一念寺のご紹介

 一念寺は西本願寺の門前町にある浄土真宗本願寺派の寺院です。過去帳には戦国時代(1528年)に開基圓亮によって創建されたとあり、西本願寺の記録によると寛延4年(1751年)8月に門前町に移っています。門徒数三十件ほどの小さな寺院で、もともとは今の場所から300メートルほど南にあり、現在の地に移転したのは明治維新期です。明治15年発行の『寺院明細帳』によると、新撰組を撃退したことで有名な本願寺の重鎮、富島頼母の屋敷のあったこの場所を当寺十四世の玄励が譲り受けており、現在の古いたたずまいは、明治初期の屋敷の面影を残しています。
 現在ではお寺を中心として毎月の法話会や、地域の人々を集めての落語会、ボランティア活動、ソーシャルワーク活動、門前町のツアーガイドなどの様々な社会活動を行いながら、時代に合ったお寺のありかたを模索しつつ積極的に伝道活動を行っています。参拝や観光でも気軽にお立ち寄り頂ける開かれた門前町のお寺です。当寺とご縁をいただいても門信徒になる必要はございませんので、一座経等(葬儀・法事等)でお寺をお探しの方もどうぞお気軽にご利用下さい。

住職:谷治暁雲・副住職:谷治真澄(釋氏真澄)



簡易Q&A


Q.誰でも参詣できますか?
A.もちろんどなたでも参詣できます。宗教、宗派は問いません。観光でふらっと来られる方もございます。英語でも対応できます。



Q.一回だけ利用したい
A.真宗のご門徒は親鸞聖人のご門徒ですので、一念寺の門徒になる必要はございません。ご事情で一座だけの読経をご希望の場合は、以後のご連絡をこちらから一切いたしませんので、ご安心下さい。定期的に無料で送付しております法話や法要の御案内、カレンダー等がお入り用でしたら、どうぞお気軽にお申し出下さい。お布施額は法事で五千円〜五万円ぐらいです。(お布施ですので金額は自由です。)ご自宅でなくお寺をご利用頂くこともできますので、お気軽にお問い合わせ下さい。



Q.お葬式のお布施額は?
A.一般的にお葬式の読経でのお布施額は、枕経・通夜式・法名授与・葬儀・斎場・繰上初七日のすべてを含めて、五万円〜百万円ぐらいを頂いておりますが、お布施ですので金額はお気持ち次第です。(実際には十五万円〜三十万円のあいだで包まれる方が多いです。)お困りでしたら一円でも無料でも構いません。お布施の多少にかかわらず、一念寺さんで良かった!と思って頂けるよう一生懸命お勤めさせて頂きます。



Q.お寺で家族葬がしたい
A.随時(24時間)お受けしております。詳しくはてらそう.comを御覧下さい。亡くなられた場所までのお迎えが必要であれば当寺より手配致します。ご要望等にはできる限り添えるように致しますので、どんなことでもお申し付け下さい。



Q.法事でお寺を利用したい
A.冷暖房完備、すべて椅子席で最大三十五名まで対応可能ですので、どうぞご利用下さい。門信徒の方はお寺の利用料は無料ですが、門信徒以外の方でも気軽な費用でご利用頂けます。詳しくは住職にご相談下さい。



Q.相談を聞いて欲しい
A.私でよろしければ、喜んでお話をお伺いします。微力ゆえお力になれるかはわかりませんが、どんなことでもご相談下さい。仏事以外のことでもお気軽にどうぞ。



Q.門信徒(檀家)になりたい
A.いつでもご連絡下さい。ただし菩提寺のある方は、これまで御法義を一生懸命伝えて下さった菩提寺を大切になさって下さい。菩提寺がない、もしくは疎遠な場合などは、喜んで当寺でお受けします。当寺の門信徒になられますと、定期的に法話や法要のご案内、カレンダーなどの郵便物が届きます。年会費は3,600円です。浄土真宗では檀家ではなく、御門徒とお呼びしています。



Q.門信徒(檀家)をやめたい
A.離檀は自由です。その場合は定期的に届く郵便物に返信用葉書が入っておりますので、そこに一言離檀する旨を添えてご投函頂ければ、すみやかに離檀と致します。また長期に渡り連絡が取れなくなった場合も、離檀扱いに致します。離檀料は無料です。



Q.月参りをして欲しい
A.亡くなられた方の月命日に月参りはいかがですか?お仏壇に手を合わせてお念仏しお釈迦様の説かれたお経に親しむところから、お浄土でまた会える世界が広がっていきます。お布施額は皆様のご負担にならない程度で結構です。早朝や夜のお参りも可能です。(京都では二千円〜五千円ぐらいのお布施額が一般的のようです。)



