久しぶりに見たアカヤシオ
鎌ガ岳
2005年4月29日
武平峠より往復
2005年春。
鈴鹿スカイラインの武平峠までは自宅から45分、
峠からは標高差400m、登り1時間、下り45分。
その手軽さゆえに数え切れないほど登っている。
見頃を迎えたアカヤシオをめあてに
今年も山登りシーズンの開幕だ。
8時20分自宅を出る。いつものようにコンビニで昼食&水分&アルコールを調達し、9時15分。部平峠駐車場に到着。
久しぶりの山登り。1年ぶりの鈴鹿である。
咲き始めたアカヤシオを眺めながら、ゆっくりと登ってゆく。
「今日は疲れてるので、ペースは上がらんからな!」
「他人が勝手に設定したコースタイムなんぞ気にしないで行くからな」
久しぶりのせいなのかペースが上がってこない。
「お父さん、山登りを引退して畑仕事に専念する?」
「うるさい!昔からテクニックで上るタイプなんだよ。」
「最後の鎖場は鎖なしで登ってやるから見ておけよ。」
Toshiとのやり取りが少し寂しい。
アカヤシオやコブシの花を眺めながら、いよいよ最後の登り。
鎌が岳名物「胸突き八丁」の鎖場である。
ここを越えれば頂上だ。
下ってくる人たちを待つことになる。
約束どおり、鎖を使わないでルートをちょっとだけ外して登ってゆく。
「はーい、よい子は真似しちゃいけませんよ」
鎖場の取り付きから下る人に指示を出す。
「山を背を向けずに後ろ向きに下りましょう。」
「ひとりづつ降りなきゃ危険ですよ」
「まだまだ日は暮れません。ゆっくり下りましょう」
などと中高年のパーティを冷やかしながら
かぁちゃんとToshiに合図を送る。
「オッシャー、上がって来ーい!」
GW、アカヤシオの見頃
鎌ガ岳の山頂は多くの人たちで
にぎわっている。
ビールを飲んで、ラーメンを作って、今日は時間がたっぷりある。
御在所へのダブルアタックもない。鎌尾根のピストンもない。
のんびり下っても昼過ぎには武平峠に下りられる。
吹き抜ける風が心地よい。
さて、昼寝をしよう。
時間がゆっくりと流れてゆく、
ゴールデンウィークの初日。
眠らなくても、しばらくはゆっくりと時間を流そう。
12時15分、武平峠に向けて下る。
今度もゆっくりゆっくりとアカヤシオを堪能しながら、下ってゆく。
御在所、雨乞、綿向、雲母、鈴鹿の山が美しい。
春霞の中伊勢平野がでっかい。
のんびりと、のんびりと
ProjectY2005の山登りが始まった。