北近畿の草花 夏の8(山) 

[草の名前]

ムラサキニガナ、ママコナ、イワタバコ、ハナミョウガ、ミツガシワ、ウマノミツバ、モミジカラスウリ、
タニウツギ、ガンクビソウ、ヒメガンクビソウ、オオバアザミ?、ユキノシタ、 ナルコユリ、アマドコロ、
ギンリョウソウ、サジガンクビソウ、イチヤクソウ、タラノキ、トリアシショウマ、コシアブラ、リョウブ、
ヤマブキショウマ、ヒカゲノカズラ、ヌルデ、サワグルミ、ヒメコウゾ、クワ、トチバニンジン、マタタビ

ムラサキニガナ ムラサキニガナ

山で見かけた。茎の下部に付いている葉はハルノノゲシのような切れ込みのある葉。花は額まで紫色を帯び、下向きに咲く。高さ1mほど。キク科の多年草。13/07/06

ママコナママコナ

山道で見かけた、高さ50cm程の半寄生の1年草。ススキの傍に生えていた。葉は長卵形で、長さ2〜8cm。花冠の下唇内面に2個並んで白い部分が隆起していて、これを米粒に見立てたもの。花の近くの葉にはふちにぎざぎざがある。ゴマノハグサ科。03/06/23

イワタバコイワタバコ

山地の湿った岩壁に生えるイワタバコ科の多年草。タバコに似た大きな葉が1〜2枚つく。基部はひれのある柄となる。7〜8月に紅紫色の花を咲かせる。12/08/25

ハナミョウガ
 ハナミョウガ

山で見かけた、ショウガ科ハナミョウガ属の多年草です。花は6月に白い花が咲く。写真は花が終わり実がなっているところ。13/07/06.

ミツガシワミツガシワ

 山の池・沼付近に生える多年草。20〜50cmの高さ。6〜8月に白い花が咲く。葉が三つ葉になっている。リンドウ科。04/04/13 

ミツガシワミツガシワ

山の池・沼付近に生える多年草。20〜50cmの高さ。6〜8月に白い花が咲く。葉が三つ葉になっている。リンドウ科。03/08/15

ウマノミツバ

山で見かけた、セリ科の多年草。葉は全裂し、茎は直立、高さ30〜60cm。7〜9月に白い細かな花が咲く。14/07/12

モミジカラスウリ

モミジカラスウリ

山で見かけた、多年生のウリ科のつる草。雌雄異株。6〜8月ころ、白い花が夜開く。花びらのふちはレース状に細かく裂ける。秋に10cmほどの実が赤く熟する。花17/07/11、葉04/06/21

タニウツギタニウツギ


 谷空木。ウツギというのは茎が空道になっているところから。山道で。スイカズラ科の低木。09/05/19

 

オオバアザミ?オオバアザミ

山すそに生えていました。キク科。幅の広い葉で、高さは1m以上になります。01/06/15

ユキノシタ

 山道で。丸い葉から立ち上がった茎に5枚のピンクの花びら。うち2枚が長い。花期は、5〜7月。ユキノシタ科の多年草。13/06/08

ガンクビソウガンクビソウ

山で見かけた、キク科の多年草。下部の葉は卵状の長楕円形で長い柄がある。上部の葉は細い。根生葉は花のころには枯れる。頭花は黄色の筒状花で下向きにつき、すぐ下に披針形の苞葉が2〜4個輪生する。12/09/17
 

サジガンクビソウサジガンクビソウ

低山のやや乾いた道端などに生える多年草で、根生した葉は放射線状に広がり、長さ9〜15cm、短い軟毛を密生して暗緑色である。高さ、25〜50cmの茎が出て枝先に頭花が下向きにつく。頭花は径8〜15mmの淡緑色。11/08/03

ヒメガンクビソウヒメガンクビソウ

低山のやや乾いた道端などに生えるキク科の多年草で、根生した葉は放射線状に広がり、長さ10cm、高さ、25〜45cmの茎が出て枝先に頭花が下向きにつく。頭花は径8〜10mmの淡黄色。03/07/31

