活殺術 玄流

稽古案内


稽古について
◎ 武術基本稽古科目(初伝)

玄流の稽古は、道場によって稽古時間などが違いますので主に行う稽古は若干違います。
ただ、昇級昇段試験科目は共通ですので基本は同じです。
本部道場と京都造形芸術大学での指導は基本稽古科目として以下のものがあります。

① 礼法・作法
② 武道哲学学習
③ 基本身体操法(原理原則の理解と稽古)
④ 体 術
   Ⅰ、護身術
   Ⅱ、合気道(実践合気道)
   Ⅲ、柔術(短刀、ナイフ、棒などに対応)
   Ⅳ、拳法(基本)
⑤ 武器術
   Ⅰ、玄流神伝胎動之太刀 基本
      剣術、抜刀術、居合術、杖術
   Ⅱ、弓術(※1)

◎ 上級稽古科目(中伝以上)

中伝以上では武器術として「玄流神伝胎動之太刀」の実戦的な本伝技をはじめ、「長刀術」「棒術」「薙刀」、「手裏剣術」、体術は拳法として当身(打撃)と関節技、投げ技が一体になっている「制拳」を稽古します。
「制拳」はピストルなどの近代兵器に対応する技も含まれています。
指導者としての玄流中伝免許以上には、試合形式の試験があります。

※1
弓術においては古来の弓術に替えて「フィールドアーチェリーを取り入れています。詳しくは下記を参照。








弓術 と フィールドアーチェリー
古来の「弓術」と現代の「弓道」は、少し違うものです。弓道は古来の「弓馬術」をもとに近代に体系建てられた比較的新しい武道です。故事にならって神社などで行われる「流鏑馬」は、古来からの「弓馬術」です。これは「剣術」と「剣道」とは違うのと同じと言えば分かるでしょう。詳しくない方は、この例えも分からないかもしれません。
現代スポーツ武道ととして行われている「弓道」は、命中率より作法を重視しています。それらのいきさつは調べればわかることでしょう。そして「射的場」に関しても統一した規定があります。しかし、玄流では武術である限りやはり命中精度にこだわり、どんな体制でも命中させる武道的集中力を重視したいと考えました。それが武術としての姿に最も近いと考えたからです。そこで、古来の弓術に代わり高度な射的精度とあらゆる体制からでも命中率を求められる実戦的な「フィールドアーチェリー」を、古来の弓術に代わり取り入れています。
フィールドアーチェリーは、道具自体がオリンピック競技のアーチェリーとは違い、スタビライザーや照準器などのデバイスを一切つけず、ベアーボウという素のままの弓を使用します。また、的の位置は崖の上であったり、谷の下にあったり、距離と高さも一定ではありません。まさに森で「狩り」をしているかのようです。
 これら足場も条件もすべて違う的を撃ちながらコースを回ります。
アーチェリー合宿に関しての記事や写真などは、「アーカイブ」のページを参照。








大学クラブの新入生歓迎会を兼ねてのアーチェリー一日合宿




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