拉致交渉

2005年5月17日



拉致問題の大きな進展は小泉首相と金正日との日朝会談で金が認めた事で

一気に進みました。

その事で小泉総理の評価がかなり高くなったように見受けられました。

が、しかし、私は全く評価しませんでした。

その事の説明の前に田中真紀子元外務大臣への文句を言わせて下さい。

彼女は選挙の時に「自分は中国と太いパイプがあるから、中国から北朝鮮に

圧力をかけて貰う事で、拉致問題の解決を望める」と嘘ぶき、

外務大臣のポストを貰った後は拉致被害者の再三にわたる北朝鮮への

食糧支援の即時停止、並びに経済制裁発動の声を無視しつづけました。

そして、その親分の小泉は北朝鮮に渡る前、金正日が拉致問題を

認めるか否定するか分からない状況の元で訪朝しようとする時の事です。

拉致被害者からの再三に渡る面会の要求を日程の都合がつかないと

断り続け、とうとう訪朝までに拉致被害者の誰とも1分の時間も面会しませんでした。

そして、訪朝の当日、拉致被害者の連絡会の人達は、せめて空港で見送りを

させて欲しいとの申し出をしたのです・・・

何十年も生き別れた生きているのか死んでいるのかも分からないまま

いつの日か再び再会を果たし、抱き合える日が来るのを一日千秋の思いで

待っている人達です、自分たちの国の総理大臣が自分達の家族の消息を掴んで

来るかも知れないのです、せめて空港で総理を見送るくらいの事を

申し出て何の不思議があるでしょう。


総理の返答は・・・・


「駄目」


この話を聞いて、私は涙を流しました。