拉致被害者はやっぱり日本人

2005年1月5日



拉致被害者の方々が日本に一時帰国(?)された時の記者会見の様子が

テレビに流された時に、彼らの口からでた些細な一言に涙が出ました。


「ご心配かけて、すみませんでした」


この言葉・・・・英語では「I'm sorry」です・・・

世界中のどの国の人間もこの言葉は理解できないはずです。

この言葉が何の違和感もなしに耳から入ってくるのは、我々日本人以外に

いないです。

拉致された被害者に何らの落ち度もなく、全面的に相手が悪いのです。

恨み辛みを吐き出して、長年放置して助けの手を差し出さなかった

政府や政治家への非難を声を荒げて泣き叫ぶ姿を見せてもおかしくない場面です。

それなのに、彼らは謝罪したのです。

この時に私は彼らが日本人であると確信、同時に日本人の美しい

美徳は長い年月を経ても変らない普遍なものである事に

心から喜びを感じました。

それとは、対照に日本大使館に駆け込んで、日本大使館員の方々を始め

日本政府にまで多大な迷惑を掛けて、第三国経由で韓国に渡った脱北者の

記者会見での一言は


「日本政府に対しては色々と言いたいことはあるけど、

全て許せる気持ちになった」



です。