寝台特急さくら
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寝台特急「さくら・はやぶさ」は、東京から長崎(熊本)約16時間かけて走ります。途中鳥栖駅で長崎行き「さくら」と熊本行き「はやぶさ」に分かれます。
 
さくら切符
いつもは北の方ばかりの寝台列車の旅ですが、今回九州方面にも行きたくなり、「さくら」で長崎まで乗車しました。九州へは、小学生の頃、「はやぶさ」で西鹿児島、帰りには「なは」583系を利用して帰って来た覚えがあります。それ以来ですからかなり昔です。ほんとは東京から乗車したかったのですが、費用がかかるので、大阪駅から乗車いたしました。発車時刻が遅いのですが、長崎に到着するのも昼をまわってからなのでこれならといいなぁと思った次第です。
大阪駅出発 1時9分
 
大阪駅
大阪駅から客扱いで夜中の1時に乗れるのはこれが最終なんでしょうね。大阪駅はもうガラガラで警備員がうろうろしているぐらいでした。さて、「はやぶさ・さくら」の入線する3番ホームに向かいました。電光掲示板には特急「はやぶさ・さくら」の文字が掲示されています。小学生の頃乗車したときの「はやぶさ」の時は電光掲示板ではなかったなぁと思い出しました。

あの頃はちょうどブルトレブームの最盛期で、夜中でも子供が写真を撮ってる姿がありましたが、今では誰もいなく、逆に寂しさを感じました。

館内放送で、まもなく3番ホームに寝台特急「はやぶさ・さくら」が入線すると放送が...。
全検上がりのEF66_53号機が牽引してきました。私のイメージではEF66は貨物というイメージなので、ここはEF65_1000が牽引してほしいなぁ。おっと時代がものばれですね。
ゆっくりと入線して来ました。私の乗車する8号車のドアから入り、初めて乗車するB寝台ソロの自動ドアが開き、ぷーんとヤニ臭い匂いが、廊下のあちこちもかなりくたびれた感じがしました。11番下段に乗り込んだ。見た感じ、ひとりで寝るにはちょうどよい広さで狭いという感じはあんまり思わなかった。

列車はゆっくりと大阪駅を滑りだした。さてこれから寝台列車で長崎まで行けると思うとなんだか嬉しいかった。ドアをノックする音が聞こえ、開けると車掌さんがやってきて、切符を見せた。もう時間も1時をまわっているので寝ようと思ったが、いつもように車両を少し見に行くことに、サロンカーには誰もいないのかなぁと思ったんですが、ひとり居ました。たぶん初めての寝台列車で寝付けないんだろうか?。途中、B寝台の廊下を歩いてるとイビキがこだましていた。これを聞くとあー個室がいいなぁといつも思う。

夜中なのでこれぐらいにしておくかと思い、自分の座席に戻りました。撮影はまた明日ゆっくりしょうと、とりあえず自分の部屋だけ写真を撮り寝ることにしました。寝たときに思ったのですが、シングルツインやツインのベットにくらべるとこちらのほうがよかったですね。ベットに継ぎ目がないので、寝やすいと感じました。いつもはなかなか寝付けないのに、今回はすーと寝れました。

瀬戸内
ふと目が覚めると広島でした。今日は雲ひとつない快晴みたいです。まだ時刻は朝の5時だった。せっかく乗車したのだから起きて車窓でも眺めようと思う。歯でもみがきに洗面所へ、おっと飲料水の機械に目がとまり、昔よくこれで冷水を飲んだなぁと思い、飲んでみましたが、冷たくなくがっかり。部屋に戻り、カメラを片手に車内をうろつくことに、ちょうど、はやぶさとさくらとが分かれているとこに、車掌さんが居ました。少し話してみることにしました。今日は混んでいるんですかと言うと、B寝台ソロだけが満席だね。あとはちらほら乗車しているだけですよ。今回は長崎まで行くお客さんが多いですよ。いつもは3人ほどだと言ってました。もうすぐ海がきれいに見えますよと教えてくれた。

車掌さんが、この列車もかなり古くなりましたよ。私が現役で車掌をしている間にはなくなるのかもねぇと話していました。私もたぶんそうだろうなぁと思いました。

日が昇り、朝日が海にあたりキラキラとしてとても綺麗でした。これも寝台列車に乗車したから見える風景なんだなぁと思いつつ、自分の部屋に戻りました。

下関駅到着 8時33分 機関車交換

機関車交換
今日は宇部から知人が乗車してくるというので、宇部に到着するまでにサロンカーに移動した。サロンカーには2人いたが、宇部に着く前にだれもいなくなった。みんなここはあんまり使わないのだろうか?実は今日初めて会う方なんです。私のHPにちょくちょく遊びに来てくれる方です。やはり鉄の話で盛り上がりました。博多まで乗車してくれるとのこと、

途中下関では駅に降りて撮影しました。ステンレスの81と期待したのですが、ローズ色でした。そうそうお土産まで頂きました。

さて列車は博多に到着。博多てぇ綺麗な駅だなぁと思いました。ここで知人とはお別れです。ありがとうございました!
 
鳥栖駅到着 10時20分 はやぶさ・さくら切り離し

切り離し
次の鳥栖駅で、熊本行きの「はやぶさ」と長崎行きの「さくら」を切り離し別の路線に入ります。先に「はやぶさ」が出発し、そのあと「さくら」が出発します。九州でしか見れないED76を先頭に、かなりぼろぼろで塗装も色あせていました。ヘッドマークは一瞬さくらだけに見えるのですが、さくらのマークの中にはやぶさの絵が入って、さくら・はやぶさと書いてあります。

肥前鹿島駅を越えるあたりから有明海が左手に見えてきます。九州に入ってから天気が曇りになったので、せっかくの海の景色が台無しです。この景色は諫早駅手前まで続きます。

「さくら」の最後尾まで行って、過ぎ行き景色を眺めながらすこしぼーとしていました。そのついでにB寝台の写真を少し撮影しました。前の方のB寝台(24系25型)は模様が黒に模様があるのに対し、後の方のB寝台(14系)は木の模様のパネルに落ち着いたシックな色でなかなかよかったです。

長崎駅到着 13時5分

長崎到着
そうこうしている間に終着駅、昼の1時5分に長崎に到着です。
降りて後ろに行くとさっそくDE10が「さくら」をひっぱって帰っていきました。

最後に、感想ですが、B寝台ソロはなかなか快適で、料金も普通のB寝台と同じなのがよいです。皆さんも行く際にはBソロがよいですよ。
 
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