色を楽しもうと思いつつもスピー
ドアップでコーナーリングを楽しむ。標高930m護摩壇山は少し肌寒い。魔法瓶の熱い
お茶が美味しい。
  ここから中村さんと先頭を交代。龍神温泉までは下りの急カ−ブの連続。3速、4速で
(50〜80km)コ−ナ−を抜ける。 ん・ん!  前車との距離が開いていく。
 日本の三大美人湯の一つがここ龍神温泉。龍神温泉ロッジにて昼食の後風呂へ。露天風
呂からの渓流の美しいこと。 (12:10 着  入湯料 400円) 
 14:20 出発、十津川温泉へR425牛廻越のコースをとる。全線舗装なれど狭い道。断崖絶
壁、千尋の谷、落石、ブラインドの急カーブの連続。その上ガ−ドレ−ルは無い。対向車
あり注意の無線を送れど,突然の対向車にその間も無いくらい。10年前の一度走ったが
今も改良されてなかった。45kmを1時間30分。肩に力が入りました。  
  十津川温泉からR168を北上、小さな集落をいくつも通過、15:10 谷瀬の吊り橋着。日本
一の谷瀬の吊り橋(L297.H54m)を渡りかけるが揺れのため途中で引き返す。地元の方はカ
ブでこの橋を渡るとのことに驚く。

  17:30 再び出発、登りで 1.5車線の狭い道。五条方面への車が多く追い越しは出来ない
ので時間がかかる。五条からR310金剛トンネル経由河内長野へ、R309にて出発地点を経て
無事帰宅。R425は疲れました。   (20:00着  走行約 300Km)            
  注  龍神温泉からは下って田辺市orR424経由金屋町orR371.311経由田辺市 (道)  
      へのル−トの方が無難です。