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明日香キトラ古墳から極彩色の壁画!


 3月5日、超小型カメラによる石室内の調査で、15年ぶりに中国の想像上の動物「四神」の一つ、「玄武」の壁画が確認された明日香村阿部山のキトラ古墳(7世紀末〜8世紀初頭)で、6日、宇宙を表す円形の「星宿(星座)」が天井に描かれているのが確認されました。
 円形の星宿図は古代中国の天文図で、現存する同種の星宿図としては、東アジアでは中国も含め最古であるといわれています。また、新たに西壁の「白虎」と、東壁の「青竜」の一部が見つかりました。
 日本で極彩色の壁画古墳が確認されたのは1972年の高松塚古墳以来です。四神の描写は極めて力強く、星宿の表現も緻密で、古代史研究の極めて貴重な資料になりそうです。
 星宿が描かれていたのは天井の中心部で、朱の線で三重の同心円と、楕円が重ねて描かれていました。楕円は太陽の進行を示す「黄道」で、正円の赤道と交わる点で春分、秋分を示すなど、現在の天文図に通じるほど極めて正確に表現されています。当初は金箔で星を示していたとみられ、金箔の跡が白い斑点となって残っていました。星座は中国で考えられた「二十八宿」とみられ、「天の川」を示すとみられる二重の星の列も残っていました。
 また、青竜の上部に太陽を表す「日像」、白虎の上部に月を表す「月像」が確認されました。「朱雀」が描かれている可能性のある南壁は、機材の問題で、盗掘孔から土砂が流れ込んでいるのがわかっただけで、壁画の有無は確認できなかったようです。(参考:毎日新聞3月7日朝刊)

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