いじめについて

平成13年6月10日



大阪の小学校に精神異常者が包丁を持って乱入、児童と教師を

無差別に切りつけて8人もの尊い命が奪われると言う犯罪史上

稀に見る凶悪強暴犯罪が起こりました。

被害に遭われた全ての方々には心からのお悔やみを申し上げます。

さて、その翌日に小学生が公園で刺されると言う事件が起きました

その後の調べで、犯人は被害者にいじめられていた同級生であると

わかりました、大阪の事件に感化されたかどうかは定かではありませんが

おそらくは、大阪の事件を知って何らかの影響があったものと推測されます

「いじめ」は昔からあり、日本人の文化でも、あって当たり前くらいの

感覚でこれまでやってきたのですが、近年いじめの形態は子供達同士の

コミュニケーションからかけ離れ、傷害や暴行、恐喝や脅迫等

もはや、犯罪とよぶのが正しい形態に発展しています。

しかし、これまでいじめに対してそれほど真剣に大人達や教師達

それに、警察が取り上げてこなかったのも事実で、その結果

とうとう、今回のような事件が起きました。

幸い相手の男児は命に別状はないとの事で最悪の結果は

免れましたが、小学6年生がもはや相手を殺す事を選択しなくては

ならないほど、いじめの深刻さは切実なものがあると思われます。

いじめは立派な犯罪として対応するべきであり、捜査権や拘束権の

ない教師に解決を求めるのは、かなり困難な状況であります。

被害者は被害を警察に届け、速やかに警察が捜査に乗り出し

迅速に犯罪者の検挙に着手するようにしなくてはいけないのでは

ないでしょうか?

“いじめ”から“犯罪”へなぜ変わる事になったのか?

教育関係者はその事を当然追求し、今後の為にも色々と

役立てていって欲しいですが、今は学校の責任範疇で収まる

“いじめ“から警察の責任範疇の“犯罪“になっている事を

素直に受け止め、速やかに適切な対応を国に(特に警察)

お願いしたいものです。