アマドコロアマドコロ

海辺で見かけた。
山地や原野に生えるゆり科の多年草。高さは30〜80cmほど。和名の「アマドコロ」は、根茎がヤマノイモ科のトコロ(オニドコロ)に似て、甘味があるということから付いたもののようです。茎に稜(りょう)があります。よく似たナルコユリは稜がほとんど無くて円柱形なので、茎を触れば簡単に区別がつきます。花期は4〜5月。06/05/06

ナルコユリ

 鳴子ユリ、山道で。ユリ科の多年草。花期は5〜6月。13/06/08

 

一薬草イチヤクソウイチヤクソウ

低山の林内に生える多年草。6,7月に、白い花が下向きにつく。高さ15〜25cmのイチヤクソウ科の薬草。03/07/31 

ギンリョウソウギンリョウソウ

銀竜草。山地のやや湿り気のある腐植土の上に生える腐生植物。高さは8〜20cm。花期は4〜8月。イチヤクソウ科。02/04/16  

タラノキ

タラノキ

 山で見かけた、ウコギ科の落葉高木。花期は8-9月。葉や幹に鋭いとげがある。早春に出る芽は山菜として食べられる。08/05/03 写真右が花。14/09/15

トリアシショウマ

トリアシショウマ

山で見かけた。ユキノシタ科 高さ60cm、花柱2、おしべ10 花弁5。葉は広卵形で、先端はとがり、基部は心形。葉は、3回3出複葉。13/07/07

ヤマブキショウマ ヤマブキショウマ

 山吹升麻。真白い細かな花の穂が細くて 堅そうな茎から四方に伸びている。山吹の葉に似て、全草の形がショウマに似るからだそうな。雌雄異株で、高さ1mほど。バラ科。ヤマブキショウマは低山から亜高山帯まで幅広く分布し、生育環境も草地や林縁、岩場などさまざなところに生える植物です。 04/07/04 

ヒカゲノカズラ

ヒカゲノカズラ

山道で見かけた。03.07.20
  
 

ヌルデ

ヌルデ ヌルデの花
海岸のそばの林で見かけた、ウルシ科の落葉小高木。高さ7mになることも。花期は8-9月に泡のような白い花を多数付ける。9-13枚の小葉からなる複葉で、葉軸に翼がある。秋に葉が赤く色づく。左:09/04/30、右:09/08/25 

サワグルミ  

山で見かけた、クルミ科の落葉高木。葉は奇数羽状複葉で互生する。小葉は5〜10対ある。4月末から6月にかけて垂れ下がる花が開花する。14/05/31

ヒメコウゾ

 ヒメコウゾ
 山で見かけた。クワによく似た甘いがちょっとざらつく感じの実。クワ科の落葉高木。花期は4〜5月。クワより葉も実も小さい。左の写真の下に写っているのが雄花で、周りに白いものが見える。雌花は長い毛の中に赤い点がある感じ。11/05/14.右の写真では、オレンジ色の実がついている。茶色いものは雄花。07/06/22

クワ

クワ
 山野に自生するヤマクワから改良されたもので、カイコのえさ用に栽培されている。高さ10−20mになる落葉高木。葉は互生し、長さ7〜20cmで先はとがり、ふちにおきな切れ込みのあるものが多い。花期は4月で、普通雌雄別株。果実は黒くなり、食べられる。07/06/08

 マタタビ

 

山で見かけたマタタビ科の低木。つる性の植物で花が咲いた後、 ハンゲショウのように葉が白くなる。名前の由来は、旅人が実を食べ元気になり、また旅を続けたという説が有名。写真は、実がなり始めたところ。14/06/14

  
 

リョウブ

リョウブ
山に生えるリョウブ科の落葉小高木。7-9月頃に白い花が咲く。高さ3−7m。幹の樹皮は大きくなると剥がれ落ちる。2011/08/03
若葉の頃は葉が食べられる。2013/04/27 

コシアブラ
コシアブラ

 山の中で見かけた、ウコギ科の落葉高木。春の芽は山菜として食べられる。13/04/27

トチバニンジン

トチバニンジントチバニンジン  

  明るい森林の樹林下に生育するウコギ科の多年草。茎は直立して高さ20〜40cm、頂端に3〜5枚の葉を輪生させる。6月後半頃から花茎を出し、3mm程度の小さな白い花を多数つける。04/07/04

花の後、緑色の実が赤くなる。08/08/16

 

 


夏の8 紅はこべ目次