マンションで○○を削っていた業者
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以前、マンションに住まれるお客様からこんな怖い話をきいたことがあります。

「前に、このマンションのどこかの家でリフォームしてて、
あんまりにも工事の音がうるさいので、見に行ったら、
工事業者がキッチンの吊り戸棚がつけられないといって、
梁(はり…大切な構造部材です)を削っていた」と。

マンションではキッチンの正面の壁の上のほうに、
薄い梁があって、吊り戸棚がぴったりと
奥までつかないことがあります。
しかし、「梁を削る?け・ず・る?」
なんという恐ろしいことをするのでしょう。
耐震性を弱めてしまうだけではなく、
予期せぬ事故につながる可能性があります。

 リフォーム業者は玉石混合、基本的には
自分が工事ができなくても、職人を呼んでくれば、
誰でも工事はできてしまいます。
(建築の知識がなくてもです。)

そこで、マンションは同じ間取りが並んでいたり、
「あちらも」「おたくも」と横並びにセールスしやすいという理由で、
特に悪徳業者
(とは限りませんが、工事よりは住宅設備の販売に力を入れている業者)に
狙われやすいときいたことがあります。

ユニットバスなどは、だいたい2日もあれば工事ができ、
他の部屋から独立しているので、「手離れがよい」と言われ、
ユニットバスという単価の高い「商品」だけに絞って、
どんどん入れ替えを勧めていく。

値段や工事の技術に問題がなければ良いのですが、
例えば、私が、合い見積もりのために、
ユニットバス入れ替えの下見に伺って、
私が天井の点検口をあけて、ユニットバスの外部の奥行きを
測ったり、天井裏の高さを調べていると、
「前の業者さんはそんなことしていなかった」と
言われて、びっくりすりことがあります。

マンションは同じ間取りといえども、梁の厚みや、天井高など
階によって違ったりしますし、商品によっても高さなどは違います。
いざ元のユニットを解体してしまってから、
新しいのが入りませんとなると、大変なことになるのです。

また、きちんとした建築業者の中でも、一戸建ては得意だが
マンションは慣れていない、マンションの構造には詳しいが、一戸建ては苦手
さらに、新築は得意だがリフォームは経験に乏しい(もちろん逆も)、
という場合があります。

マンションは自分だけの家だけではなく、共有部分が多いので、
マンション全体への損害賠償などにつながったら大変です。
マンションのリフォームには、特に業者選びに注意していただきたいものです。



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