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公開講座 生野高校同窓会館「時習館」

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第34回時習館公開講座 あの懐かしい授業をもう一度(13)報告

2018年1月27日(土)

『中国での日本語教師体験』 奥村 功先生(旧職員 社会)

アムール川(黒竜江)をバックに
"アムール川(黒竜江)をバックに"
赴任早々、42期1年の担任に
講座の様子

 奥村先生は1987年(昭和62年)から2003年(平成15年)まで生野高校で勤務され、社会科の教諭として主に地理を担当されました。また在職中は42期、50期、55期の担任をされ、46期、52期では学年主任を務められました。赴任早々、42期の1年の担任をまかされ、宿泊合宿の準備のために鉢伏高原に行かれたこと、2年の修学旅行で黒姫高原に行き、キャンプファイヤーでの合唱で歌った「川」に感動したことなど生野高校の思い出も語ってくださいました。
 先生はご退職後、日中の友好を深めたいとして日本語教師養成の講習を受け、中国東北部黒竜江省の桂木斯(ジャムス)大学で2005年(平成17年)から1年半日本語教師を務められました。
 高校時代に読んだ井上靖の「敦煌」による中国・シルクロードへの憧れ、中国映画への関心、1987年の中国旅行の体験などから、思いたたれたそうです。
 中国の学制、桂木斯大学外国語学院日本語科、学生の実態・学生生活、桂木斯での生活、教え子たちのその後について詳しくスライドや資料を交えてお話していただきました。
 桂木斯大学外国語学院日本語科は旧満州での日本との関係から中国での日本語教育の先進地域にあり中国国内だけでなく、ロシア、韓国などからの留学生も受け入れており、教えた中国人生徒の中には非常に優秀で、日本の国立大学や有名私学を卒業して起業したり、日系企業に勤めている生徒もいるそうです。
 現地の夏は涼しく、夕陽がきれいだったが、冬の寒さは厳しく最低気温が-30度以下になったこともあったそうです。地域全体を対象にした石炭暖房があったが日本からのコートは役に立たず、暖房期間の前後の時期の寒さがこたえたと話されました。
 とてもわかりやすく内容の濃いお話でした。退職後に中国で日本語を教え、余暇には中ロ国境や現地を回られるなど、そのパワー溢れる生き方は私たちにとっても大きな励みになりました。

関光雄(高27期)