東京裁判を逃れた大物戦争犯罪者

平成12年4月12日



アドレスをよーく見ると解かる事ですが、石井と書いてありますね。

よく、天皇陛下のことを戦争犯罪者と言う人がいてます。

では、天皇陛下は戦争犯罪者なのでしょうか?

答えは、否です。   そのことを説明しましょう。

そもそも、戦争犯罪というのは戦争行為中に行われた違法行為の事で、

捕虜の虐待や拷問、民間人の殺害などの行為を言います。

つまりプロレスで言うなら、技をかける事自体は問題が無いのです

しかし、凶器の使用や目潰しなど、決められたルール以外の行為を取ると

初めて反則になるように、戦争行為自体は決して犯罪ではないのです。

つまり、陛下を戦犯とするには、陛下自身がそういった戦争犯罪の指示もしくは

そういった事実を容認していたという事実が無い限り戦争犯罪者とはなりえないのです。

陛下は、ただの一度も侵略戦争の意思を決定した事も無ければ、示唆した事もありません。

意思を決定したのは、軍部であり内閣なのです。

もしどうしてもと言うのなら、陛下には内閣の決定を陛下自身の特権によって

白紙撤回しなかったという背任罪(?)か大元帥としての使用者責任(?)でも言い出さないと

戦争犯罪者とはいえ無いでしょう。しかし政治の専門家でもない陛下(陛下は生物学者)に高度な

政治判断をしなかった罪を着せるのは酷であるし、使用者責任といっても(私は、この責任は

極論で言えば、あると思っている)やはり、戦争犯罪をおこなった者個人の責任であって、

実際に、指示を出したわけでもない陛下にその責任を問うのは酷であろう。

よって昭和天皇は決して戦争犯罪者ではないのです。

では石井四郎について話します。そもそもよく言われているA級戦犯と言うのは戦争犯罪の

行為を命令した人間の事で、現地で命令を受けて(もしくは命令を受けなくても)虐殺等の

戦争犯罪行為をした人間はBC級戦犯と言うのです。

冒頭に書いた石井四郎陸軍軍医中将もそういう意味ではB級戦犯なのですが、

しかし、彼が大物戦犯だった事は間違いありません。

彼こそは、悪名高い731部隊隊長で、丸太と称する主に中国人を使って

生体実験を繰り返した悪魔(?)なのです。しかし、彼はその実験の研究成果から

GHQとの密約により戦犯追及を免れたのです。

無罪放免となった彼は、その後朝鮮戦争においてアメリカ軍の軍医として

参加し、細菌兵器を使用しています。(このことは、アメリカ側は否定していますが)