歴史教科書問題について

平成13年6月7日



内政干渉です。

国際法上、他国の政治に干渉する事は禁じられています。

だから、そういう事を行えば国際犯罪になるのです。

中国、韓国は国際犯罪国家に成りました。

当然、犯罪者を見つけて、見逃した場合、時として

犯人隠避に当たる可能性があります。

日本国政府は内政干渉を真摯に受け止めました。

これは、犯罪を容認した事になります。

もし、あなたのこどもがある日、学校で窃盗の嫌疑を受けて

身体検査や持ち物検査を行うと学校から連絡があった場合

これに対し、「私の子供がそんな事をするはずがない」

「犯人扱いは絶対に許せない!」と断固主張しませんか?

その時に、学校の犯人扱いに何一つ文句を言わず、

身体検査が行われ、無罪が証明されたとしましょう

でも、子供はあなたの事を犯人扱いした一人と見るでしょう。

日本国政府は断固「内政干渉は許す事の出来ない国際犯罪だ」

と、言わなかった以上、ある意味同罪になりました。

国際犯罪を容認し、真摯に受け止め、検討を約束する国家に

成りました。

もし、ここで、教科書検定に合格した教科書を内政干渉により

書き換えされる事になれば、もはや、日本は

国際犯罪国家の仲間入りです。

拉致する北朝鮮と同じ穴のムジナです。

チベットで虐殺する中国と同じ穴のムジナです。

原爆を投下して非戦闘員を虐殺する米国と同じ穴のムジナです。

百歩譲って、何らかのこじつけで政府見解が「内政干渉ではない」

だったとしましょう・・・(ありえませんが)

しかし、今の国際社会においては権利と義務は当然

同時に問われて来ます。

つまり、これを認めるのであれば、日本国もまた

同じように他国の教科書に対し、歴史的事実と違う記述に

見なおしを要求しなくてはならなくなります。

他国にも歴史教科書の訂正を要求する事はしないで

他国の日本に対する教科書訂正を真摯に受け止める。

このような事はしてはいけないのです。

核の使用を禁止するのなら、すべての国が使ってはならない

少なくとも、国連加盟国においては最低限の義務なのです。

双務といいます。