1575年、金森長近は織田信長に越前一向一揆を平定した恩賞として、越前国大野郡のうち3万石を与えられ、翌年より亀山に築城したのが越前大野城である。 その後、土井氏が定着するまで城主は目まぐるしく変わり、1775年には本丸、城下町が、1827年には二の丸、三の丸が火事により焼失。 そして1873年の廃城令によりお城は取り壊しが決まり、競売にかけられ(本丸は37両10文で落札)、越前大野城の歴史は、築城から約290年で終わりを迎えることになった。