間取りを考える
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私が、リフォームのプランニングで一番頭を悩まし、かつ醍醐味を感じる
『間取りを考える』ときのポイントを下にまとめてみました。

●壁は家具を置いたり、棚を付けたりする場所なので、撤去するときはよく考えて!
   
  →間仕切り壁をとって二室を一室にする場合など、家具の配置も検討しましょう。
   例えば、リビングと隣の部屋をつなげるときに、テレビや電話機の置き場所を
   どこにするか、ソファーはどの壁を背にするか、エアコンをつける壁は
   どこか等も考えておくと良いですね。
●間仕切り壁が少ないほど、部屋や家を広く感じるとは限らない。

  →壁を立てることで、かえって部屋に奥行を感じさせたり、壁を立てて
    一度に前方を見せないことで、続きの空間に「サプライズ効果」を高めたり、
    歩く距離によって心理的に広さを感じさせることもできます。
   また、低い間仕切りを立てて、「コーナー」を作る、という方法もあります。
●「一般的には○○は△△にある、といった先入観をなくす。

  →今では、キッチンに洗濯機が組み込んであるのが不思議ではないように、
    リビングのそばに洗面所があったり、ウォークインクロゼットが玄関にあっても
    いいですし、廊下を思い切り広くして、本棚をずらりと並べても自由で個性
    あふれる空間になります。
    つまり、家族にとって一番使いやすいスタイルなら『なんでもあり!』です。
  
  →新築のマンションや一戸建てでは、 間取りに関する最先端のアイデア
    が採用されています。今は、ネット上で間取り図が自由に見られるので、
    いろいろなプランを参考にすることができます。
   (例えば、東急田園都市線の総合不動産企業ノエル のサイトを見てみると、
    それぞれの分譲マンションの「ルームプラン」というところに、
    1人暮らしが楽しそうな1LDKから、ファミリータイプまで揃っています)
    
●動作するための寸法や高さを確認する。

  →いくら家具がうまく配置できたと思っても、実際に置いてみると、
   「引き出しを引く」「折れ戸を開ける」「イスを引く」「物を運ぶ」といった動作が
   やりにくかったり、ぶつかりそうだったり、といった支障があることも。
    
  →吊戸棚に手の届きやすい高さにすると、頭がぶつかる、逆に吊戸棚を天井近く
    につけたら、扉を開いたときに照明器具にあたる、といったことがないかも
    確認が必要です。

 


余談ですが、「間取り」はやはり奥深いものです。
リフォームのプランナーのくせに、「我が家の間取り」が確定せず
数年ごとに、壁があっちにいったり、こっちにできたり(?)
しています。(笑)→二年前の改装前後の間取り




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