マーラー、チャイコフスキー、ラフマニノフ好き管理人のクラシック音楽の部屋「ほんのちょっとクラシック気分」





映 画 と ク ラ シ ッ ク 音 楽



映画の中で「BGM」・・・音楽の役割はとても重要ですよね!
映像の動き、俳優のセリフと表情・・それに音楽が上手くかみ合ってすばらしい効果を出し、私達を感動へと導く。
その効果音楽に、クラシック音楽が使われているのはご存知だと思います。
このコーナーでは、どの映画にどういうクラシック音楽が使われているのかご紹介したいと思います。
映画をきっかけにその作品の存在を知り、クラシック音楽に引き込まれた人も少なくはないそうですよ。




戦場のピアニスト

実在のピアニスト、シュピルマンの実体験を基に、戦火を奇跡的に生き延びたピアニストとその生還に関わった人々の姿が、事実に基づき静かに力強く描かれています。自身もゲットーで過ごした過酷な体験を持つロマン・ポランスキー監督渾身の一作。中でも、缶詰を大切に抱えながら命乞いのために弾くピアノの調べはとても美しく、切なく、そして残酷で、涙が自然に・・・。「ショパン ピアノ協奏曲第1番第1楽章、バラード第1番、夜想曲第20番」や、「バッハ 無伴奏チェロ組曲第1番第1曲」などが、美しく、切なく流れます。

3人のゴースト

テレビ局の若社長フランク(B・マーレイ)はその傲慢さとガメツさで皆の嫌われて者。クリスマス・イヴの夜、そんな彼の前に、過去・現在・未来の三人のゴーストが現れ…。主人公とゴースト達が繰り出す笑いあり、涙ありのストーリーは、大切な何かを思い出させてくれます。クリスマスに是非! この映画では、「ヘンデル メサイアよりハレルヤコーラス」、「ロッシーニ ウィリアム・テ序曲」が流れます。

ベニスに死す

休暇をとってベニスに静養にやってきたドイツの老作曲家が、美少年に心を奪われてしまったことからベニスを離れられなくなり、街に蔓延する疫病によって命を落としてしまう・・・。「愛と死の大交響詩」といわれる映画です。この映画では、「マーラー 交響曲第5番第4楽章 アダージェット」が多く使われています!
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2001年宇宙の旅

最初は〈木星計画〉の名のもとに、初の有人往復飛行を行なうはずだった宇宙船ディスカバリー号は、突然の計画変更を告げられ、土星へ。コンピュータHAL9000の暴走、乗組員たちの生命は・・・。ボーマン船長が行き着く先とは・・・。冒頭の曲は「リヒャルト・シュトラウス ツァラトゥストラはかく語りき」、 他に「ヨハン・シュトラウス 美しく青きドナウ」等が挿入されています。
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七年目の浮気〈特別編〉
地下鉄の通風口からの風でマリリン・モンローの白いドレスが舞い上がる・・余りに有名なこのシーン。このかわいくてセクシーな女性に恋するサラリーマン、実は妻子持ち!気が弱くなかなか気持ちを打ち明けられない、真面目な主人公・・・。はてさて恋の行方は?
この映画では、「ラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番」!が使われていますよ!

シャイン



シャイン
サントラCD
実在の天才ピアニスト、デヴィット・ヘルフゴットがモデルとなった、感動の名作!
厳格な父親の大きな期待を一身に受けて、ピアノのレッスンに励む主人公・・・その父親に与えられた最終目標が「ラフマニノフ ピアノ協奏曲第3番」!ストーリーがストーリーなので、効果音楽とは言えないのですが、この映画で上記の曲が好きになった人も多いとか・・・。あの曲を弾くまでの葛藤が描かれている作品です!!個人的な好みで超お薦めの1作です!!
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アンナ カレーニナ
伯爵夫人のアンナは、駅で出会った青年将校と激しい、そして決して許されない恋に落ちます。離婚を決意するアンナを待ち受ける運命は・・・。文豪・トルストイの名作の映画化。全編を通して流れる音楽はチャイコフスキー 交響曲第6番「悲愴」
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愛がこわれるとき
異常なまでに潔癖性で暴力的な夫から逃れるために、事故死を装って失踪したローラ。名前を変え隠れ棲む彼女に襲い掛かる恐怖を描くサスペンス・スリラー。主演はジュリア・ロバーツ。ベルリオーズ:『幻想交響曲』が挿入されています。

愛と哀しみのボレロ DVD



愛と哀しみのボレロ(完全版)
サントラCD
カリスマ的ダンサー、故ジョルジュ ドンが、亡命するダンサーの役で出演。ラストシーンの迫力ある踊り「ポレロ」が、大きな話題を呼びました。映画全編にわたりクラシック音楽が使われ、ラヴェル:『ボレロ』/ブラームス:交響曲第1番/ベートーヴェン:交響曲第7番第4楽章/ベートーヴェン:『月光』第1楽章/リスト:『ファウスト交響曲』等が挿入されています。

アザーズ
第二次世界大戦末期のイギリス、ジャージー島。グレースは、戦地へ行ったままの夫の帰りを待ちながら、娘アンと息子ニコラスと3人で暮らしていました。光アレルギーの子どもたちの為、カーテンを閉め切っている屋敷内は薄暗い。屋敷では奇妙な現象が次々と起こり始めます…。そして衝撃のラストへ・・・。知ってる皆さんの感想は?
この映画ではショパン:ワルツ第9番『告別』が挿入されています。
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アマデウス



アマデウス
サントラCD
天才作曲家モーツァルトの生涯を描いた作品。もう大半の方はご存知ですね。この映画に関しては私的な意見を・・・すばらしい映画だったけど、冒頭から「えっ?えっ?え〜っ? モーツァルトってこんな人だったの?」私のイメージが音をたてて崩れた瞬間でした。音楽は当然のごとくモーツァルトの名曲オンパレード!映画のオープニングとして、さらにポピュラーになった交響曲第25番をはじめ、交響曲第29番/ピアノ協奏曲第15番、20、22/『魔笛』序曲/『フィガロの結婚』/ミサ・ソレムニスその他数々の曲が挿入されています。
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ミュージック オブ ハート
実話を元に作られた映画。
主人公ロベルタ・ガスパーリは、スラムにある公立学校で子供たちにバイオリンを教えている先生。なかなか厳しい先生です!ところが突然持ち上がった授業の停止と講師職のクビ!意志の強い女性講師は、子供達に目標を持たせるべく、授業継続の為のチャリティー・コンサートを開催することを思いつきます。会場は何とあの”カーネギー・ホール”。クライマックスに流れる曲は、J.S.バッハ の「二つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調。
「きらきら星」に始まり、10年を掛けた1ヴァイオリン講師と子供たちのドラマは実話という事もあって、感動します!