2007.9.18 やったで!4×100mリレー銅メダル2008.8.22

終に4×100mリレーで日本チームが銅メダルを獲得しました。
一昔前なら日本人が短距離でメダルを獲るなんて考えられなかった事です。
彼らが3着で入ったのを見て、久しぶりにテレビの前で拍手してしまいました。
その後ウイニングランを見ながら感動は続いたものの、 心のどこかで早くインタビューの場所まで上がって来いよと思ってました。 実はトイレに行きたくなっていたのです。 しかし、スタンドの為末が泣いている映像が映しだされ、思わず私も泣いてしまいました。
長いウイニングランの後、インタビューが始まり末続が言いました。 この勝利は今まで辛い時期も走り続けた日本の短距離選手の勝利だと。
その言葉を聞いて私が思い浮かべた選手は、 末続の師匠高野進と、彼の大学の先輩で10秒00の日本記録がいまだ破られない、 今日のテレビ中継の解説者、伊東浩司でした。
しかし、最終走者の朝原のインタビューに移って、彼も同じように 過去の日本選手の上に成り立った成績だと言った時、 せいぜい井上悟という名前しか思い浮かばない普通の日本人の私が忘れ去ったスプリンター 達の事を朝原や末続は言っているのだろうと思いました。
末続がパリで銅メダルを獲ってから、俄かに陸上に注目し始めた私には、 その言葉が重く、更に感動を深めました。
前日に上野の信じられない連投で金メダルを獲った女子ソフトボールチームに対して、 「悲願の金メダル奪取」という表現がされましたが、 この4×100mリレーのメダルは短、中、長、全ての陸上選手にとっての、 まさに悲願であったに違いなく、 そしてある程度、走るということに関心を持っている日本人の悲願であったのだと、 ここで私は言いきってしまいましょう。
今回もアメリカはバトンを落としたし、走るに関しては早いチームが予選落ちして、 棚ぼた的な勝利なんて言われそうだけど、リレーってのはそういうもんだし、 小学生の時からバトンの受け渡しなんて嫌ってほど練習させられてる我々から見れば、 あんなの屁だ。
だいたいアメリカ流は日本に馴染まない事を証明してるのが今の日本の短距離。
自分の仕事でも「脱アメリカ」を主張し続けてる私には小気味良いわけです。
でも、マイルリレー寸前で為末と代わった金丸君はどうしちゃったんでしょうか。 ちょっと心配。