北近畿の草花 夏の9(山) 

[草の名前]

シオデ、ノブキ、ウスノキ?アクシバ、ウバユリ、フシグロセンノウ、ツルアジサイ、
クサアジサイ、ヤマアジサイ、ギンバイソウ、イナモリソウ、イワガラミ、タムシバ、
オオキヌタソウ、クロモジ、カゴノキ、フウラン、ソクシンラン、ナガバシュロソウ、ヤグルマソウ、
ナツツバキ、オオバギボウシ、コバギボウシ、ヤマボウシ、サンカヨウ

シオデ

   林の中に生えるユリ科のつる性の多年草。葉はやわらかく、とげがない。葉は、長さ5-15cm、基部はふつうハート型にへこむ。託葉の先が巻きひげとなり、これでものにからみつく。花は淡黄緑色で雌雄異株。秋に黒い実が付く。写真左が雌花14/07/12、写真右は雄花04/07/19

ノブキ

ノブキ

 林の中に生えるキク科の多年草。高さ、80cmほどで、8-10月に白い花が咲く。果実は衣服について運ばれるので、谷の道筋に生える。04/07/19。右は花、 14/10/04

ウスノキ?ウスノキ 

里山で見かけた、ツツジ科の落葉低木。 赤い実は食べられる。04/07/15

アクシバアクシバ

里山で見かけた、ツツジ科の落葉低木。花期は6-7月で、ピンクの小さな花がかわいい。8-10月に赤い実ができる。味は薄いが食べられる。16/05/27

フシグロセンノウ
フシグロセンノウ 

山寺の近くの空き地で見かけた、ナデシコ科の多年草。高さ50cmほど。茎の節が黒っぽいのでこの名がある。11/01/08

 


ウバユリ
 

山寺の近くの空き地で見かけた。高さ1,6mほど。ユリ科の多年草。大きな丸い葉が印象的。花14/08/14、葉13/04/27。

ツルアジサイ  

川の傍の岩の上に根を張っていた。花が咲いていなければイワガラミとまちがうところだった。ユキノシタ科のつる性落葉木本。14/05/25

ツルアジサイ 

イワガラミ 

落葉のユキノシタ科のつる植物で、林のふちなどに生える。葉は対生で、花期は、5〜7月。花の周囲にがく片1枚の飾り花がついている。14/07/11。

 

タムシバ

タムシバ
山で見かけた実。本州や四国、九州の山地(特に日本海側)に自生するモクレン科の落葉小高木で高さは3〜9mくらい。花の咲く頃、花の付け根に小さな葉が1枚ついているのがコブシでタムシバには葉がないそうだ。08/08/02 

クサアジサイ  

山で見かけた高さ60cmほどのユキノシタ科の多年草。夏にアジサイに似た白い花を咲かせる。葉は鋭い鋸歯があり、互生。08/08/02 クサアジサイ

ヤマアジサイ

ヤマアジサイ
 ユキノシタ科の低木。高さは約1m、葉は長さ約10cmの長楕円形をしている。夏に、直径約3cmの装飾花をつけ、白色、青柴色、淡紅色などが見られる。13/06/08

ギンバイソウ

ギンバイソウ

 山で見かけた高さ80cm程のユキノシタ科の多年草。7-8月頃茎の上にアジサイに似た大きな白い花をつける。15/07/22

 

ナツツバキ

ナツツバキ 別名シャラノキ。ツバキ科の落葉高木。6、7月に白い花を咲かせる。朝に開花し、夕方には落花する。
平家物語の冒頭に「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。娑羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらわす。」とあるが、仏教の聖樹、娑羅双樹(さらそうじゅ)に擬せられこの名がついたといわれる。06/07/03 

イナモリソウ

アカネ科の多年草で、花は5〜6月にピンクの直径1.5cmほどの合弁花を咲かせる。写真左は、花が落ちてガクが見える。08/08/16、14/06/08

 オオキヌタソウ オオキヌタソウ

アカネ科の多年草で、花は5〜7月。山地の林内 高さ30〜60cm。無毛、葉は4個輪生し、卵形または広披針形、柄がある。花冠は緑白色で直径3〜4mm、4〜5裂する。無毛、葉は4個輪生し、卵形または広披針形、柄がある。04/07/04

 オオキヌタソウオオキヌタソウ 

アカネ科の多年草で、花は5〜7月。写真は、実が黒くなっているところ。04/08/12

クロモジ

クロモジ
早春に、花は下を向いて開いていたが、実は上向きに付いている。実はこの後、緑から黒に変わる。樹皮は緑色で、黒い斑点がある。独特の香りがあり、正月の飾りに使う。クスノキ科の落葉樹。08/08/02

フウラン

フウラン海岸の傍の古木の枝に下向きにに生えていたラン科の多年草。木の葉が相対的に大きく見える。常緑樹の樹皮や岩場などに生育する。葉は厚く、長さ5〜10cm。夏に白い花が咲く。08/07/30

カゴノキ

カゴノキカゴノキの花 山で見かけたクスノキ科の常緑高木。カゴノキは生長すると樹皮がまだらにはげてくる。和名は、鹿子の木の意味であり、樹皮がシカの子供のまだら模様のようであることを指している。雌雄異株であり、8月頃に花が咲き、果実は翌年の8月から9月に赤熟する。08/06/07
右、葉の付け根に花が咲いていた。08/09/27
 

 

 ソクシンラン 

山のはずれなどの草地に生える。高さ40cmほどのユリ科の多年草。葉はススキのように細い。漢字では束心蘭で、葉の束の中から花茎が立つからとか。6月ころに直立した茎から、細かな白い花をつける。14/06/07


ソクシンラン

ナガバシュロソウ

ナガバノシュロソウ 

ホソバシュロソウともいう。本州中部以北〜北海道の山地の林内や草地に生える多年草。高さ60cm〜130cm。葉はススキのように細い。花冠は、径1cm位で黒褐色。和名は古い葉鞘がシュロの毛のようだから。ユリ科の多年草。04/08/22 

ヤグルマソウ

ヤグルマソウ

山でみかけた。ユキノシタ科の多年草。高さ1m以上になる。花は6〜7月に白い花が咲く。04/05/22。右の写真、芽生えの頃は、葉が赤みがかっている。14/05/05

 

ヤグルマソウ

花の様子。05/07/31

ヤグルマソウの花

 

オオバギボウシ


 山地で見かけたユリ科の多年草。6,7月に白い花を咲かせる。草丈は0.6〜1mほど。14/07/12

コバギボウシ


山で見かけたユリ科の多年草。葉は卵形で、葉に光沢はない。花は淡い紫色で花茎は30−60cm。花期は7-10月。08/09/27

  ヤマボウシ

 ヤマボウシ山で見かけた、ミズキ科の落葉低木。5−7月に白い花が咲く。05/05/29

サンカヨウ

サンカヨウサンカヨウの花
山で見かけた、高さ60cmほどのメギ科の多年草。5〜7月頃、フキに似た大きな葉の上に花をつける。写真左は、実のなっているところ。林の中で木漏れ日があたっている。04/06/05

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