中国瀋陽における北朝鮮亡命者事件

2005年1月7日



今更ながら、一言書かせて貰います。m(__)m

世間ではニュースなどの映像を見て、中国の警官が領事館の中へ侵入して

亡命(?)者を引きずり出し連行していくのを大使館員が制止もしないで

逆に帽子を拾って手渡していたと、

随分と中国大使館の大使館員を批判する意見が多かったですね

でも、私は彼らの対応を一概になっていないとは思いません。

なぜなら、北朝鮮人の亡命者を日本国に受け入れて欲しくないからです。

今後、北朝鮮の飢餓や圧制等により、難民が大量に出たとき、

日本にも押し寄せてくる可能性があるからです。

今回(昔だけど)の対応は、日本の大使館に逃げ込んでも全く助けは

得られないぞという印象を亡命の支援者団体(?)に強く与えたはずです。

それは、決して日本の国益に反しないと思います。

勿論、世界の笑いものになったという点は反省して

糾していくべき問題ではありますが・・・

それよりも、彼らのその後の結末は第三国を経由して韓国に

渡るというものでしたが、その事の方が関心が向きますね。

中国国内での、脱北者の摘発はほぼ例外なく、北朝鮮に強制送還

されているのです、そして、本国に送還された脱北者は収容所に収容され

然るべき処置(この表現がポイント)を受けるのです。

今回、彼らが北朝鮮に強制送還されずに済んだのは、その映像が

世界に流れたからであって、決して彼らに特別な理由があって

強制送還を免れたのではないのです。

もし、北朝鮮に強制送還し本国で処置を受けるというのが

人道に反するからという理由で強制送還をしなかったというのなら

マスコミなどに流れていない、他の大勢の脱北者を強制送還している

中国を強く非難するべきである。

そういった部分には一切触れることなく日本の大使館の対応の

無能ぶりばかりを非難するマスコミを私は非難します。

大使館員を非難するマスコミは、なぜ、領事館の敷地を侵略し

常に非人道的な強制送還を続けている中国に対しては非難を

しないのか?

人を糾す前に、自分の卑しさを糾すべきです。