「薄すぎる携帯」
KDDIのCMを見ていて???となってしまいました。
見ていない人のためにあらすじを紹介します。
映画館で映画を見ていると携帯が鳴ります。 電源を切り忘れていたことに気付き、慌てて電源を切ろうとするけど携帯が見つからない。 焦った男は体中を捜すが見つからず、周りの白い目を感じつつ、ついにはパンツ一丁に。
携帯は彼の靴までずり落ちていたのです。
このCM、何が言いたいかと言えば、「靴までずり落ちていたことにも気付かないほど薄い!」
KDDIにしてみれば、それが売りなんでしょうが、私にしてみれば、冗談じゃない。
実は私はKDDIの携帯を使ってるんですが、今使ってる携帯でもしょっちゅう行方が分らなくなるのです。
私は仕事にしか携帯を使わないので、映画館に携帯を持って行くことはありませんが、 あのCMは悪夢です。上映中に自分の携帯が鳴って、しかも見つからないなんて。
実際、映画を見ている最中に、隣に座っている人の携帯が1度ならず2度までもけたたましく鳴り、 「電源切ってください。」と文句を言ったこともあるので、 自分の携帯が鳴って鳴り止まないなんて事態は最悪だと思ってます。
なのに、そんな事態になることが自慢みたいなCM流されちゃうと、 「お前ら、客なめとんのかい!」と言いたくなります。
「リーサルウェポン4」という映画では、 「携帯電話の会社は、携帯電話を無くしやすいようにするために小さくしてるんだ。」 というような台詞が出てきます。
あのCM見てると、それも真理かと勘ぐりたくなってしまいますよ。
だいたい、私は携帯なんて持ちたくもないのです。仕事の車には無線だって付いてるんですから。 その上にポケベルまで持たされてたんだから、携帯電話なんぞ絶対いらないと思ってたんですが、 携帯電話が普及するに従い公衆電話がどんどん撤去されて、ポケベルが鳴ると、 かなり遠いところにある公衆電話に回り道しないといけなかったり、連絡するまで時間がかかるので、 その間に何度もポケベルが鳴ってイライラしてしまったりで、ついに携帯を持つようになりました。
公衆電話を撤去したNTTへのささやかな抵抗として、当時のセルラーと契約したのですが、 KDDIとなった今、件のCMを流すようでは、電話会社なんていずこも同じとがっかりしています。
公衆電話を撤去することも、公衆道徳を無視することをよしとするCMを流すことも、 根にあるものは同じ。 携帯は持ってるのが標準、みたいな姿勢が嫌ですね。
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