歴史

八木町の背後にある西から東にのびる細い尾根上には、八木城と八木土城の2つの山城があり、南北朝時代(1333〜1392)のはじまりという。
八木城は、標高330mの城山に作られた山城で、南北260m東西340mに広がる大規模なものである。本丸には、山石を荒割りした石材で9.3mの高い石垣を積んで防御の要とし、文禄年間(1592〜1596)の構築と推定される穴太(アノウ)流の城郭石垣を作っている。
さらに本丸には天守台や矢倉台、石塁を築いており優れた技術を見ることができる。縄張りをみると尾根を平坦にした曲輪を作り、東に6段、南に5段、北に3段というように山全体に城郭を配置している。
八木城は、戦国時代の八木氏の本城であり、また別所氏が改修した豊臣時代の城郭である。八木城は、1万5千石の八木藩の貴重なシンボルであり、八木町は初期城下町として貴重な町並みを伝えている。 <八鹿町観光協会>
コメント
地元のお城だが、徒歩では距離があるので今回が初めての登城。山城なので夏は避け、涼しい春か秋がオススメ。
登山口には杖替わりにスキーのストックが並べられ、途中には休憩用に椅子があったり、なかなか親切で登り易かった。(徒歩約40分とのことだが、意外にも約20分で本丸にたどり着く。)
比較的良好な状態で立派な石垣が残っているが、一部崩落が見られるのが残念で利神城の様にならなければと危惧。
八木古城の帰りに再度立ち寄り下山となりました。
オススメ ☆☆☆
難易度 ☆☆☆☆
アクセス ☆☆☆☆
データ
- 所在地
- 兵庫県養父市八鹿町八木
- 通称
- 八木石城
- 形式
- 山城(標高330m、比高230m)
- 遺構
- 曲輪、石垣、土塁、堀切
- 築城者
- 八木氏
- 主要城主
- 八木氏
- 築城年
- 鎌倉時代
- 廃城年
- 戦国時代
- 開城時間
- 常時
- 入城料
- 無料
- 休城日
- なし
- 駐車場
- 『下八木公民館』の駐車場に無料で駐車可。(登山口より約150m)
- アクセス
- JR山陽本線『八鹿駅』よりバス 約15分 『下八木』下車
- 登山口より 約40分