Q.駐車場はありますか?
A.ございません。誠に申し訳ありませんが、交通機関をご利用頂くか、お車の場合は当寺近辺のコインパーキングをご利用下さい。なお、駐車場はありませんが、バイクなどの駐輪は可能です。



Q.お寺でイベントがしたい
A.明治時代に建てられた落ち着いたお寺で、個展などのイベントはいかがですか?当寺を使用してのイベントに興味がおありの方は、まずはご見学下さい。使用料は一日(午前七時から午後九時ごろまで)五千円で、使用日は貸し切りです。(二時間以内のご使用であれば、さらに減額します。)原則として当日は受け付けることができかねますので、前日までに必ず電話等でお申し込み下さい。



Q.墓参で読経して欲しい
A.いつでもお参り致します。京都近辺でしたら当日の急な御用でも受け付けております。お布施額は皆様のご負担にならない程度で結構です。京都では二千円から五千円ぐらいのお布施額が一般的のようです。お墓の移動等は別途ご相談下さい。



Q.遠方へのお参り
A.日本国内でしたら、北海道でも沖縄でもお参りいたします。基本的に遠方の場合は航空機や新幹線を使用しますので、その際の交通費はご負担をお願いいたします。



Q.法話をしてほしい
A.随時お受け致しております。ご法話のご縁がございましたら、全国どこへでも参ります。老人ホームや婦人会などでも可能です。副住職の谷治真澄(活動名:釋氏真澄)は本願寺派の布教使として活動しております。



Q.ペットの葬儀をして欲しい
A.愛犬、愛猫、愛兎などのご最後が捨てられるようでは忍びないことです。これまでのともに過ごした時間を思いながらお葬式をしてあげましょう。(阿弥陀仏は人間だけではなくすべての命あるものを救いたいと願われて、お浄土へのお喚び声としてお念仏をずっと届けておられます。)火葬にされる場合は、まずはお近くのペット斎場をご予約なさってからご連絡下さい。保健所にお願いされる場合は、保健所の方が来られる前に、お焼香セットを持参してご自宅に参ります。ペットの一座経のお布施額は、五千円(交通費込)を頂いています。当日の急な御用でも受け付けております。



Q.信念を教えて下さい
A.「諸悪莫作 衆善奉行 自浄其意 是諸仏教」という仏教の基本を大切に、良いことをし、悪いことをせず、誠実にして常に我が身をかえりみながら、社会に貢献し皆様から大切に思って頂けるようなお寺を目指して、日々お念仏の道を精進してまいります。









住職谷治暁雲 経歴

1996年 龍谷大学社会学部社会福祉学科卒業
1997年 得度
1998年 中央仏教学院研究科卒業
2000年 一念寺住職継職
2014年 龍谷大学大学院文学研究科卒業
文学修士・博士課程満期退学




一念寺 歴代

開基  圓亮 1528年(享禄元年)一念寺創建

第一世 圓亮 1549年(天文十七年申年) 4月2日往生
第二世 圓頓 1557年(弘治二年辰年) 7月16日往生
第三世 圓順 1587年(天正十四年戌年) 10月24日往生
第四世 圓教 1601年(慶長五年子年) 6月2日往生
第五世 圓照 1657年(明暦二年申年) 10月11日往生
第六世 法圓 1723年(享保七年寅年) 8月18日往生
第七世 圓知 1759年(寶歴八年寅年) 7月5日往生
第八世 圓了 1773年(明和九年辰年) 5月16日往生
第九世 圓超 1792年(寛政三年亥年) 3月2日往生
第十世 圓識 1812年(文化八年未年) 8月11日往生
第十一世 圓戒 1817年(文化十三年子年) 12月16日往生
第十二世 圓諦 1838年(天保八年酉年) 行方不明の為没年不明
第十三世 丁玄 1844年(天保十四年辰年) 12月8日往生
第十四世 玄励 1904年(明治三六年) 4月17日往生
第十五世 達門 1918年(大正六年) 3月6日往生
第十六世 達映 1947年(昭和二一年) 12月4日往生
第十七世 達美 2000年(平成十一年) 1月7日往生

現在
第十八世 暁雲 平成十二年五月十三日 住職継職



浄土真宗本願寺派 一念寺
〒600-8344
京都市下京区柳町324
電話075-352-8635
FAX075-204-4012
住職:谷治暁雲(たにじ ぎょううん)
daylight@gaia.eonet.ne.jp

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