藤原クリニック 奈良 精神科

診療案内

医師ひとりだけの外来診療所です。入院設備やデイケア施設はありません。

心の問題すべてを扱いますが、医療機関ですので医師がかかわるべき問題が対象になり、いわゆる悩み相談は対象外となります。 初診の時点でまず、この点の振り分けをします。

たとえば、「近所付き合いで悩む」という内容の場合、それが近所のしきたりなどで現実に誰にとっても難しいものであれば、 「治療」にはなりません。でも、そのためにご本人が度を越して沈んだ気分になるようなら該当するかもしれません。 問題のありかを事前にご自身で判断するのは難しいことです。

まずは診察を受けていただき、その上で治療の対象となる問題かどうか判断します。 そのためにはこれまでの経過だけでなく、生い立ちや生活環境、家族環境などもお尋ねしなければなりません。 以前に精神科・心療内科にいらっしゃったことのある方でしたら、その時の治療内容もお聞きします。以前の医師からの紹介状をお願いする場合もあります。

こういう情報をもとに治療が必要かどうか、どういう治療方針にするか、話し合いながら大まかな方向を決めます。 ですから初めての診察には時間がかかります。



「治療」には精神療法、薬物療法の大きな2つの柱があります。「心の状態を薬で変えるなんて(いやだ)」と、 薬が敵であるかのように言う方もいらっしゃいます。初めての薬に不安になるのは無理もありませんが、役に立つものは使います。 薬物療法には半世紀を超える歴史があり、身体にはたらく薬と同様に厳密な検査を経て認可されるのです。最初から精神療法(いわゆる「カウンセリング」です) だけで治療するという選択肢は、ほぼありません。必要に応じて薬を使いながら良い方向を目指します。

 藤原妙子(医師)
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