北朝鮮のテロ支援国指定解除について

2008年6月25日



今回の一言はこの問題について触れさせて下さい。

まず、北朝鮮は日本人を拉致して、それらの人たちを全員返していないから

現在進行形でのテロ行使国であることは間違いありません。

それ以外にも、韓国人なども拉致されているし、偽ドル札や覚せい剤の密売、ミサイルなどの

海外への技術輸出や、他国の上空を侵犯してのミサイル発射実験などなど・・

こういった、どこから、どうみてもテロ国家そのまんまやないけっ!っていう国を

テロ支援国指定解除しようとアメリカはいうのです。

イラクやアフガンの時と今回と随分な二枚舌を使いよるな!と素直に思います

アメリカがテロとの戦いだと言うから、日本は様々な支援を行ったのです。

同盟国だから、アメリカの見方をするというのではなく、国際社会の秩序の為に

アメリカに見方したというのに・・・

蓋を開ければ、イラクに生物・化学兵器は無く、アフガンへの進攻もとても正義とは

認めがたいものであったのに日本は、全面的に支援してしまいました。

アメリカの為に大義に背き、そして、喉元をすぎれば、そのアメリカに

背を向けられてしまった訳です。


まぁ、こういったアメリカの態度は誉められたものではないのですが、

そもそも、アメリカというのはこういう国である。


日本は、ここで、裏切ったアメリカへの恨み辛みを並べ立てるのではなくて、

この経験をよくよく後世に生かさなければならない。


アメリカの事は、このさい、ほっとけばいいのです。

人の恨みを買う事を平気で続けている国が、どういうしっぺ返しを受けるかは

おのずと知れています。

だが、日本も政治的妥協から、アメリカの不正義の武力進攻に荷担した

罪は真摯に受け止めて、反省すべき点、被害者への謝罪や賠償は

きちんとするべきでしょう。


で、ここら辺からが、本題となってきますが

このような下劣で信用ならないアメリカのする事に何故日本がいちいち顔を青くして

「北朝鮮のテロ支援国指定解除をしないで下さい、お願いします、アメリカ様ぁ〜〜」

となるのか?

北朝鮮に拉致された日本人がいるなら、日本の軍隊が救出に向かえばいいだけです。

当然、戦争になるかもしれませんが、それが、何か?

国家というものは、国民の生命と財産を守るものです。

日本人がさらわれて、殺されている。

これを助けるのが日本国の仕事です。


ただ、日本は軍隊を持っていないから、簡単にそれが出来ないのです。

しかし、日米安全保障条約において、軍隊を持たない日本が侵略を受けた時は

アメリカ軍が日本軍の代わりとなって、これと戦ってあげます。という条約があるので

これに従って、日本はアメリカに約束を果たして下さいと言ったのです。

それに対して、アメリカは約束を守らずに日本の為に戦ってくれないのです。


日本人として、同朋を助ける為に次の選択の内、どちらを選びますか?

  1. 何としても、アメリカに北朝鮮のテロ支援国指定解除を止めてもらい、アメリカに拉致された人達を助けて貰う
  2. あてにならない裏切り者とは縁を切って、自分たちで助け出す


ここで1と答える日本人は、どの位いるのでしょうか・・・・

でも、新聞やテレビなどの論調は、どこからどう聞いても[2]ではないようです。


私は、勿論[2]で、すぐにでも、国会で「自衛隊による北朝鮮への拉致被害者救出作戦」を

議論するべきだと考えます。

他人に頼る前に、自分で努力しなければ、スジも通りません。

また、日本が努力して、本当に困った時にはアメリカも助けてくれるかもしれません。

アメリカにしても、「自分たちは何もせずに、俺たちを当てにしやがって」的な

感覚はあるのかもしれませんし・・・