E-EL41 CORSA |
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TOYOTAコルサは、準同型車であるターセルと共に、カローラとスターレットの中間に位置する車として78年に発売されましたが、ヴィッツ/プラッツの登場と共に1999年生産を終了。21年の歴史に幕を閉じました。ちなみに、現在の後継車種はベルタになります。 トヨタ初のFF車としてある意味テスト的に新技術を導入したような車とも言えます。ちなみに、当時のライバル車はレオーネやシビック等。 また、86年には1500ccターボ・リトラクタブルライトを装備したスポーツモデルが発売されたものの、90年のフルモデルチェンジではスポーティーなターボモデルは姿を消し、女性をターゲットにした3ドアハッチバックが目立った事、そして94年のCMソング「カローラUに乗って」で、兄弟車であるコルサ/ターセル/カローラUには特に女性向けとしてのイメージが強まりました。 ちなみに、これまであったスポーツタイプはサイノスとして別車種に独立しましたが、どちらかと言えばこれも女性向き。また、おそらく世界で最も多く生産されたであろうガルウイング車にして、現在の私の愛車であるセラのベースにもなっています。 知名度に関しても、スターレットとカローラの間にある為にマイナーというか、特徴がないのが特徴といわれるようなベーシックカーですが、手頃なサイズで走りも搭載量も悪くなく、経済走行に徹すれば街乗りでも結構走ってくれる、1300ccなので、パワーなどもう一寸あればいいかなという所もありながらも実用車としてはなかなかな車です。 特に、私が乗っていたこの93年型はバブル期に設計されたものなので、ツインカムエンジンの他、安全装備n充実や外装や内装の作りもよく、安価なコンパクトカーとしてはなかなか贅沢なものとなっていました。 なお、個体名の由来は、SFの名作「戦闘妖精雪風」ではなく、この雪風の名前の由来になった旧日本軍一等駆逐艦「雪風」から。 数々の戦闘に参加しながらも最後まで生き残ったという事から、機械としての寿命を全うするまで乗り続けてやりたくてつけた名前です。 それにしても、「戦闘妖精雪風」がアニメになるなんて、名前をつけていたときはまったく考えていませんでしたよ。ええ |
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ボンネットに貼られた「NO STEP」と「NO
PUSH」のステッカー。 ボンネットの上に乗るな。ぶつからないように、「押すな」と貼っています。 |
リアには、後ろに向けて追突防止用にフロントと同じ「NO PUSH」とバンパーの上に「NO STEP」を貼っています。 |
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燃料給油口には、これまた戦闘機用の推奨燃料の指示(タンク容量は370アメリカガロン(1682リットル)で燃料はJP-4か5を使えというもの。 実際に使用する推進剤は、無鉛ガソリンで、タンク容量は45L。飛ばさなければ航続距離は500キロ以上。 |
右のドアミラーには、かずかときお先生のバイク漫画「風駈少女組」のステッカーを貼っています。 私にとっての安全運転の御守みたいな物です。 |
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外装へ貼りまくったステッカーと違って、内装やパネルはいたってシンプル。ATの表示部分を中央に左に速度計と警告灯、右に燃料と水温計。 まあ、普通の1300ccの小型乗用車ですし回転数は音で大体のあたりをつけています。 |
雪風と過ごして |
雪風との出会いは社会人1年生の頃、値段と実用性、そして後方視界でコルサを選びましたが、当時はそれほどの車の趣味は持っていなかったとはいえいろいろと愉しみました。 会社勤めに他にもいろいろ趣味を抱えていたのでそれ程走り回る事もしませんでしたが、それでも車を洗って走るというのは実に楽しく、趣味のステッカーを貼ったりといろいろ遊んでいました。 そんな中で、少し手を入れたところは車検に合わせてエンジン内洗浄とマイクロロン処理をしたり、タイヤは標準より少し上のものをはかせたり。ただそれだけでも走りの調子は変わってくるし、比較的弄りやすいので初心者ながらもプラグ交換をしてみたりと入門にはうってつけだったと思います。 まあ、最初に乗っていたのが親のソアラという事もあり、全行程エアコン入れっぱなしDレンジでぬぼーっと流していける車だったので、セカンドに入れて引っ張ったりするという行為もこれで判ったというか。 友人の引越し手伝いに使ったり、はたまた開通間もない山陽道で***キロで巡航しながら唐突に最高速テストをしたりといろいろしましたが、よく走ってくれる本当にいい車でした。 2003年4月20日、走行距離48821キロで退役しました。本当にありがとうと言いたいです。 |
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